福岡市内の保健福祉センターにおけるHIV・性感染症(梅毒・クラミジア)検査については、下記のサイトをご覧ください。
福岡市エイズ・性感染症検査についての詳細はこちら(福岡市ホームページ)
エイズ(後天性免疫不全症候群)は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染で起こるさまざまな病気の総称です。
感染し、治療をしない場合、十数年ほどの年月をかけて身体の免疫機能が破壊され、健康なときにはかからないような感染症などを発症するようになります。
令和5年に、福岡市内の医療機関から新たに報告されたHIV感染者は34人、エイズ患者は7人でした。
HIVに感染しても自覚症状のない時期が数年続くため、その間は検査をしなければ感染に気付くことは難しく、本市では、HIV感染者・エイズ患者のうち、エイズを発症し初めてHIV感染に気付く新規患者の割合が約17%でした。
全国 | 福岡市 | |||||
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合計 | 感染者 | 患者 | 合計 | 感染者 | 患者 | |
平成27年 | 1,434 | 1,006 | 428 | 27 | 20 | 7 |
平成28年 | 1,448 | 1,011 | 437 | 63 | 35 | 28 |
平成29年 | 1,389 | 976 | 413 | 54 | 39 | 15 |
平成30年 | 1,317 | 940 | 377 | 40 | 23 | 17 |
令和元年 (平成31年) |
1,236 | 903 | 333 | 51 | 30 | 21 |
令和2年 | 1,095 | 750 | 345 | 35 | 26 | 9 |
令和3年 | 1,057 | 742 | 315 | 39 | 21 | 18 |
令和4年 | 884 | 632 | 252 | 48 | 37 | 11 |
令和5年 | 960 | 669 | 291 | 41 | 34 | 7 |
令和5年の全国統計では、感染経路は性的接触によるものが約8割以上で、男性同性間性的接触が多くなっております。
20歳代から50歳以上の方まで幅広い年代の方の感染が報告されています。
HIVは主に、下記の3つの経路で感染します。
感染の多くは、性行為によるものです。
感染を防ぐには、コンドームの正しい使用が有効とされています。
HIVは、性行為以外の社会生活のなかでうつることはほとんどありません。
いまのところ、HIVを完全に取り除く治療法はないとされています。
しかし、医学の進歩により、早期発見や早期治療によって、エイズの発症を防ぐことができ、感染していない方と同じくらい長く、健康的な社会生活を送ることができるようになっています。
HIVに感染しても、すぐには自覚症状が出ない場合が多いです。
近年、3~4人に1人程度が、HIVの感染に気づかず、エイズを発症して初めて診断され、感染していることが判明しています。
あなた自身やあなたの大切な方を守るためにも、心配があれば、早めに検査を受けることが大切です。
福岡市の保健福祉センターでは、無料・匿名(名前をお聞きしない)で検査や相談ができます。
検査日程や相談先はこちら(福岡市ホームページ)
性感染症とは、性的接触によって感染する病気で、性器クラミジア感染症、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、梅毒、淋菌感染症、エイズ(HIV感染症を含む)など10種類以上あります。
症状がなかったり、軽い症状にとどまる場合もあるため、感染している本人が気づかずに放置してしまい、病気が悪化したり、相手に感染させてしまう可能性もあります。
福岡市では、性器クラミジア、梅毒の無料・匿名検査を実施しています。
日程や相談先はこちら(福岡市ホームページ)
年代は、男性は10代から50代以上、女性は20代から30代に多く報告されています。
初期は痛みのないしこり等ができ、進行すると痛みのない赤い発疹などがあらわれます。
自然に良くなったり、症状が軽いため、気がつかない場合も多くあります。
病状が進行すると、治りにくかったり、後遺症が残ったりします。
梅毒に関する詳しい内容はこちら(福岡市ホームページ)
