資料2−2 令和2年度 区部会活動報告 (区ごとの障がい者基幹相談支援センターの取り組み) @ 東区 A 博多区 B 中央区 C 南区 D 城南区 E 早良区 F 西区 の順に記載 東区 区ごとのネットワークの構築 取り組みのねらい ヘルパー事業所の人材不足が深刻なため、サービス拡充の手立てを検討する。 強度行動障がい者や触法障がい者などの受入促進、依存症やひきこもり者への対応促進を目指す。 地域課題を再整理し、不足するサービスを検討する。 主な取り組み内容 新規サービス提供に関する事業所アンケートを実施(年4回・188事業所)。 グループホームを対象にアンケート実施(27法人・31事業所)。運営責任者との個別面談会を実施(16法人・19事業所)。 ネットワーク会議や依存症研修企画。 ヘルパー事業所へ福岡市養育支援事業の周知。シェアハウスや放デイ、医療型短期入所への個別実態聴き取り。 成果 新規開設が相次ぐグループホームの運営状況や、多くの困難ケースを受け入れている実態、多職種との連携及び人材育成における課題などを把握することができた。 4年間で各サービスの運営実態や課題を把握し、地域課題を整理したことで、求められるサービス・支援体制が見えてきた。体制整備に向けて、研修会等を企画。 課題・今後の取り組み 地域課題の解決に向けて、体制整備を図る。 東区ネットワーク会議を開催し、地域課題を発表。事業所による困難事例の実践報告、多職種による事例検討を行う。 ネットワーク会議の付属研修会を開催する(依存症、アウトリーチ、行動障がい、グループホーム運営、日中活動プログラムなど) 区内の相談支援事業所のネットワークの構築,専門的な助言・人材育成 取り組みのねらい 相談員は増加傾向だが、急な傷病による対応困難もあるため、特定相談支援事業所の体制拡充を目指す。 医療等との連携において報酬が発生せず動きにくいケースも多く、連携しづらさが課題。より効果的な連携のあり方を整理する。 主な取り組み内容 相談支援部会を開催(年4回)。 @(33名)緊急事態宣言中の相談対応、運営状況の確認。 A(35名)発達障がい支援と医療 B(35名)依存症支援 C(42名)地域づくり・連携 計画相談の新規アンケート実施(6回・27事業所/隔月で、対応可能件数を把握)。 成果 特定相談支援事業所が4カ所新設されたが、閉所等もあり、1事業所増にとどまる。 アンケートや意見交換により、運営課題や加算活用状況などを把握、助言した。 個別に開設相談に応じ、医療機関での相談支援実施について助言した。 発達障がいについて学び、医療や地域との連携について研修する機会を設けた。 課題・今後の取り組み 相談支援事業所数は微増しているが、急な閉所等があるため体制拡充が必要。 報酬改定の周知と運営手法の検討に努め、特定相談支援事業所の拡充を図る。 相談支援部会の中で、事例検討を行い相談援助のスキルアップを目指す。 医療機関や介護保険、サービス事業所との連携をテーマに、共に学ぶ機会をつくる。 区内の地域福祉の基盤づくり 取り組みのねらい 対応したひきこもり者の3割は障がい者手帳を持たず、医療や福祉サービス等へのつながり難さ、介入への困難さがあった。改めて相談窓口の拡充の必要性を検討する。 入退院により地域生活が困難な精神障がい者を支える仕組みを検討する。住まい・医療・訪看・相談機関の連携を深める。 主な取り組み内容 心のケアネットワーク研修会について、精神科病院へのヒアリング結果を集計。研修会を開催(1回)。 @住まい探し、精神科病院からのヒアリング結果から地域課題抽出。 地域包括・社協との圏域連絡会を開催。地域連携防災会議へ参加。 子育て支援課・地域保健福祉課・保護課・特別支援学校から区部会へオブザーバー参加、意見交換。 成果 重層的な支援体制を構築するために、特に協議が必要な「地域課題A他問題家族の課題」について、多職種での意見交換ができた。課題を共有した。 コロナ感染対策のため、心のケアネットワーク開催困難だったが、精神科病院広報誌へ、取組を掲載することができた。 特別支援学校における性教育やコロナによる不登校状況を把握、意見交換。 課題・今後の取り組み 健康課と共同で東区心のケアネットワークを開催し、相談支援機関等と精神科病院及びクリニックとの連携強化を図る。 