蛸壺(たこつぼ) 古墳時代前期(3世紀)
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口径6p前後、高さ10p前後の丸底の素焼きの土器で、イイダコなどのタコをとる壺として使用していたと考えられます。口縁の近くに孔が一か所ありますが、これは親縄に複数の紐を通して、蛸壺をくくり付けるためにあけられたものです。
日本では、弥生時代に大阪湾から播磨灘に至る瀬戸内海東部において蛸壺漁が登場しており、古墳時代に入って博多湾などの北部九州沿岸に伝わったと考えられています。