12月13日(月曜日)に、審査委員による審査が行われ、絵画・グラフィックデザイン・書・写真・工芸の5部門において応募のあった約280点の作品の中から、下記受賞者一覧のとおり、96点の受賞作品が決定しました。
最優秀賞の受賞者を紹介します。(敬称略)
作品番号:11 「追憶」 瀬戸 葉子 一般
【講評】
心の中にあるイメージを一気に表現しています。表面的には、簡単にできる作風ですが、深く考えた末に描いているので、余計なものがなく完成度の高い作品になっています。
作品番号:2 「グラフィックポスター」 加賀 愛樹子 一般
【講評】
グラフィックデザインの見本になるような優れた作品です。構成のバランス、色彩、単純化の妙が特にすばらしい。暖か味も感じます。
作品番号:10 「島木赤彦の歌」 中沢 眞理子 一般
【講評】
穏やかな線で全体を卒なくまとめています。墨の濃淡も按配良く、華やかに始まり中央がやや強くなり最後の六番目で自然に静かにまとめ上げた力作です。大らかな字形も魅力です。
作品番号:1 「向かう先・・・春」 大谷 賢博 一般
【講評】
平尾台の山焼の後の風景を上手に表現しています。山歩きの人々を入れたことで、風景に変化が付きました。
作品番号:12 「スーばあちゃんの一日」 樋口 恒子 一般
【講評】
小さなピースを1枚1枚細部までていねいな縫いで根気強さを感じます。柄の配置もよく心温まる作品です。