精神科病院からヒアリングし抽出した課題テーマについて、課題解決に向けた意見交換の場を設ける。 有事の際の保険・医療・福祉の連携などに関して講演会を実施する。 ひきこもりや他問題家族などを支える重層的支援体制を目指し検討を行う。 区内での緊急時の対応に関する取り組み 取り組みのねらい 災害時・パンデミック状況下での単身独居者等への支援を模索する。地域定着支援当を活用した緊急時対応も検討する。 グループホーム・短期入所・ヘルパー等、緊急時対応に必要な社会資源を拡充する。 より対応困難な利用者に対応できる専門性を備えた事業所を整備する。 各サービスの緊急対応の実績を集約し、ノウハウを周知する。 主な取り組み内容 災害時・パンデミック状況下での課題について、事例検討。 台風時に避難勧告が発令されたことを踏まえ、災害時用の名簿作成を検討。 成果 災害時の支援課題について、区部会で事例検討を行った。 第1基幹圏域内での名簿を作成(488名)。 課題・今後の取り組み 災害時の単身独居者等への支援を模索する。 短期入所・ヘルパー等、緊急時対応に必要な社会資源拡充を目指す。 各種研修会において、短期入所や地域定着支援の重要性を啓発し、経営シミュレーションの周知などを行う。 緊急対応施設との連携を強化し、活用方法を検討する。 博多区 区ごとのネットワークの構築 取り組みのねらい ネットワーク(以下NW)会議を開催することにより事業者全体のスキルアップを図る 事業種別にNWを開催することでそれぞれの専門性における共通の課題に取り組み、共助関係を築くことで支援体制の強化を図る NW会議において、事業所情報に関するアンケートを実施し、情報の集約や社会資源名簿作成を行う 主な取り組み内容 精神NW・居宅NWでは、コロナ禍の為会議開催を中止。精神NWは次年度に向け現場支援者の意見をより取り入れることができるよう実行委員制の導入について協議。居宅NWはアンケートを実施し、社会資源名簿の作成や情報整理をおこなった 障がい児NW・生活介護NWでは対面での会議を実施。障がい児NWでは対象を児童に関わる支援者に拡大 成果 精神NWは、次年度より実行委員制を導入する準備が整った。居宅NWはアンケートの実施により情報集約や課題の共有をおこなうことができた 障がい児NWでは各機関の役割を知ることと顔の見える関係づくりが行えた。生活介護NWでは継続的な横のつながり、抽出課題の解決に向けた検討を進めることができた 課題・今後の取り組み 居宅・生活介護・短期入所においては事業種別のNW会議の開催目的を見直し、それぞれのNWを継続しつつ、複数の分科会をまとめた多業種でのNW構築を目指す 精神NWでは実行委員への就任依頼、委員会の開催 障がい児NWでは、教育・福祉との顔の見える関係づくりの継続。医療・インフォーマル資源とのつながりづくりを行う 区内の相談支援事業所のネットワークの構築,専門的な助言・人材育成 取り組みのねらい NW会議の開催により、情報提供・学習会・事例検討等をおこなうことで相談支援専門員のスキルアップを図る。また、顔の見える関係作りをおこない、1人事業所の孤立化を防ぎ、横のつながりを強化していく。区内の事業所の安定や母体数を増やすことで活性化を図る 専門的助言や同行訪問等を行うことで、人材育成を行う 主な取り組み内容 年3回開催予定の指定特定相談支援事業所NW会議はコロナ禍の為開催中止。「新型コロナウイルス禍における相談対応」について区内の事業所にアンケートを実施。集約結果を事業所に送付 指定特定相談支援事業所に必要な情報提供や助言、同行訪問等を行い、専門的な支援や人材育成を行った 成果 アンケートを実施し、コロナ禍における相談対応について各事業所の取り組みや課題を共有することができた                    特定相談事業所に対して必要な情報提供、専門的助言、同行訪問等を継続して行う事ができた。また初任者研修の実習の実施に伴い、人材育成を行う事ができた 課題・今後の取り組み 特定相談支援NW会議を開催し、情報交換や事例検討を行い課題を共有する。