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更新日: 2022年8月18日

福岡市移動飲食業組合(主に天神エリア)の組合長の声

令和4年7月、応募を検討されている方に屋台営業をイメージしていただけるように、福岡市移動飲食業組合の迎(むかえ)組合長にお話をお伺いしました!


福岡市移動飲食業組合の迎組合長

1 屋台営業について


Q1 屋台のやりがいや、魅力は何でしょうか。

お客様との距離の近さだと思います。オープンキッチンなので、普通の店舗とはお客様との距離の近さが全然違います。

観光客の方もたくさん来られます。地元の方と一緒になって、福岡のいいところや文化を伝えながら、ワイワイとコミュニケーションを楽しめる。やっぱりそれが屋台の魅力じゃないですかね。


Q2 営業日の1日のスケジュールを教えてください。

朝9時に起きて、まずニュースをチェックします。お客様とのコミュニケーションのためにも、世の中の動きは知っておきたいですからね。

ニュースをチェックし終えたら昼の1時頃までもう一度寝て、2時から仕込みや買い出しをします。

屋台の占用時間(その場所の利用が可能な時間)は5時からです。ですから、5時から設営できるように屋台を運んできます。オープンはだいたい6時頃です。

夜中の2時頃に営業が終わり、屋台を撤去しますが、ゴミ処理や掃除があるので、設営より時間がかかります。撤去が終わるのがだいたい3時45分頃。

それから帰宅して、寝るのは朝の5時くらいです。


Q3 屋台の営業で大変なところはどういったところでしょう。

やはり、準備や片付けだと思います。屋台は毎日が引越しですから。

暑さや寒さ、天気との戦いもあります。私は、待っているお客様がいるから、少々の雨でも営業します。

あとはメニュー構成。屋台では生ものが出せないので、自分のオリジナリティを出すのが大変。私の屋台、「喜柳」では、季節ごとにメニューを変えています。

でも、お客様の喜ぶ姿を間近に見ることができるし、観光客の方が「また来るよ!」と言ってくださると嬉しいし、大変さ以上にやりがいがあります。


Q4 どんな屋台を目指していきたいですか。

お客様に一期一会を楽しんでいただいて、満足することができる屋台。福岡の伝統や文化を伝えられる屋台。

観光客の方に「楽しかったよ!」と言っていただいて、1年後とかに「また来たよ!」と言っていただけたら最高です。


2 組合について


Q5 組合ではどのような活動をしていますか。

道路の占用許可申請など、区役所の窓口などで必要な手続きのサポートを行っています。

酒屋さんなど、仕入れ先の業者さんとのコラボイベントの企画などもあります。

また、地域貢献として、年に2回の清掃活動も行っています。


Q6 組合に加入するメリットはどういったところでしょう。

やはり、困った時にみんなが助けてくれるのが大きいです。右も左もわからない時に、組合員全員が助けてくれるというのが一番のメリット。

組合のLINEグループもありますので、登録していただいたら簡単に相談できます。

エリアごとに理事(役員)がいるので、そちらに直接相談してもらってもいいです。


3 応募者に向けたメッセージ


Q7 どのような人に応募して欲しいですか。

戦後から続く屋台の伝統と文化を継承していくため、情熱をもってやってくれる方に応募してほしいです。


Q8 屋台を始める時に注意しておきたいことなどはありますか。

最初は、いわゆる常連客がついていませんから、売上が厳しいかもしれません。1年くらいは赤字でも続けていけるように、資金を用意しておくと安心です。

初期投資としては、屋台、器材車、備品(ガス)など、新品だと500万円ぐらいかかると思います。それでも、店舗を始めるよりははるかに安いです。

あとは体力ですね。頑張れば頑張るだけ、自分に返ってくると思います。


Q9 最後に、応募者に向けてメッセージをお願いします。

屋台は福岡の伝統・文化。一緒に盛り上げていきたいです!

相談にも乗りますので、遠慮なく声をかけてくださいね!