手焙形土器 (古墳・前期)
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鉢形土器の上半部に半球状の覆いを付けた形状の土器で、手焙り用の火鉢によく似ていることから手焙形土器と呼ばれている。用途は明らかでないが、内面に煤が付着した例があり、内部で火を燃やしたものと考えられる。火を使う祭祀に用いられた可能性が高い。無文のものが多いが、雀居遺跡の土器はスタンプで円文、ヘラ描きで三角文、有軸羽状文などが装飾されている。内面に煤の付着は認められない。器高17.2cm、幅18.0cm