開催方法はコロナの状況によりオンラインの活用も検討する       開設まもない事業所や1人事業所に対するバックアップを積極的に行っていく 区内の地域福祉の基盤づくり 取り組みのねらい 既存の地域NWや取り組みへ参入し、地域における基幹相談支援センターの周知 民生委員・児童委員、社会福祉協議会、包括支援センターなど地域を支える担い手との顔の見える関係づくり 学校への基幹相談支援センターの周知 主な取り組み内容 区内地区民児協定例会へ参加 大浜校区ふれあいネットワーク活動へ障がい分野として参加 地域包括支援センター主催の主任ケアマネを対象とした研修へアドバイザーとして参加 見守りマップ作成に参加(三筑校区) 第2・第8地域包括支援センター社会福祉士と、家庭内虐待を主とした多問題家族への関わり方について協議 成果 基幹相談支援センターの周知、顔の見える関係づくりができてきたことで、民生委員や地域包括支援センターからの相談が増加傾向にある 地域包括支援センター、ケアマネと連携をする機会が増える 課題・今後の取り組み 65歳以上の高齢障がい者や介護対象の障がい者への円滑な支援を行うため、地域包括支援センターとの顔の見える関係づくりを継続 普通学校に向けて基幹相談支援センターの周知を行い、教育・福祉との顔の見える関係づくりを進める 区内での緊急時の対応に関する取り組み 取り組みのねらい 短期入所NW構築を図り、課題の抽出と整理、対応を検討する 短期入所事業所の母体数を増やす取組のため事前準備を行う 緊急対応拠点の利用者登録の周知 コロナ禍おける各事業所の状況について聞き取りを行い、現状の把握に努める 主な取り組み内容 短期入所NW会議はコロナ禍の為対面開催中止。緊急対応時の困難さについてアンケートを実施 既存の事業所に対し運営の現状・課題などの聞き取りを実施、収支シュミレーションを作成中 各NWや区部会の中で、コロナ禍における各事業所の状況について聞き取りを実施 成果 緊急対応時の課題点を集約。以前からの会議で出ていた課題と併せて、対応時におけるツール(情報シート)の必要性が分かった コロナ禍における各事業所の状況について把握を行えた 課題・今後の取り組み 短期入所NWにて緊急対応時に活用ができる情報シートの作成を行う 短期入所事業所の母体数を増やす取組のため、運営シュミレーションを作成する 自然災害などにおける防災対策の検討 中央区 区ごとのネットワークの構築 取り組みのねらい 中央区部会を中心に、各領域ごとにネットワーク作り ネットワークを生かした地域課題の抽出と解決に向けた取り組み 研修会の企画検討 関係機関との顔の見える関係性つくり 主な取り組み内容 新型コロナウイルスに対応し、オンライン会議を実施できる環境作り ちゅうちゅうネット実行委員会の開催(年12回) いろどりネット(相談支援)(年6回 計108名参加) 中央区こどもネットワーク(年5回 計194名参加) 精神医療、保健、福祉ネットワーク 区内居宅介護事業所へのアンケート 区内事業所への新型コロナウイルスに対する感染対策についてアンケートの実施 成果 新型コロナウイルスの感染状況に合わせ対面・オンラインと開催方法を変更し、継続してネットワーク会議を行うことができた。 ちゅうちゅうネット実行委員より地域課題を抽出し区部会への参加、実行委員要項の策定 子どもの支援に関する関係機関との顔の見える関係性作り、情報の発信・共有が図れた。 課題・今後の取り組み(●は課題) 状況に合わせて開催方法を見直し、継続的にネットワーク活動の実施。 ●新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ちゅうちゅうネット研修会は中止となった。 ●オンライン会議・研修会での個人情報の取り扱い ネットワークを生かした地域課題の抽出、検討、開発・改善に向けた取り組み 福岡市障がい者等地域生活支援協議会のさらなる啓発・参加の推奨 各領域のネットワークへの参加・開催を継続的に進める。 区内の相談支援事業所のネットワークの構築,専門的な助言・人材育成 取り組みのねらい 相談支援事業所への継続的サポート(情報提供、ケースに対する助言、同行) 相談支援専門員の資質向上 区内相談員同士の顔の見える関係性 社会資源情報の共有 主な取り組み内容 ケースに対する助言、同行、ケア会議への同席、困難事例のフォローアップ いろどりネットの開催 年/6回 指定特定相談支援事業所の抱える課題/事例検討/行政機関との意見交換会/報酬改定と事業所運営について 区内事業所に対する空き情報アンケートの送付(年4回) 区内事業所空き情報について情報共有 成果 継続してフォローアップしていくことで、指定特定相談とのケース移管を進めやすい環境ができた。 