資料3 福岡市障害じ・しゃ等実態調査について 1.これまでの調査の目的  次期保健福祉総合計画及び障害福祉計画の策定にあたり,障害じ・しゃの実態を把握するとともに,障害保健福祉施策を推進する上での利用しゃのニーズを把握するため,実態調査を実施。 また,平成28年6月に策定した福岡市保健福祉総合計画(障害しゃ計画含む)において,成果指標を定めており,本実態調査の結果を踏まえ進捗管理を行っている。 2.実態調査の現状と課題 (1)前回調査において,回答しゃから設問内容が難しい,設問数が膨大である等,負担が大きいという意見が多数あった (2)上記(1)の理由から回収率が上がらない状況である (3)無作為で抽出し,調査していることから,利用しゃの多いサービスのニーズが高い結果となり,少数でも支援を要する障害当事しゃのニーズを把握しづらい状況であるとの意見があった 3.実態調査の考え方   今後の実態調査については,下記の考え方を踏まえ見直しを行う。 (1)調査を「実態(全体)調査」と「個別調査」に分けることとする (2)「実態(全体)調査」 ・成果指標の経年変化を確認することを重視するとともに,計画の策定,評価及び施策の方向性を検討するために実施する ・質問項目を絞り,対象しゃが回答しやすいものとする ・実施頻度を計画期間にあわせ,6年に1度を原則とする (3)「個別調査」 ・少数でも支援を必要とする障害当事しゃのニーズ把握を目的とし,具体的な施策の検討を行 うために実施する ・調査のテーマ・対象・方法については,障害しゃ保健福祉専門分科会や地域生活支援協議会等の意見を聞きながら決定する ※「個別調査」については,地域生活移行部会から意見をいただき,現在,入所施設やグループホームを運営している法人及びその利用しゃと家族に対し,地域生活へ移行を促進するために必要な支援等についてのニーズ調査を第1段として実施中。 4.今後のスケジュール  (1)実態(全体)調査   平成31年7月 専門分科会にて調査項目の検討   8月 専門分科会にて調査項目の決定   7月から8月 精神障害しゃ一次調査実施   9月から10月 実態調査実施   11月から2月 調査結果のまとめ   3月 報告書完成  (2)個別調査   平成31年度から専門分科会等の意見を聞きながら必要に応じて実施 5.参考 平成28年度に実施した調査の概要 (1)身体障害しゃ調査 対象しゃ 市内に居住する身体障害しゃ手帳所持しゃ(18歳以上) 層化無作為抽出 調査方法 郵送調査,訪問調査 標本数 1,300人 回収率 66.5パーセント (2)知的障害しゃ調査 対象しゃ 市内に居住する療育手帳所持しゃ(18歳以上) 層化無作為抽出 調査方法 郵送調査 標本数 850人 回収率 61.3パーセント (3)障害じ調査 対象しゃ 市内に居住する身体障害しゃ手帳所持しゃ,療育手帳所持しゃ(17歳以下) 層化無作為抽出 調査方法 郵送調査 標本数 850人 回収率 63.4パーセント (4)発達障害じ・しゃ実態調査 対象しゃ 発達障害しゃ関係団体等に所属(利用)もしくは特別支援学級や通級指導教室に通っている発達障害じ・しゃとその家族 調査方法 団体等や学校から対象しゃに調査票を配布 配布数 697人 回収率 37.7パーセント (5)難病患しゃ実態調査 対象しゃ 市内に居住する特定医療(指定難病)受給しゃ証所持しゃ 層化無作為抽出 調査方法 郵送調査,訪問調査(一部希望しゃ) 標本数 1,000人 回収率 55.6パーセント (6)事業しゃ等実態調査 対象しゃ 市内の相談支援事業所,居宅介護等事業所,施設事業所,グループホーム及び市内の相談機関(全数) 調査方法 郵送調査 配布数 657事業所 回収率 55.6パーセント (7)精神障害しゃ実態調査 ・病院 対象しゃ 福岡都市圏に開設し,精神科を標榜している病院を利用する患しゃ(福岡都市圏:福岡市,筑紫野市,大野城市,太宰府市,宗像市,糸島市,古賀市,福津市,粕屋郡 47カ所) 調査方法 病院を通じて依頼・回収 配布数 1,629人 回収率 81.8パーセント ・診療所等 対象しゃ 市内に開設し,精神科を標榜している診療所等を利用する患しゃ 101カ所 調査方法 診療所等を通じて依頼・回収 配布数 1,371人 回収率 34.8パーセント