福岡市障がい者等地域生活支援協議会区部会における平成28年度区部会ネットワーク報告書 平成28年度 東区部会ネットワーク報告書 資料1 東区ネットワーク会議 目的:地域生活支援拠点等整備の面的整備を意識したネットワーク構築、地域課題の共有 対象:東区内の障がい福祉関係者 取組:講演、リレートーク 東区サービス連絡会議 目的:地域生活支援拠点等整備の面的整備を意識したネットワーク構築 対象:東区内の障がい福祉サービス事業所中心 取組:ワールドカフェ形式のグループワーク、東区社会資源ガイドブック作成等 課題:成果の共有 東区心のケア連絡会 目的:精神保健分野のネットワーク構築 対象:東区内の精神保健関係機関中心 取組:事例検討、シンポジウム、講演等 課題:参加者の広がり 相談支援部会 目的:相談支援専門員同士のネットワーク構築、スキルアップ  対象:東区内の指定特定相談支援事業所 取組:講演、グループワーク等 幹事会 事務局 東区知的障がい者相談支援センター 世話人会 事務局 東区精神障がい者相談支援センター 資料2 ・東区では従来より障がい福祉サービス事業所を中心としたネットワークである東区サービス連絡会議、精神保健福祉関係機関を中心としたネットワークである東区心のケア連絡会があり、それぞれ独自の役割がある為無理な統合を行うことなく、今年度も従来通りの運営を行いながら、各連絡会共催で東区ネットワーク会議を開催した。東区ネットワーク会議終了後は、東区ネットワークつくり忘年会と称して懇親会を実施し関係者相互の交流を図った。 ・東区ネットワーク会議、東区サービス連絡会議では、単なる顔の見える関係作りに留まらず、平成29年度から整備が始まる地域生活支援拠点等整備の面的整備を意識し、ワールドカフェ形式のグループワーク、講演会等を企画した。講演では、厚生労働省相談支援専門官を招き、地域生活支援拠点だけでなく、平成30年度に向けた総合支援法の改正ポイント、意思決定支援、計画相談の重要性や主任相談支援専門員について等ホットな話題について講演していただいた。 ・相談支援部会では、年度初めに相談支援専門員のニーズ把握を行い、そのニーズに基づいて研修会等を実施した。研修会では、サービス等利用計画と個別支援計画の連動をテーマに福岡県自立支援協議会のアドバイザーも務める相談支援専門員を招き講演頂いた後、相談支援専門員、サービス管理責任者混合グループで連携の在り方についてグループワークを実施した。 平成28年度 博多区部会ネットワーク報告書 資料1 @区部会ネットワークのイメージ図 博多区障がい者福祉スマートネットワーク 福岡市障がい者等地域生活支援協議会を通じて事業所,行政,医療,就労機関,教育機関が連携 Aネットワーク構築の目的・ねらい 障がい福祉の関係者が「顔の見える関係」になる。 関係者が協力して地域課題がスマートに解決できるようになる。 B取組内容 7月28日 博多区精神保健福祉ネットワーク会議と共催 「テーマ:支援困難事例への対応に関する情報交換会」 12月21日 指定特定相談支援事業者とのネットワーク会議 「テーマ:指定特定相談支援事業のネットワーク」 2月24日 博多区精神保健福祉ネットワーク会議と共催 「テーマ:犯罪を犯した者の立ち直りについて」 3月某日 指定特定相談支援事業者とのネットワーク会議 「テーマ:区基幹相談支援センターと来年度の相談支援体制」 C成果・効果 博多区健康課と共催でネットワーク会議を開催することにより、既存のネットワークを生かすことができた。 支援困難事例、触法の事例等を通じて各関係機関と協働の関係を構築することができた。 D課題・今後の展望 テーマに応じた継続的な取り組みが必要。 各区に区基幹相談支援センターが整備されるため、これまで以上にネットワーク構築の取組を強化する。 資料2 今年度、特に力を入れたこと ・博多区健康課と共催のネットワーク構築 行政と共催でネットワーク構築を行い、官民協働で障がい者福祉に取り組む関係を構築した。 ・指定特定相談支援事業所のネットワーク強化 指定特定相談支援事業所とのネットワークを強化することができた。 次年度、強化する取り組み これまでに構築してきたネットワークの取組を区基幹相談支援センターの取組により、更に強化する。 