研修会・事例検討を通じ相談員のスキルアップ、相談員が抱える悩みや不安の共有を図ることができた。 事業所空き情報を共有することで、各相談員の負担軽減とスピーディーな情報提供の実施   課題・今後の取り組み 事例検討、専門研修を実施し、指定特定相談支援事業所のスキルアップ 区内指定特定事業所へのヒヤリングの実施 相談事例に対する助言、同行、ケア会議への参加継続 社会資源情報の定期的な発信継続 区内の地域福祉の基盤づくり 取り組みのねらい 区内関係機関との定期的な情報交換 広報誌を通じ、障がいに関する啓発 校区民生・児童委員との顔の見える関係作りとケースを通じた連携 主な取り組み内容 中央区SSW研究会の実施 要保護児童支援対策協議会への参加 ちゅうちゅうネット通信の発行(年4回) 警固校区民児協への出前講座の実施 笹丘校区地域連携会議の実施 中央区校区情報交換会への参加(保健師、区社協、いきいき、基幹相談) 成果 中央区内SSWとの顔の見える関係性と教育・福祉の連携について事例を通じて検討することができた。 ちゅうちゅうネットを通じ、障がい特性に応じた関わり方について継続掲載し、校区民事業より出前講座の依頼に繋げることができた。 笹丘校区地域連携会議を通じ、校区関係機関との顔を合わせ地域連携について協議を図る機会を作れた。 区内関係機関と校区単位の地域特性、課題について共有することができた。 地域の障がいのある方への対応について、いきいき、民生委員からの相談件数の増加   課題・今後の取り組み ●新型コロナウイルスの感染拡大を受け、民生児童委員協議会、いきいきセンター主催の圏域連携会議等多くの地域活動が中止となってしまい、参加・連携を図ることが難しい状況であった。 ●関係機関からの照会に対し、本人同意が取れていないことから個人情報の取り扱いについて慎重にならざるを得ない 定期的にSSW研究会を開催し、教育・福祉の連携を強化 地域連携会議を継続的に開催し、地域課題を関係機関で共有化を進め、具体的な解決策の検討 校区民生児童委員との連携強化 いきいきセンターとの連携強化 区内での緊急時の対応に関する取り組み 取り組みのねらい 緊急時対応に備えた拠点事業所登録 拠点事業所の啓発 24時間の相談支援体制の継続 非常災害時への対応について協議   主な取り組み内容 緊急時拠点事業所登録者のリスト作成、定期的な見直し、ハイリスク世帯の緊急登録の推奨 中央区内各ネットワーク会議の中で、地域生活支援拠点についての啓発 24時間対応の継続と、対応マニュアルの策定に向けた検討 中央区部会・ちゅうちゅうネット実行委員会の中で非常災害時における避難行動について検討   成果 定期的な情報確認・更新の実施、相談支援利用者・家族と拠点事業所の見学の実施 非常災害の対応について区部会、実行委員会の中で協議を進めることができた   課題・今後の取り組み ●避難行動要支援登録者数の把握 ●福祉避難所利用が必要な推定障がい者数の把握 ●避難行動個別支援計画の作成に向けた校区民生児童委員との連携 ●区内の短期入所事業所の不足 拠点登録利用者の定期的な情報更新と確認の継続 計画相談契約利用者に対し、居住地における災害リスク、非常災害時への備え、避難方法、避難先について、サービス等利用計画を通して検討する機会を設ける 南区 区ごとのネットワークの構築 取り組みのねらい 「当事者のためのネットワークづくり」の視点を基本にした、ネットワーク会議を継続開催し、つながりを大切にする 実行委員会にネットワーク会議等への企画・運営に携わっていただき、南区の実情を反映させた取り組みにしていく ネットワーク会議、居宅分科会を通して地域の課題を抽出、整理する 主な取り組み内容 第10回南区ネットワーク会議開催 講師:にのさかクリニック地域生活ケアセ ンター小さなたね 所長 水野英尚氏 テーマ「あれもしたい!これもしたい! 〜意思決定の先にある夢〜」 南区ネットワーク会議居宅介護部会 居宅事業所を対象にコロナウイルス緊急事態宣言下における実践・運営面での影響についてアンケートを実施 成果 第10回南区ネットワーク会議は、コロナ禍による人数制限等もあったが、多数の参加があった。