福岡市障害者差別解消推進会議相談部会 報告書 1 会議の開催状況  (1) 令和元年度(令和元年第2回以降)   実施回:第2回   実施日:令和元年9月24日   時間:10:30〜12:00   場所:あいあいセンター7階 大研修室   委員出席数:13人(定足数8人)   実施回:第3回   実施日:令和元年12月27日   時間:10:00〜11:30   場所:福岡市役所502会議室   委員出席数:13人(定足数8人)   実施回:第4回   実施日:令和2年2月19日   時間:10:00〜11:30   場所:福岡市役所502会議室   委員出席数:9人(定足数8人)  (2) 令和2年度   実施回:第1回   実施日:令和2年7月3日   時間:15:00〜17:00   場所:福岡市役所北別館5階会議室   委員出席数:13人(定足数8人)   実施回:第2回   実施日:令和2年10月9日   時間:10:00〜11:00   場所:福岡市役所北別館5階会議室  委員出席数:11人(定足数8人) 2 相談案件の報告・検討  (1) 相談件数等について   「新規相談件数」,「新規相談件数の分野と障害種別との関係」,「新規相談状況」について,事務局から報告を行った。  (2) 個別事例について   個別事例について,事務局から報告を行った。なお,福岡市障害者差別解消条例第21条第1項第3号及び福岡市障害者差別解消推進会議運営要領第4条第1項第2号に基づく意見はなかった。 3 推進会議での事例報告について  (1) 令和元年度第2回相談部会   推進会議が原則公開となることを踏まえ,相談の秘密性・匿名性の確保やプライバシーの問題,推進会議と相談部会の役割などを踏まえ,委員から以下のような意見が出され,第3回相談部会において,生活の場面や分野ごとに匿名化した事例報告の案を事務局が作成し,協議することとした。   ・事案の匿名化,抽象化により,個人情報ではなくなるが,相談者が相談窓口へ相談しにくくなる,あるいは相談のきっかけとなった相手方事業者に影響が及ぶ恐れもあり,どう調整するかが課題である。   ・相談の中から,「課題にすべき,解決が難しい事例」と「好事例」という観点で,相談部会で意見調整をして,推進会議に事例を挙げられたらいいのではないか。   ・推進会議でほしい資料というのは,個別の事例ではなくて分野ごとの事例,傾向の事例が欲しいのではないか。   ・個別の案件を細かく出すよりは,解決に至った経緯など背景的なものが出せるのであれば啓もうできるのではないか。   ・相談部会で上がった案件の傾向をお伝えして,推進会議で今後の展開や対策を考えていただくのがいいのではないか。   ・推進会議の委員さんにもいろんな事例があっていることを知っていただきたい。    匿名化された形だけではなくて,実態を知ってほしい。  (2) 令和元年度第3回相談部会   事務局が作成した事例報告の案を基に協議し,以下の委員の意見を踏まえ,好事例と推進会議で検討してほしいことという2つについて推進会議への報告案を作成することとした。   ・成功事例を基に改善していけばいい気がするので,課題とどのように課題が解決されたかを項目として挙げてはどうか。   ・報告する事例の基準の明確化と満場一致の合意形成など,手続きを整理して推進会議に報告すべき。  (3) 令和元年度第4回相談部会   事例報告の案を事務局が作成し,各委員の意見を踏まえ,修正を行った。   ・事例決定の方法について,全員賛成となっているが,条例が施行されたばかりで,また,様々な分野から相談部会の委員に就任されている中で,感じ方の違いはある。過半数で決定する等,相談部会での差別に対する感覚の違いを推進会議に伝えていく必要もあるのではないか。   ・委員の一人が是非推進会議に出すべき事例だという意見に対して,他の委員が明確に反対を表明するというのはよほどのことではないか。そのため,文言を「全員賛成」ではなくて,「出席委員の反対がなかったものとする」などではどうか。   ・推進会議で報告した結果を相談部会に報告するとしていただきたい。  (4) 令和2年度第1回相談部会   令和元年度第4回相談部会での協議結果を踏まえた事例報告の案について,推進会議委員に意見を紹介した結果を基に,各委員の意見を踏まえ,修正を行った。   ・事例報告の決定方法について,相談部会出席委員全員の反対がなかった事例のみにするとなっているが,仮に,どういう形であれ推進会議に挙げることを反対する委員がいた場合には,事例報告できなくなってしまうのではないか。   ・事例の決定にあたっては「原則として」相談部会出席委員全員の反対がなかった事例のみとするとしてはどうか。  (5) 令和2年度第2回相談部会   令和2年度第1回相談部会の意見を基に修正した事例報告の案を報告し,特に委員からの意見はなく,最終案とした。 4 意見交換  (1) 令和元年度第4回相談部会   ・新型コロナウイルスに関連して,市に専門の相談窓口があるかどうかなどについて委員から質問があった。  (2) 令和2年度第2回相談部会   ・啓発について,一般の企業への啓発が課題なのではないか。   ・企業向けの研修について,積極的な呼びかけがあれば啓発が進むのではないか。そういったことを推進会議で議論していただきたい。