平成28年度 中央区部会ネットワーク報告書    資料1 ちゅうちゅうネット(中央区障がい福祉ネットワーク) ネットワーク参加者 基幹相談支援センター・相談支援事業所・就労系事業所・日中活動系事業所・ヘルパー事業所・放課後等デイサービス事業所・グループホーム・精神科クリニック訪問看護・特別支援学校・社会福祉協議会・行政(福祉介護保険課・健康課・保護課) 目的,ねらい ・支援機関が連携して顔の見える関係を築くことで「安心」の輪を広げていくため。 ・支援者のスキルアップ・人材育成を目指し、地域生活支援について学ぶため。 ・相談支援事業所を障がいのある人や様々な支援機関に周知していくため。 ・それぞれが抱えている地域課題の解決に繋げていくため。 ・障がいのある人を支援する上での新たな社会資源を発掘していくため。 内容 第7回を平成28年7月22日に開催 参加者90名(44事業所) ・事例検討「高齢の母親と二人暮らしをしている知的障がいのある50代男性の今後の生活について」 第8回を平成29年1月20日に開催 参加者83名(39事業所) ・講義「来年度からの相談支援体制について」 ・事例検討「知的障がい(大人になって診断)で鬱病を持つ40代男性の今後の就労について」 成果・効果 ・様々な職種からアイデアを聞くことで、参加者の視野を広げることができた。 ・今後の支援に活かしていきたいと思えるような意見を聞くことができた。 ・中央区内の支援機関について、顔の見える関係を作ることができた。 ・支援者間の親睦を深めることができた。         など 中央区相談支援ネットワーク会議 目的・ねらい ・中央区の指定特定相談支援事業所の連携を強化していくため。 ・計画相談を進めていく上での意見交換の場とするため。 ・相談支援専門員のスキルアップ向上のため。 内容 第1回(平成28年6月) 第2回(平成28年8月) 第3回(平成28年10月) 第4回(平成28年12月) 第5回(平成29年2月) ・行政(福祉介護保険課・健康課)との意見交換 ・事例検討 ・事例を通して展開手法の学習 ・社会資源等の情報共有     等 成果,効果 ・中央区の相談支援事業所や行政との繋がりを強化することができた。 ・困難ケースを一事業所で抱え込まず、他の事業所に相談できる関係を作る ことができた。 ・社会資源についての情報を多く知ることができた。    など 課題・今後の展望 ・「また参加したい!」と思える研修会の企画・実施。 ・1ヶ所の事業所が抱え込むのではなく、みんなで支える関係作り。 ・ネットワークの継続。 ・障がいのある方の地域生活の実現に向けての支援。 資料2 今年度特に力を入れて取組んだこと ・中央区障がい福祉ネットワークの構築 (顔の見える関係づくり) ・指定特定相談支援事業所のサポート (ネットワーク会議での事例検討必要に応じたサポート体制の構築) ・中央区事業所情報収集シート作成 (事業所の特徴・PRを掲載し年に1回の更新・配布することで事業所紹介時に活用最新の情報を提供できる) 次年度からの区基幹センターとして目指すこと ・地域づくり ・24時間対応可能に向けての体制作り ・指定特定相談支援事業所のサポート ・社会資源の情報整理 ・福祉サービス事業所との連携強化 ・相談員のスキルアップ ・中央区部会の運営 ・地域課題に向けての取組み 宣言! @様々な相談ケースに向き合いながら、相談一人ひとりのスキルアップを目指します。 A地域や専門分野等との幅広いネットワークを作っていきながら中央区全体を活性化させます。 B地域へのアウトリーチをすることで、一人ひとりに支援が行き届く仕組みを作ります。 平成28年度 南区部会ネットワーク報告書  資料1 南区ネットワーク会議(相談支援,行政,学校,居宅介護,入所施設,通所施設で構成) ネットワーク委員は企画・立案・運営に協力 目的・ねらい 「顔の見える、気軽に話せる、つながり続ける」をキーワードにネットワークを構築し、地域課題の共有・解決を図る 取り組み内容 南区ネットワーク会議 グループディスカッションを実施 ・第4回(平成28年7月)議題「本人の思いと支援との間で悩む事」 ・第5回(平成29年2月)議題「今年の“私の仕事(支援)”を振り返る」 福岡市南区つながるねっと 指定特定相談支援事業所のネットワーク 児童・成人のグループに分かれて事例検討を実施 ・第3回(平成28年6月) ・第4回(平成28年12月) 成果・効果 第4回、5回ともにテーマを設定し、グループワークをおこなうことで参加者の意見交換、交流を図ることができた。