より安全で安心な水道水を目指して みずだより ナンバー90 令和3年5月15日 編集発行 福岡市水道局総務課 郵便番号8120011 福岡市博多区博多駅前1丁目28番15号 電話0924833139 ファクス0924821376 https://www.city.fukuoka.lg.jp/mizu/somu/ 年3回発行次回8月1日号 1面 6月1日は「節水の日」 2度の大渇水を知っていますか? 福岡市は昭和53年と平成6年に、少雨の影響により給水制限が約300日にも及ぶ大渇水を経験しました。 昭和53年の大渇水では6月1日から6月10日まで給水制限が一番厳しくなり、じゃ口からは1日5時間しか水が出ませんでした。 この期間の初日である6月1日を「節水の日」と定め、毎年水の大切さを呼びかけています。 写真 干上がった南畑ダム 写真 バケツに給水を受ける市民 節水シンボルマーク 昭和53年の大渇水は、「水のたいせつさ」を改めて感じる機会となりました。 福岡市ではその経験を風化させないため、翌年昭和54年に水の循環をデザインした「節水シンボルマーク」を決定しました。 シンボルマークの絵 山などに降った雨は川に流れ、毎日の暮らしに使われます。 そして水は海に流れ、雲となり、また雨に戻ります。 このマークはこうした水の流れを示したもので、水を無駄なく使おうという意味が込められています。 3分の1は筑後川から 大きな河川がないなど地理的に水資源に恵まれていない福岡市は、水道水に使用している水のおよそ3分の1を筑後川に頼っています。 また、福岡市が取水する9つのダムのうち、6つは市外にあり、私たちの生活は市外の水源地域に支えられています。 水源地域の図 水不足に備えて 水が不足しがちな福岡市は、水資源を確保するために、さまざまな取組みを行ってきました。 県内最大の貯水量 五ケ山ダム 五ケ山ダムの完成(令和3年1月)により、市の関連ダムで水道などに使える水の容量がこれまでの約1.7倍になりました。 水の安定供給がより一層向上し、もし大渇水が起きても、市民生活等への影響を大幅に緩和できるようになります。 写真 県営五ケ山ダム(平成30年3月撮影) 日本最大の海水淡水化施設 福岡都市圏は、天候に左右されない海水淡水化施設の建設を行いました。 東区奈多にある「海の中道奈多海水淡水化センター(まみずピア)」は、海水から真水をつくる日本最大の施設で、福岡市にも水が送られています。 この施設では、1日最大5万立法メートル(約25万人分)の真水をつくることができます。   家庭でできる節水 さまざまな方法で水資源の確保に取り組んでいますが、水は限りある資源です。 これからも、水を無駄なくたいせつに使っていきましょう。 お風呂 残り湯の半分を洗濯や散水に再利用する 1回の節水90リットル、2ヶ月で549円 はみがき じゃ口はこまめに開け閉めする 1回の節水12リットル 2ヶ月で341円 食器洗い じゃ口はこまめに開け閉めを 油汚れのひどいものは紙などでふき取ってため洗いを トイレ 流すのは使用後の1回に 大小レバーの使い分けを正しく ※ご契約内容やご使用の機器により節水量や金額が異なる場合があります。 渇水の記憶 大渇水の体験談を募集します 昭和53年や平成6年の大渇水の体験を風化させずに語り継いでいくため、大渇水を体験したみなさんの体験談を募集します。 氏名、年齢、住所、電話番号、メールアドレス、氏名年齢公表の可否を記入の上、タイトルを付けて体験談を郵送またはメールでお送りください。 分量は問いません。 ご協力いただいた方の中から、抽選で20名にオリジナルマイボトルをプレゼントいたします。 募集期間 5月6日木曜日から6月30日水曜日 応募方法 郵送 812-0011福岡市博多区博多駅前1-28-15福岡市水道局総務課 メール mizudayori_anke-to@city.fukuoka.lg.jp 公表方法 ホームページで一部を公開します。 注意点 ・体験談の原稿は返却しません。また、応募する体験談は未発表のものに限ります。 ・氏名年齢公表の可否が記入されていない場合は、年代とイニシャルのみ公表します。  年代とイニシャルの公表も不可の場合は、その旨を応募時に記載してください。 ・すべての体験談等を公表できるわけではありませんので、ご了承ください。 ・体験談については、一部のみの引用や表現の修正をする場合があります。  また、タイトルが記入されていない場合は水道局で作成する場合があります。 ・体験談について、詳しく聞き取りを行いたい場合、水道局から連絡する場合があります。 