令和4年度の福岡市埋蔵文化財センター考古学講座および企画展のテーマは、「海と山がおりなす歴史」です。
福岡市は、平野(福岡平野・早良平野・今宿平野)を中心として、前面に海(博多湾・今津湾・玄界灘)、背後に山(脊振山地・三郡山地)をひかえた地形をしています。この地に人々の暮らしがはじまって以来、海と山、それぞれの地域で歴史が刻まれてきました。本講座・企画展では、縄文時代から中世、近世にいたる「海と山」の遺跡と出土品をご紹介し、そこから知ることのできる人々の暮らしや信仰など、歴史の一側面に迫ります。
また本年度は、脇山A遺跡などの脇山圃場整備事業に伴う発掘調査の終了から30年、今宿五郎江遺跡などの伊都区画整理事業に伴う発掘調査の終了から10年の節目でもあります。
わたしたちがふだん何気なく目にしている福岡市の海と山が、実は地域の今を形作る歴史の舞台であったことを感じていただければ幸いです。
前期展:縄文時代・弥生時代・古墳時代の海と山【終了】
後期展:古代・中世・近世の海と山
展示室の様子 その1
展示室の様子 その2
鴻臚館跡出土 瓦
福岡城下町遺跡出土 近世陶磁器
福岡市埋蔵文化財センター第3展示室
前期展 令和4年5月17日火曜日~令和4年10月9日日曜日
後期展 令和4年10月15日土曜日~令和5年2月19日日曜日
9時から17時(入館は16時30分まで)
毎週月曜日・年末年始(12月28日から1月4日)
URL: https://www.city.fukuoka.lg.jp/maibun/html/