意思決定支援・自己決定支援について南区全体で学ぶ機会となった。 実行委員会にも積極的に参加いただき、ネットワークの構築につながった。 南区居宅事業所への、コロナ禍の影響についてのアンケートは30事業所から回答が得られ、当事者の生活や居宅事業所の実態の把握につながった。 課題・今後の取り組み ネットワーク会議については、これまで講演・事例検討を中心に研鑽を積んできた。今後の課題としては、南区事業所の運営、実践等の報告を通し、事業所の人材育成、専門性の向上を図っていくと同時に地域課題の抽出につなげていく。 コロナ禍での研修開催についてオンラインでの開催など柔軟な視点を持ちながら開催していく。 区内の相談支援事業所のネットワークの構築,専門的な助言・人材育成 取り組みのねらい 南区の指定特定相談支援事業所間のネットワーク作り 1 関係構築 2 相談支援専門員の相談支援スキルアップ 3 コロナ禍における相談支援の現状の把握   主な取り組み内容 @コロナ感染拡大に伴う相談支援の在り方についてアンケート実施。(R2.8/17〜8/28)南区指定22ヵ所  A相談支援事業所からの個別相談等 相談支援事業への後方支援 同行訪問(同席面談等含む) 担当者会議及びケア会議参加 成果 @22ヵ所配布→14ヵ所回答(回答率63.6%) アンケート結果及び回答内容の対応策等を掲載した情報誌発信(12月) A個別相談:(1860)件 延べ 同行訪問:(93)件 担当者会議参加:(76)件   課題・今後の取り組み @年間3回研修会を開催 報酬改定についての研修会を早期に開催 A南区指定特定の全事業所への訪問・状況の把握 B強度行動障害・医ケアケースの把握と緊急拠点利用について事前登録勧奨 C個別の相談の受付、フォロー 区内の地域福祉の基盤づくり 取り組みのねらい 他機関との連携を図るために区内のネットワークの把握を行い、地域に向けた取り組みに反映できるようにデータ化する 他団体が開催する会議、研修会への参加を行い、区基幹の役割や、区部会等の取り組みについての周知を行い、相談しやすい関係性の構築を図る 地域で活動する団体との連携を図ることで、地域課題の掘り起こしを行う   主な取り組み内容 南区民生委員児童委員全体会にて挨拶、周知活動のお願い 南区各校区単位民生児童井委員定例会へ参加、区基幹に関する周知活動 民生児童委員等向けに読みやすいように区基幹の役割をまとめたチラシの作成、配布、一部公民館にチラシをおいてもらう 長住校区自治会への定期参加、講師として参加 要保護児童対策地域協議会への参加 成果 南区民生児童委員の全体会と校区事の定例会にて周知活動と役割の紹介を行い、民生委員からの相談が増えた 民生委員にチラシを配布するとともに、公民館にもおいてもらうことができた 長住校区自治会への定期的な参加により、繋がりができた ※令和2年度はコロナのこともあり、地域の中でも定例会の中止などがあっていた。今年度は状況も踏まえた取組みを行いたい   課題・今後の取り組み 課題:区基幹の周知がまだ不十分ではないか、区基幹の役割を知ってもらうことが必要ではないか、そのために継続した関りを持つことが大事ではないか 今後の取組み:地域保健福祉課、社会福祉協議会などと地域のネットワークや社会資源の把握など行う・地域団体の定例会への参加を検討する・周知活動・地域に埋もれたケースや課題などの掘り起こしの取組み・区基幹紹介のチラシの作成 区内での緊急時の対応に関する取り組み 取り組みのねらい 緊急対応拠点の適切な利用に繋がるように周知を行う 指定特定相談支援事業所が抱える緊急対応が想定されるケースの把握について 主な取り組み内容 相談支援事業所から相談があった場合に緊急対応拠点事業所の説明や、検討を行った 緊急対応拠点への登録ケース、区基幹で情報を把握しているケースの情報更新のため相談支援事業所等への聴き取りなどを行った 南区第1〜第3区基幹の管理者+主任での検討の場を持ち、緊急対応や、災害時の対応の整理を行った   成果 相談支援事業所とともに緊急対応拠点の利用に関する整理が行えた 南区第1〜第3基幹の間で南区における課題の共有と整理が行えた ※コロナの関係もあり、ケースを通しての拠点利用の整理、区基幹としての課題の整理は行えたが、それらを具体的に取り組みにつなげていくことまでは出来ていない 課題・今後の取り組み 課題:相談支援事業所に緊急対応拠点の利用に関する周知が再度必要、短期入所事業所が見つからない、利用が出来ない実情がある、強行の利用者を家族が抱えてしまっている、災害時の区基幹としての役割が十分に検討できていない 今後の取組み:短期入所事業所の実情や課題の把握・短期入所事業所を増やす取り組みの検討・災害時等に地域との連携などに繋がる取り組みの検討、役割の整理 城南区 区ごとのネットワークの構築 取り組みのねらい ケースの多様な課題に対応していくため、障がい福祉関係機関だけでなく、医療機関等他機関とのネットワークを広げる コロナ禍でも安全に交流できるよう、オンラインによるネットワーク構築を行う 主な取り組み内容 2/18 第16回城南サポネット開催(Zoom使用)「課題解決のために職域を越えた連携をしよう〜8050問題を通して〜」城南基幹、ひきこもり成年地域支援センターより近年のひきこもりの傾向や連携方法について発表・トークセッションを行う 成果 オンライン上で30名の参加あり。医療機関は4か所からの参加。アンケート回答者の8割近くが初めての参加の方で、新たなネットワーク構築の一歩となった ひきこもりという課題を通して、多職種連携について福祉、医療の立場からそれぞれ考える機会を持つことができた 課題・今後の取り組み アンケートより、具体的な事例を知りたい、定期的な情報共有の場がほしい、との意見あり。コロナの状況をみながら、次年度は集合会議とオンライン会議の両面からの開催を検討する 高齢者分野とのネットワークも広げられるよう地域包括支援センター等へのアプローチを続けていく 区内の相談支援事業所のネットワークの構築,専門的な助言・人材育成 取り組みのねらい 相談支援事業所のバックアップ体制を強化していく 主な取り組み内容 随時専門的助言の実施 相談支援事業所向けに区基幹センターのバックアップについて記載したリーフレットを作成 2年以内の新規開設相談支援事業所2か所にリーフレットを持って区基幹センターの案内とバックアップ体制の周知に行く(その他の相談支援事業所への訪問はコロナ感染拡大防止のため控える) 成果 R2年度の相談支援事業所への専門的助言件数は18件 作成したリーフレットは他区の基幹センターとも共有し、各区ごとの相談支援事業所のネットワークに役立ててもらう 訪問した2事業所には、バックアップ体制も含めた区基幹センターの役割を周知でき、訪問後実際に相談を何度かいただいた   課題・今後の取り組み 今年度訪問できなかった相談支援事業所への案内とバックアップ体制の周知を行っていく。コロナ禍のため、周知の方法を検討 相談支援事業所の抱える課題について、随時の助言とともに事例検討等の機会を設ける オンラインによる相談支援事業所ネットワークの会議の検討 区内の地域福祉の基盤づくり 取り組みのねらい 区内に新たに立ち上がった事業所との関係づくりを行い、ネットワークを広げる こころのケア共感部会(精神保健医療福祉ネットワーク)と連携し、精神分野とのネットワークを広げる 高齢者分野との連携を行い、課題の共有を行う 主な取り組み内容 区内の2年以内の新規開設事業所(15か所)訪問、区基幹センターの紹介、事業所の課題について確認 こころのケア共感部会代表者会議出席 地域包括支援センター連携会議出席 成果 新規開設事業所への顔つなぎと区基幹の役割を周知することができた。また、利用者や職員にコロナ感染者が出た際の対応についての課題を共有した こころのケア共感部会の次年度の取り組みと各機関のコロナ禍における課題を共有することができた 地域包括の社会福祉士と意見交換を行い、現場の状況と区基幹に対する要望を知ることができた   課題・今後の取り組み 各事業所の課題(特にコロナ禍における課題)をまとめ、対策を検討し共有する 今年度開催できなかったこころのケア共感部会について、次年度オンラインでの開催を検討し、精神分野とのネットワークの拡大及び区内の地域移行の見える化を進めていく 地域包括支援センターと個別ケースや定期的な意見交換を通して連携を深めていく 区内での緊急時の対応に関する取り組み 取り組みのねらい 