お問い合わせ先は 総務課  電話0924833139  ファクス0924821376 メールsomu.WB@city.fukuoka.lg.jp 2面 水道料金の仕組み 水道事業は「地方公営企業」として運営され、水道水をお届けするために必要な経費のほとんどは、皆さまにお支払いいただいている水道料金で賄っています。(独立採算制) 今後も「安全で安心できる良質な水」を安定的に提供していくために、一層の経営効率化や財政の健全化に努めていきます。 家事用口径13ミリメートル、月あたりの使用水量15立法メートルと仮定すると (家事用で最も契約戸数が多いのが口径13ミリメートル、平均的な月あたりの使用水量が15立法メートルです。) 1回の支払い 約7,600円(2か月分の上下水道料金) そのうち水道料金(2か月分)は 約4,000円 水道料金(1か月分)は 約2,000円 2,000円の使い道(令和元年度決算) 水道水をつくり、お客さまにお届けするまでの経費 480円(24%) 福岡地区水道企業団等から水を購入する費用 300円(15%) 施設の更新や整備のための費用 580円(29%) 水資源開発や施設整備のために借りたお金の返済 480円(24%) 水道事業運営のための人件費 160円(8%) 新型コロナウイルス感染症に関連した水道局からのお知らせ 水道料金等のお支払いでお困りのみなさまへ 新型コロナウイルス感染症の影響により水道料金・下水道使用料の支払いでお困りのお客さまに対して、支払いに関するご相談を承ります。 お問い合わせ先 お住まいの区の営業所 (営業所へのお電話は「お客様センター」で一旦受け付けたのち、各営業所にお繋ぎします。) 東区 電話0926414875  博多区 電話0924411491 中央区 電話0925216155 南区 電話0925414131 城南区 電話0928311311 早良区 電話0928311221 西区 電話0928821311 受付時間 月曜日から金曜日の午前9時から午後5時 漏水調査のお知らせ   水道局では、貴重な水を無駄なく有効に利用するとともに、道路陥没などを防ぐため、道路下の水道管に漏水がないかどうかを調査しています。 この調査では必要に応じて、宅地内の給水管を調査する場合がありますので、皆さまのご理解とご協力をお願いします。 漏水調査について 1  調査を行う場合は、事前にお知らせいたします。 2  調査員は、水道局が漏水調査を委託している証明書を携帯しています。 3  この調査で費用を請求することはありません。 漏水調査のイラスト 問い合わせ先 水道局保全部管修理課 電話092 483 3208 道路上で漏水を見つけたら 漏水は水という大切な資源を無駄にしてしまうだけでなく,出水不良や道路の陥没等、皆さまの日常生活に大きな影響を及ぼす危険があります。 晴れた日でも路面が濡れている場合は、地下に埋設してある水道管からの漏水の可能性があります。 もし、道路上で漏水を見かけられましたら、水道局保全課まで、ご連絡をお願いします。 メーター以降の宅地内での漏水の場合は、指定給水装置工事事業者へ修理を依頼してください。(メーター以降の宅地内での漏水修理はお客さま負担となります。) 指定事業者の一覧は水道局ホームページ(「生活と水道」内「給水工事事業者コーナー」)に掲載しています。 漏水のご連絡先 保全課 電話092 292 0265 ファクス092 472 9849 夜間等緊急を要するときは、営業時間外緊急電話受付センター 電話0120 290 432 (月曜日から金曜日)17時30分から翌朝8時45分、(土曜日、日曜日、祝日、年末年始)24時間受付 3面 第2次「福岡市水道中期経営計画」を策定しました 水道局では、基本理念「みなさまから信頼される水道〜安全で良質な水の安定供給〜」に基づき、取り組むべき4つの施策目標を定めた基本計画である「福岡市水道長期ビジョン2028(平成29〜令和10年度)」を平成29年2月に策定しています。 この長期ビジョンの実施計画として、4年毎に「中期経営計画」を定めることとしており、この度、第2次「福岡市水道中期経営計画」(令和3〜6年度)を策定いたしました。 第2次計画では、第1次計画の振り返りに加え、水道事業を取り巻く環境の変化等を踏まえ、長期ビジョンの目標達成に向け、以下の3つを目指す姿として、各事業を着実に推進していきます。 