この事業は、治療法の進歩により長期存命が可能となったHIV感染者・エイズ患者が直面する長期療養の問題に対応するため、地域の医師・看護師・ホームヘルパー等に対し研修等を行い、在宅医療・介護の環境整備を行うことを目的とし実施されている事業です。
福岡県のエイズ中核拠点病院である産業医科大学病院において、医療機関、訪問看護事業所、訪問介護事業所等を対象とした「支援チーム派遣事業」および「実地研修事業」が実施されています。
詳しい内容は下記サイトをご参照ください。
HIV感染者・エイズ患者の在宅医療・介護の環境整備事業(エイズ予防情報ネットAPI-Netサイト)
お問い合わせ先
公益財団法人エイズ予防財団
電話 03-5259-1811
FAX 03-5259-1812
九州ブロック拠点病院である国立病院機構九州医療センターでは、HIV・エイズに関する出前研修や職員研修を実施しています。
詳しくは、下記のサイトをご確認ください。
独立行政法人国立病院機構九州医療センター 九州ブロックHIV/AIDS情報ページ
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お問い合わせ先
福岡県保健医療介護部がん感染症疾病対策課
電話 092-643-3597
FAX 092-643-3331
後天性免疫不全症候群に関する特定感染症予防指針 (266kbyte)(平成30年1月18日改定)
性感染症に関する特定感染症予防指針 (229kbyte)(平成30年1月18日改定)
労災保険におけるHIV感染症の取扱いについて
医療従事者等に発生した針刺し事故後、HIV感染の有無が確認されるまでの期間に行われた抗HIV薬の投与について、労災保険の療養の範囲に含めることになりました。
詳しくは下記通知をご確認ください。
労災保険におけるHIV感染症の取扱いについて(通知)(平成22年9月9日)(1,436kbyte)
院内感染防止目的におけるHIV検査の実施について
医療機関内感染防止を主たる目的としてHIV検査を実施する場合にも、患者の同意が必要であることについて、厚生労働省より注意喚起があっております。
下記通知に基づき、対応してくださいますようお願いいたします。
HIV検査の実施について(通知)(平成5年7月13日)(79kbyte)
母親がHIVに感染している場合、妊娠中や出産時等において、赤ちゃんに感染することがあります。
日本では、母親がHIVの治療薬を飲むことや母乳を与えないことなど適切な対策をとることにより、HIV感染率を1%以下にまで抑えることができます。
下記のサイトに「HIV母子感染予防対策マニュアル」(厚生労働科学研究費補助金エイズ対策研究事業)が掲載されています。
エイズ予防情報ネット マニュアル・ガイドライン
厚生労働科学研究費補助金エイズ対策研究事業 HIV感染妊娠と母子感染予防
12月1日は、「世界エイズデー」です。
WHO(世界保健機関)は、世界レベルでのエイズのまん延防止と患者や感染者に対する差別や偏見の解消を目的として、12月1日を世界エイズデーと定めています。
「レッドリボン」は、エイズに対して偏見を持っていない、エイズと共に生きる人を差別しないシンボルとされており、世界エイズデーに合わせ、レッドリボンを用いた様々な啓発活動が世界各国で行われています。
令和6年度のキャンペーンテーマは、『U=U 知ることから、もう一度。12月1日は世界エイズデー。』です。
「U=U」とは、Undetectable(検出限界値未満)=Untransmittable(HIV感染しない)の略語です。
近年では、HIV治療を受け、血液中のウイルス量が検査で検出できない程度に最低6か月以上継続的に抑えられているHIV陽性者からは、性行為によってHIVが感染することがないことが確認されています。
【令和6年11月25日公表】12月1日は『世界エイズデー』~休日即日検査と市の施設のライトアップを行います!~ (1,077kbyte)
エイズや梅毒などの性感染症についての詳しい情報は、次のようなホームページでご確認いただけます。
エイズダイヤル(平日午前9時~午後5時)
電話番号:092-712-8391
FAX番号:092-406-5075
E-mail:kansensho.PHB@city.fukuoka.lg.jp