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更新日: 2022年2月9日

風しんについて

在、厚生労働省が風しん対策として和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性へ風しん抗体検査や予防接種を実施しています。
詳しい内容は、【
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性は 風しん抗体検査・予防接種を公費で受けられます。】をご覧ください。
また、福岡市では、妊娠を希望する女性等への無料の風しん抗体検査と風しん予防接種(任意)の助成を実施しています。
対象者など詳しい内容は、【風しん抗体検査と風しん予防接種(任意)費用助成のお知らせ】をご覧ください。


風しんは、妊婦、特に妊娠初期の女性がかかると、胎児にも感染する可能性があり、耳が聞こえにくい、目が見えにくい、発達がゆっくりしているなど「先天性風しん症候群」という病気にかかってしまうことがあります。
平成25年には全国的に風しんが流行し、福岡市でも189例の風しんの発生が報告され、風しんが全数報告疾患となった平成20年以降最も多い報告数となりました。
平成31年も、全国的に風しんの発生報告は続いています。
これまでに風しんにかかったことのない方、風しんの予防接種を受けていない方及び妊娠を希望される女性等は、感染予防に努め、予防接種(任意)を受けることについて検討しましょう。

(1)臨床的特徴 
・発熱とともに全身に発しん、耳の後ろや頸部などのリンパ節に腫れが出現。発熱は微熱程度のことも多い。
・妊娠初期の女性が風しんに罹患すると、風しんウイルスが胎盤を介して胎児に感染し、白内障や先天性心疾患,難聴,精神・身体の発達の遅れ等を引き起こす「先天性風しん症候群」を発症することがある。
(2)潜伏期間:通常2~3週間
(3)感染経路:接触感染・飛沫感染

感染予防

予防接種で感染を予防しましょう

女性の方は妊娠前に予防接種をご検討下さい(妊娠中はワクチン接種が胎児に影響を与えますので接種できません。ワクチン接種後、2か月は避妊が必要です)。
また、妊婦を守るために、妊婦の周りにいる方(同居家族や同じ職場の方など)も予防接種をご検討下さい。

流行期には、なるべく人混みに行かないようにし、外出から帰ったときは、手洗い、うがいを心掛けましょう。発熱や発疹などの症状が現れた場合には、速やかに医療機関を受診しましょう。

風しんに罹患した場合には、周りに感染を広げないように自宅で休みましょう。

予防接種について

昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性を対象に実施する風しん抗体検査及び
風しん定期予防接種(第5期)については、こちらをご覧ください。
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性は風しん抗体検査・予防接種を公費で受けられます

詳しい内容は、厚生労働省のホームページをご覧ください。

福岡市では、予防接種法に基づき、下記の対象者に、麻しん・風しん混合(MR)ワクチンの接種事業を実施しています。
対象年齢の子どもさんは、早めのワクチン接種をお願いします。

【麻しん・風しん混合(MR)ワクチンの定期接種対象者】
1期 生後12か月~1歳11か月

2期 小学校入学前の1年間(いわゆる幼稚園・保育所等の年長児)
※接種期間:4月1日~翌年3月31日

詳しくはこちら→「福岡市の予防接種(子どもの予防接種)」


福岡市における風しん発生件数

最新の報告数についてはこちらをご覧ください。 福岡市感染症発生報告数(全数報告) 

  平成
25年
26年 27年 28年 29年 30年 令和
元年
2年 3年 4年
(速報値)
件数189221010232401