第2次「中期経営計画」で目指す3つの姿 1 たくましい水道 ゆるぎない信頼・確固たる安全と安心    施設の強靭化や災害応急体制の充実などに取り組みます 2 つながる水道 未来へつながる・お客さまとつながる   経営の効率化や積極的な情報発信などに取り組みます 3 しなやかな水道 変化に柔軟に適応・スマートな運営   ICT技術の積極的な活用などに取り組みます ICT技術の活用で目指す「水道ICTの3つの柱」 柱1 事業運営のスマート化 最小の経費で最大の効果を実現 柱2 アセットマネジメントの推進 維持管理や施工管理を効率化 柱3 お客さまサービスの向上 お客さまの利便性や満足度を向上 令和3年度の主な取組みと予算額 施策目標1 水の安定供給と節水型都市づくりの推進 将来にわたり、安定的に水道水を供給するとともに、限りある水資源を有効に活用します。 〈主な取組み〉 配水管の整備 99億4千万円 配水管の更新(約45km)や新規布設 浄水場の再編 65億1千万円 乙金浄水場の増強整備、高宮系送水管の新設 等 給水管の漏水対策 5億9千万円 給水管の漏水応急修理 等 施策目標2 安全で良質な水道水の供給  全てのお客さまに安心してお使いいただける水道水を提供します。 〈主な取組み〉 水源かん養林の整備 3千万円 水道局が所有する市内水源かん養林を整備(間伐等) 市外の市関連ダム周辺の水源かん養林の整備を支援 水質管理の充実 1億円 水質検査機器の更新、精度の高い水質検査の実施 等 給水栓における水質保持 2百万円 小規模貯水槽設置者への管理に関する啓発資料の送付 直結式給水の普及促進 等 施策目標3 危機管理対策の推進  より災害に強い水道を目指して、多様なリスクに迅速かつ的確に対応します。 〈主な取組み〉 耐震ネットワーク工事の推進 6億1千万円 収容避難所などへの管路の耐震化 重要施設の耐水化 2千万円 水道局庁舎耐水化工事の設計 危機管理体制等の充実 2千万円 給水基地の注水設備更新 等 施策目標4 安定経営の持続 将来にわたり、安定経営を持続させ、経営の基盤となる水道技術を確実に次世代に継承していきます。 〈主な取組み〉 積極的な情報提供 2千万円 広報紙「みずだより」の発行、水道事業紹介動画の作成 等 水道ICTの推進 1億3千万円 水道料金系システムの再構築 ICT技術を活用した水道施設の維持管理等の検討、検証 等 国際貢献活動 3千万円 JICA等と連携した海外諸都市への技術協力 等 SDGs達成のための取組み SDGs(Susutainable Development Goals)とは、「誰一人取り残さない」持続可能な社会を実現するために、2015年の国連サミットで採択された、2030年を期限とする17の国際目標です。 福岡市では、経済的な成長と安全・安心で質の高い暮らしのバランスが取れたコンパクトで持続可能な都市づくりを進めることにより、SDGsの達成に取り組んでおり、水道局においても、安全で良質な水道水を安定的に供給していくため、水道事業の各施策を推進する中で、SDGsの達成に資する取組みを推進しています。 SDGsの17の目標 目標1 貧困をなくそう 目標2 飢餓をゼロに 目標3 すべての人に健康と福祉を 目標4 質の高い教育をみんなに 目標5 ジェンダー平等を実現しよう 目標6 安全な水とトイレを世界中に 目標7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに 目標8 働きがいも経済成長も 目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう 目標10 人や国の不平等をなくそう 目標11 住み続けられるまちづくりを 目標12 つくる責任つかう責任 目標13 気候変動に具体的な対策を 目標14 海の豊かさを守ろう 目標15 陸の豊かさも守ろう 目標16 平和と公正をすべての人に 目標17 パートナーシップで目標を達成しよう お問い合わせ先は 経営企画課  電話0924833107 ファクス0924821376  メール k-kikaku.WB@city.fukuoka.lg.jp 4面 貯水槽式のマンション等の集合住宅には、2種類の検針及び請求方法があります 1 各戸検針 検針及び料金の請求 水道局が各戸ごとに検針し、各戸の使用水量に応じた料金を直接請求します。 メーターの維持管理 原則として水道局が維持管理 引っ越しなどの連絡 お客さまセンター(電話092 532 1010)へ連絡してください。 受付  月曜日から金曜日 8時45分から17時30分 土曜日 9時から17時 日曜日・祝日・年末年始(12月29日から1月3日)は受け付けていません 水道局ホームページからもお手続きできます https://ryokin.suido.city.fukuoka.lg.jp/ 2 一括検針 検針及び料金の請求 水道局が建物全体の使用水量を一括して検針し、管理会社などに料金を一括請求します。