資料 2-3 地域課題について(事務局合同会議における協議と整理) 1.地域課題のテーマと内容 【地域課題】 依存症への支援について (課題の内容) 受診や治療につながりにくい ・・・治療歴がないわけではないが、医療機関への受診が困難である。その結果、支援者が一人で抱え込みやすい傾向がある。 本人に困り感が乏しく、支援の受け入れに波がある ・・・本人の困り感が希薄であり、支援の同意を得られにくく、支援が進まない。 支援者の疲弊と限界 ・・・生活支援を続ける中で、医療との調整もうまくいかず、支援者が疲弊する。また、状況の改善が見えにくく、支援の継続が難しい。 【関連する市の地域課題】 テーマB:障がい特性や状況に対応できる社会資源、支援者、専門性の確保が不足している。また、サービスに繋がりにくい、あるいはサービスに繋がっても継続が難しい テーマG:ひきこもり状態のため、医療に繋がらず、福祉サービスの導入、支援の継続が難しい 2.事務局合同会議において整理した取組みのアイディア等 ●医療(治療)に繋げる取組み 課題に対する取組みのアイディアや望まれる社会資源 ・受診や専門的な治療に繋げるための医療機関や自助グループによる協力体制の構築 ・予防や治療に繋げることを目的としたツールの活用や相談窓口の拡充による相談しやすい体制整備 現在実施している取組みや活用できそうな社会資源 ・精神保健福祉センター作成のパンレットによる情報提供【市】 ・「依存問題で悩む家族のための教室」「薬物使用をやめたい方・やめ続けたい方への回復支援プログラム」の開催【市】 ・啓発週間にあわせたLINE等での啓発活動の強化【市】 ●支援者を支える取組み 課題に対する取組みのアイディアや望まれる社会資源 ・精神保健医療福祉のネットワークの場における成功事例の共有 ・依存症当事者の話を聞くことによる支援者側の当事者理解の促進 ・医療と福祉の相互理解の場の設定 ・依存症への対応を学ぶための支援者向け研修会の実施 現在実施している取組みや活用できそうな社会資源 ・区ごとの精神保健医療福祉のネットワーク会議の活用【市・基幹】 ・依存症支援者連携会議の開催(年2回、うち1回はジャパンマックとの共催)【市】 ・依存症専用相談電話を活用した支援者への助言【市】 今後実施できそうな取組みや必要な視点等 ・「CRAFT(※1)」の手法を活用した支援スキルの向上 ※1…コミュニティ強化と家族訓練。アルコールや薬物など治療を拒否する依存症者の家族向けに開発された、認知行動療法のプログラム。 ●依存症に対する予防的視点での取組み 課題に対する取組みのアイディアや望まれる社会資源 ・市民等を対象とした依存症に関する広域的な研修の実施 ・専門家や当事者団体等と協力した依存症に対する早期からの教育と啓発 現在実施している取組みや活用できそうな社会資源 ・依存症を理解するための市民講演会の開催・アディクション(依存症)フォーラムへの支援【市】 ●地域における見守り体制の構築 課題に対する取組みのアイディアや望まれる社会資源 ・治療に繋がるまでの支援者による定期訪問や長期的な関わりを通した支援の展開 ・ピアサポーターによるアウトリーチ活動等に対する必要な予算や補助等の確保 ・医療や福祉等の多機関の協働によるクライシスプランの作成と情報共有 ・地域で本人を見守るための民生委員や近隣住民による協力体制 現在実施している取組みや活用できそうな社会資源 ・依存症問題に取り組む民間団体活動支援事業補助金【市】 今後実施できそうな取組みや必要な視点等 ・地域で生活しながら回復し続けるための多職種連携による伴走型の支援