緊急拠点事業の周知と利用希望時の支援をスムーズに行う 災害等の緊急時に備えた体制整備について知り、区内でできることを検討する 主な取り組み内容 緊急拠点利用希望時の連絡調整・情報提供等の支援 2年以内の新規開設相談支援事業所2か所に緊急拠点事業の説明と事前登録勧奨を行う 災害時の備えに関する情報発信として仙台市のリーフレットを参考に区部会委員に情報提供を行う 区社協よりさんま缶の提供、区内の教会(九州地区災害支援センター本部事務局)より防災備蓄パン(救缶鳥)の譲渡を受ける   成果 緊急拠点利用希望時の支援をスムーズに行うことができた 提供を受けた備蓄品を生活困窮世帯に配布できた 他都市のリーフレットや備蓄品等を通して災害時の備えの必要性について区部会内、センター内で共有できた   課題・今後の取り組み 今年度訪問できなかった相談支援事業所へ再度緊急拠点事前登録が必要な方がいないか確認を行う 区内の拠点登録者のリストを更新する 災害発生時の具体的な取り組みについて区部会内で意見交換を行う 早良区 区ごとのネットワークの構築 取り組みのねらい 1.さわらのわ 障がいネットワークと高齢者等地域ネットワークの交流を進める。 2.さわ介ネット 居宅介護事業所を中心に事業所間の連携や情報の共有をはかる。 3.凸凹ネットさわら 障がい者福祉施設の啓発、連携。 主な取り組み内容 1.新型コロナウィルスの影響で各ネットワークの活動が休止状態のため、実施を見送る。 2.11/30「Withコロナ時代の在宅支援」のテーマで感染症の理解と予防について専門医による研修会を開催。 3.ワーキンググループ(WG)による月1回の会議,事例検討(4回)、年1回(6月)の施設長会議を実施 成果 2.居宅介護、訪問看護事業所より34名の参加あり。感染症のメカニズムや対策について講義していただき良かったとの意見が多かった。 3.会議ではパンフレットの修正、コロナ禍における事業展開や余暇活動支援について協議した。後半に入り、WGはオンラインで会議,事例検討会を開催した。   課題・今後の取り組み 1.研修企画はいったん見送り、オンライン活用など、withコロナ時代に即した情報交換のあり方について検討を行う。 2.基本、対面形式での研修等の開催を主としているため、次年度の活動の見通しは立たないが、居宅介護事業所へのアンケートの実施等、進めていきたい。 3.次年度のWGは完全オンラインで実施。研修や事例検討に力を入れて取り組み、支援者のスキルアップを図る。 区内の相談支援事業所のネットワークの構築,専門的な助言・人材育成 取り組みのねらい 1.相談支援事業所との有機的なネットワーク構築をめざす。顔が見える関係づくりの実施。 2.専門的な指導・助言・人材育成   相談支援事業所訪問を通じて、困難事例、ハイリスク児者の把握、支援を行っていく。   主な取り組み内容 年3回の定例会議と研修を実施。定例会議では、情報提供、交換のほか、「多職種連携」のテーマで事例を通して情報共有を行った。 人材育成としての研修については、「障がい福祉と介護保険について」地域のケアマネージャーを講師に招き実施。 「意思決定支援」についての研修は緊急事態宣言に入り中止。 成果 第3回会議からオンラインにて実施。 多職種連携については、親が入院することになった引きこもりケース(80-50)を通して、関係する職種と支援の在り方を想定しながら意見交換を行った。 研修(障がい福祉と介護保険について)では、介護保険の流れや制度について学び「参考になった」との多くの意見をいただいた。   課題・今後の取り組み 定例会議については、しばらくオンラインでの開催で継続する。 研修については、令和3年度も介護保険関係のテーマで第2弾を行う予定。前回研修のアンケートで「65歳でケアマネに繋ぐ際の課題」についての多くの意見が挙がったため。 区内の地域福祉の基盤づくり 取り組みのねらい 地域ネットワーク等の取り組みを進める中で、関係機関との連携を深め、障がい児者、生きづらさを抱える人達の掘り起こし、支援を強めていく。   主な取り組み内容 1.地域団体(ネットワーク活動)への参加 2.包括支援センターとの連携 3.民生委員・児童委員との連携 4.