それを受けて管理会社などが各戸に料金を請求します。 メーターの維持管理 各戸のメーターは所有者が維持管理(各戸にメーターがない場合もあります。) 引っ越しなどの連絡 管理会社などへ連絡してください。 管理会社などの皆さまへ 入居戸数など変更があった場合は、お客さまセンターに連絡してください。 入居戸数に変更があると料金が変わります。 水道局では、ご入居者にとってわかりやすく、所有者の方にとっても簡便な各戸検針をお勧めしています。 各戸検針にするには 共同住宅の所有者からの申し込みが必要 給水設備などが基準に適合することが必要(設備の改造に要する費用は所有者の負担となります。) 詳しくは、お客様センター(電話092 532 1010)にご相談ください。 検針や請求方法のお問い合わせ先は 営業企画課 電話092 483 3133 ファクス092 482 6918 メール eigyo.WB@city.fukuoka.lg.jp インターネットで24時間お手続きできます 水道水の使用開始、中止(入退去日の5日前まで(土曜日・日曜日・祝日、年末年始を除く)) 過去2年分の水道料金・使用量の確認 水道料金の口座振替、クレジットカード払いの申込 ※口座振替のお手続きは、地方銀行の一部に限ります。 使用開始を除くお手続きには、お客さま番号(11桁)が必要です。 (「ご使用量のお知らせ」や納付書等でご確認ください。) https://ryokin.suido.city.fukuoka.lg.jp/ または「福岡市 水道料金 ネット」で検索 水道メーターの検針にご協力ください 犬は放し飼いにせず、出入口やメーターから離れた場所につないでおいてください。 家の増改築などでメーターが床下や屋内になる場合は、検針のしやすい場所に移してください。 メーターボックスの上に物を置かないでください。 メーターボックスの中は、きれいにしていただくようご協力ください。 お問い合わせ先 営業企画課  電話0924833133 ファクス0924826918 メール eigyo.WB@city.fukuoka.lg.jp 水道局をかたる悪質業者にご注意を 水道局をかたってお客さまのお宅を訪問し、水質や設備の検査、管の清掃を行って料金を請求したり、家族構成を聞き出そうとする事例が発生しています。 不審な訪問には十分ご注意ください。 水道クイズ クイズの正解者の中から抽選で10名様に、水道局オリジナルマイボトルをプレゼント。 クイズ 〇〇に入る日にちはなんでしょう。 ○月○日は、節水の日 答えは、みずだよりのどこかに隠れています。 はがきまたはメールに、クイズの答え・郵便番号・住所・氏名・年齢・電話番号を記入してご応募ください。 その他、紙面に関するご意見・ご感想・みずだよりで取り上げてほしいテーマなどもお待ちしています。 応募先 郵便番号8120011 福岡市博多区博多駅前1丁目28番15号 福岡市水道局総務課 メール mizudayori_anke-to@city.fukuoka.lg.jp 応募締切 令和3年6月1日(火曜日) 当日消印有効 当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。 また、ご記入いただいた個人情報やご意見等は、当選者への賞品発送及びみずだよりの内容検討のためにのみ利用させていただきます。 水道に関するお申込み・お問い合わせ先 (お引っ越しのご連絡や水道料金についてのお問い合わせ等) お客さまセンター 電話 0925321010 ファクス 0925337370 (月曜日から金曜日)8時45分から17時30分、(土曜日)9時から17時  日曜日、祝日、年末年始(12月29日から1月3日)を除く 下記についてはインターネットからもお手続きできます https://ryokin.suido.city.fukuoka.lg.jp/ 水道の使用開始、中止 (入退居日の5日前まで(土曜日、日曜日、祝日を除く)) 過去の水道料金、水道使用量の確認 (事前登録が必要です) 口座振替、クレジットカード払いの申込、変更 口座振替について、インターネットからのお手続きの場合、地方銀行の一部に限ります。 漏水、断水のご連絡先 保全課  電話0922920265  ファクス0924729849 夜間等緊急を要するときは、営業時間外緊急電話受付センター フリーダイヤル0120290432 月曜日から金曜日は17時30分から翌朝8時45分まで 土曜日、日曜日、祝日、年末年始は24時間受付