甕棺の上甕 弥生時代中期
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この土器は、弥生時代のタマネギを模したものではありません。大形の土器に遺体を納めて埋葬する「甕棺」に用いられた壺形土器です。上半分は割り取られ、上下逆にして用いられていました。甕棺は2個の土器で構成されることが多く、遺体の入るほうを「下甕」、蓋の役割をするほうを「上甕」と呼んでいます。この土器は、上甕として用いられていました。