鮮やかなピンクの空を背景に、ぼんやりと月を反射しながら、内部の構造体をも透かして見せるガラスの壁面。その表面をシャープに分割する直線。抽象性に富んだ明快な構図と複雑な光のコントラストが面白い。
(選考委員:池田 美奈子)
撮影者コメント:「福岡タワーを見ていたら、ガラスが鏡のようで月を見つけました。この後すぐにライトアップされて、月も良く見えなくなりました。その間にとりました。」
撮影場所:福岡タワー下
撮影時期:平成23年10月
万葉の頃、この辺では塩づくりをしていたといわれるその名残の塩屋橋からの1ショット。画面は秋の空気感がいっぱい。ならば作品名を2011・10・PM4:52「塩屋橋」とすると写真の記録性が高まると思う。
(選考委員:藤本 健八)
撮影者コメント:「近くの川に写真をとりに行き帰る時にとった1枚。きれいな青空だけどどこか夕方のふいんきがある作品だと思います。」
撮影場所:塩屋橋
撮影時期:平成23年10月
夕日が沈む風景はいつ見ても美しいものです。ただ、見た時の美しさや感動は写真に撮ると意外に写ってない事がありガッカリします。夕日をとらえたこの作品はやや画質が不鮮明ですが、ビルのシルエットを入れる事により太陽の大きさが強調されシンプルできれいな作品となりました。写真上達の第一歩、「感動したら、シャッターを切る」これからもこれを続けて下さい。
(選考委員:井上 一)
撮影者コメント:「真っ赤な夕焼と時期ごとに変わる風景に感動しました。今のマンションに引っこしてきてまだ3年だけど、引っこしてきてからずっとこの景観を見ていたらほかの人にもこの景観を見てもらいたいなあと思い、この作品を応募しました。」