児童に関わる機関(学校、行政、療育センター、母子寮等)との連携 以上を柱に、顔の見える関係を作ることで、ケースを支援する上での連携をはかる。しかし、各関係機関における会議等はコロナの影響で減少した。 成果 1.ライフレスキュー連絡会はオンラインにて開催。生活困窮家庭の事例等の情報共有ができた。 2.圏域連携会議は書面にて開催。(事例に対する回答) 3.開催そのものに制限があったが、広報誌を作成のうえ、定例会に参加した。 4.特に母子寮からの依頼で母子ともに障がいを抱えるケースが増えている。   課題・今後の取り組み 1〜3.引き続き、関係機関とのネットワーク形成・強化に向けた取り組みを行う。 4.母子寮を訪問し、障がいを抱える母子ケースの実態を把握し、行政,療育施設等関係機関との連携をはかりながら、地域での生活に向けての課題整理を行う。 区内での緊急時の対応に関する取り組み 取り組みのねらい 緊急時相談対応拠点についての周知とハイリスク障がい児・者の把握   主な取り組み内容 区内と近隣区の特定相談事業所への聞き取り調査の実施。(全16事業所) 成果 今回の聞き取り調査では、拠点利用に該当するケースはいなかったが、災害時や急病の際に不安を抱える単身の障がい者について、複数の事業所から相談が挙がった。   課題・今後の取り組み 拠点の登録は継続 特定相談事業所からの担当者会議等の要請に応じ、防災対策(防災アプリの活用等)を提案。また、希望があれば避難行動要支援者名簿への登録のサポートを行う。 西区 区ごとのネットワークの構築 取り組みのねらい 地域包括ケアシステムの構築に向け、拠点整備、ネットワーク構築の検討を行う。 「西区障がい者等サポートネットワーク」(西サポネット)の運営を行い、関係機関の密なネットワーク構築に向けた体制整備を進める。       主な取り組み内容 @西区内事業所への消毒液の提供 A西サポネットの運営          実行委員会の開催(6回)      事業所別のアンケートの実施       研修等の開催(3回) 成果 西区内事業所への消毒液の提供→コロナ禍における事業所ごとに対応及び運営状況の把握               西サポネット実行委員会の開催→リモート開催の方法検討と実施 事業種別のアンケートの実施、研修等の開催→事業種別のニーズの把握、それに沿った活動実施       課題・今後の取り組み 西サポネット実行委員会を年6回実施予定。引き続き、関係機関の密なネットワーク構築に向けた体制整備を進めていく 区内の相談支援事業所のネットワークの構築,専門的な助言・人材育成 取り組みのねらい @ネットワーク構築:西区あつまろう会を開催(目的:相談支援専門員・相談員の情報交換及びボトムアップ)   主な取り組み内容 @【介護保険との連携】【専門機関の役割・理解(就労支援)】をテーマに2回開催。 成果 @各テーマについて、基礎知識や支援内容等の理解を深め、今後の理解の連携や支援につながる下地作りが出来た。リモート式研修が実施できた(感染症対策)   課題・今後の取り組み @R3年度もアンケート実施の上、必要性の高いテーマを選定(年4回予定)感染症対策と共に、相談員の情報交換及びボトムアップを図れるよう、効果的な方法を検討していく   区内の地域福祉の基盤づくり 取り組みのねらい 地域における基幹相談支援センターの周知 地域課題の抽出   主な取り組み内容 地域包括支援センターとの連携支援         SSW情報交換 特別支援学校との連携 西区基幹センター合同で検討実施 成果 連携がスムーズになり情報共有なども積極的に行えた 役割分担がある程度互いに出来るようになった           課題・今後の取り組み 現行のサービスでは対応が困難なケースや内容がある為多種相談窓口との連携を図る 区内での緊急時の対応に関する取り組み 取り組みのねらい 緊急時対応の理解を深める 主な取り組み内容 西サポネット実行委員会→コロナウィルス感染等各事業種別緊急時対応検討、意見交換   成果 緊急時の際、各事業種の連携、役割分担の構築ができた 課題・今後の取り組み 西区部会にて「災害等緊急時に向け事前対応についての検討」 →西区災害対策検討部会(仮称)の立ち上げ 区事業者を対象に「災害時事例検討」を企画 検討の結果を踏まえ区部会にて地域課題等協議、対応検討を実施