福岡市における児童虐待に関する相談対応件数は、年々増加しており、地域全体で児童虐待を防止する体制を整備することが求められています。
また、小児医療の現場では、頭部外傷をはじめ、身体的虐待を疑わせる子どもの受診も多い一方で、医療機関においては虐待に関する知識や被虐待児の診療経験が不十分であったり、組織的対応の体制がなかったりなど、十分に対応ができない場合があります。
このような状況を踏まえ、福岡市の中核的な医療機関を中心に、児童虐待対応のネットワークづくりや保健医療従事者の教育等を行い、児童虐待対応力の向上を図ることを目的に、「児童虐待防止医療ネットワーク事業」を平成26年7月より行っております。
拠点病院には、児童虐待専門コーディネーターを配置しています。
児童虐待専門コーディネーターは、院内及び地域の関係者との連絡・調整を行います。
児童虐待専門コーディネーター等が、地域の医療機関からの児童虐待対応に関する相談に対応します。
拠点病院は、地域の医療機関の医師等を対象に、院内の児童虐待体制整備方法、症例検討等の教育研修を実施します。
児童虐待対応を相談できます~福岡市児童虐待防止医療ネットワーク~ (8,102kbyte)