令和4年12月7日に鳥インフルエンザの簡易検査陽性となった、福岡市内の飼養施設で飼育されていたコブハクチョウ1羽について、国立環境研究所で遺伝子検査を実施したところ、本日、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出された旨の連絡がありましたのでお知らせします。
国営海の中道海浜公園(福岡市東区西戸崎18-25)
12月7日
9時30分に同公園の動物の森で飼育しているコブハクチョウ1羽が衰弱しているのを発見し、簡易検査を実施したところ陽性を確認
11時45分から動物の森を閉鎖し、一帯の消毒や飼育水鳥の隔離を実施
13時頃、当該個体死亡
遺伝子検査のため、検体を国立環境研究所に送付
環境省が飼養施設から半径10kmの範囲を野鳥監視重点区域に指定
12月14日
環境省から遺伝子検査の結果、高病原性のH5亜型であるとの連絡
なお、12月7日以降、動物の森で飼育されている他の鳥の経過観察を行っていますが、異常は認められていません。
今回の結果を受け、引き続き環境省が定めている「動物園等における飼育鳥に関する高病原性鳥インフルエンザへの対応指針」に基づき、施設管理者と協議しながら、他の飼育鳥の経過観察や飼養施設の防疫措置等を行ってまいります。
鳥インフルエンザは、感染した鳥との濃厚な接触等があった場合を除いて、人には感染しないと考えられています。日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、冷静な行動をお願いします。
野鳥は、エサが取れずに衰弱したり、環境の変化に耐えられず死んでしまうこともあります。野鳥が死んでいても、鳥インフルエンザを直ちに疑う必要はありません。
同じ場所でたくさんの野鳥が死んでいるのを見つけた場合は、素手で触らず、下記の関係機関にご連絡ください。