グル―プワークについて身近なテーマを設定する事で自分自身の支援について振り返り、学びの場を持つことができた。 課題・今後の展望 これまでのネットワーク会議で培ったノウハウを活かしながら企画、運営をおこなう。参加したい、参加して良かったと思ってもらえるよう、内容の質の向上を目指していく。 資料2 南区ネットワークのこれまでを振り返っての考察 ・区内の事業所の顔の見える関係づくり、ネットワークの土台ができた。 ・ネットワーク委員会を組織し、現場の支援に携わる方々の意見を取り入れながら企画・運営する仕組みができた。 ・グループワークを積極的におこない、ざっくばらんに支援について話をしたり、情報共有できる場をつくることができた。 ・毎回多くの方々の参加があり、参加者の中にも南区ネットワークの目的やイメージが定着してきた。 これまでつくりあげてきたものを活かしながら、さらに発展させて顔の見える、気楽に話せる、つながり続ける関係づくり、当事者のための支援につながるネットワークをつくっていく。 平成28年度 城南区部会ネットワーク報告書  資料1 障がい福祉サービス事業所とのネットワーク 「城南サポネット」(平成26年度より開催) 目的・ねらい ・城南区内のネットワークの拡大 ・社会資源や制度、サービス情報などの共有による地域の支援体制の強化、ネットワークの力による課題への対応 ・地域課題の整理や抽出、区部会との相互のフィードバック機能 内容 第7回 6月開催 障害者差別解消法とは?私たちは何に気をつけたらよいの? 第8回 11月開催 城南サポネットしゃべり場!〜同じ事業所同士でざっく ばらんに話そう!みんなで元気になろう!〜 第9回 2月開催 他の事業所の取り組みを知ろう!「ちょこっとあなたにプレゼント」 成果・効果 ・事業種別ごとの開催などを行いより専門的な情報の交換、課題や取組みの共有が出来た ・実行委員会の開催により、より地域の事業所の声を反映させた企画立てが出来た 相談支援事業所とのネットワーク「城南そうだんねっと」(平成27年度より開催) 目的・ねらい ・特定相談支援事業所同士での情報共有、課題の整理 ・特定相談支援事業所同士でピアスーパービジョンができるような場つくり ・事例検討によるマネジメント力の向上、地域課題の整理 内容 平成28年度 第1回 5月開催 ・記録の工夫について・相談支援関連書籍の情報提供 平成28年度 第2回 8月開催 ・茶話会 平成28年度 第3回 10月開催 ・社会資源の活用について 平成28年度 第4回 1月開催 ・事例検討、サービス等利用計画の持ち寄り ・書類、記録の整理について 成果・効果 ・情報交換、課題の共有ができた ・事例検討を通して支援に関する知識や考え方などを深めることが出来た 各障がい福祉サービス事業所の代表者で構成される「城南サポネット 実行委員会」(平成27年度より発足)と城南区部会 (事務局 城南区精神障がい者相談支援センター 城南区知的障がい者相談支援センター)が連携して城南区部会を運営 課題・今後の展望 ・ネットワークを通して見える地域課題を吸い上げ、協議会への提言、社会資源の開発改善につなげる ・区内にある事業所の情報シート、社会資源マップなどの作成、更新をおこなう ・実行委員会による地域の事業所からのより主体的な企画の提案、ネットワークの拡大の取組みをすすめる 資料2 城南サポネット 平成28年度の活動実績(アピールポイント) ・実行委員と協同し事業所の意見や要望を企画に反映できた ・これまで年2回だったが、今年度は3回開催した  うち1回は事業種別に3回に分けて(時間帯を変えて)開催するなど、参加してもらいやすいように工夫した ・事業所紹介シートを作成した 平成29年度の予定 ・年3回開催する ・事業所情報シートの更新、修正をおこなう ・実行委員に現場の意見や要望を出してもらう ・実行委員に、より主体的に運営に参加してもらう ・こころのケア共感部会、中央区障がい者基幹相談支援センターなど既存のネットワークとの連携を図る 城南そうだんねっと 平成28年度の活動実績(アピールポイント) ・相談支援事業所の疑問や課題の共有をおこなった ・障がい福祉サービスの利用について情報交換をした ・事例の持ち寄りによるピアスーパービジョンを実施した ・新規事業所に声かけし、参加を促した 平成29年度の予定 ・年4回開催する ・事例検討によるピアスーパービジョンの機会を継続する ・ネットワークによる相談員の抱え込み防止を図る ・相談支援事業所の庶務について情報交換をおこなう 平成28年度 早良区区部会ネットワーク報告書                                       1早良区部会ネットワークのねらい 区内で必要なネットワークの構築に向けて取り組むとともに、既存のネットワークを結び付ける役割を果たし、福祉サービスが必要な人に年齢、分野を問わず機能するネットワークを構築する。 2平成28年度早良区部会の活動内容及びその成果と今後の課題について (1)早良区内居宅介護事業所ネットワーク(さわ介ネット) ・早良区内居宅介護事業所による事例検討会、情報交換会、交流会等を企画・実施し、ネットワークの構築を行いました。 ・計画相談や障がい福祉と介護保険の絡み、ストレスマネジメント、ノロウィルス対策など、現場に即した意見交換が行え、連携強化につながりました。 参加事業所が限られてきているため、参加事業所の拡大が今後の課題となっています。そのため、今後は広報や懇親会などを行い参加しやすいネットワークを作っていきます。 (2)早良区指定特定相談支援事業所ネットワーク ・今年度は@移動支援、A就労系サービス、B介護保険、C家族が障がい者手帳を持つケースなどの意見交換を行いました。 ・全ての事業所が参加できていないため、今後も広く呼びかけを行っていきます。 (3)第1回早良区合同ネットワーク会議(参加ネットワーク) 2月17日に開催 24名の参加 アンケートには概ね満足との感想であった。 意見としては,お互いのことを知ることができてよかった、今後も定期的に企画して欲しい、などの意見がありました。 今後の早良区部会が目指すネットワーク 障がい福祉や介護保険、医療など、内容によっては各ネットワークが共通して抱えている課題もあるため、今後は多くの人がお互いを知る機会を作り、ネットワーク同士の横の連携を深めていくとともに、それぞれのネットワークをより有効に機能させるための役割を担っていきたいと考えています。 今後は従来のネットワーク活動に加え、年2回程度の合同ネットワーク会議を開催し、事例検討や各ネットワークでの事業・活動報告等を企画していく予定です。 平成28年度 西区部会ネットワーク報告書 @区部会ネットワークのイメージ図 地域福祉,相談支援,高齢福祉,教育機関,児童福祉,保健医療,障害福祉,行政が連携して障がい者や家族を支援 Aネットワーク構築の目的・ねらい 西区障がい者等サポートネットワークでは,『横のつながり・顔の見える関係』を築くことで、関係機関が単独で抱えていることや、困っていることを共有し、みなさまの日々の支援に役立てていくことができればと考えています。 略して、「西サポネット」と呼んでいます♪ ・継続的なネットワークを構築するための検討を行い、『西サポネット』の運営に、外部の方を巻き込むこととする。 1.『西サポネット』実行委員(仮称)(以下、実行委員)を募集。(西区内にある福祉サービス事業所等、87ヶ所) 2.12事業所から応募。 3.6事業所を選定。 4.3月上旬に『西サポネット』実行委員会(仮称)を開催予定(2月末時点)。内容 「西サポネット」の運営方法等について C成果・効果、D課題・今後の展望 ・実行委員を募集する際に、「西サポネット」の周知活動ができた。 ・通所系(2事業所)、訪問系(6事業所)、児童(3事業所)、相談(1事業所)から実行委員への応募があった。  福祉サービスを提供する方々の視点を取り入れた、ネットワーク構築が見込まれる。  ネットワーク作りを押し進めていくにあたって、いかに実行委員に主体的に関わってもらえるか。そのための役割分担を行っていくことが望まれる。 資料2 課題 「西サポネット」をより知ってもらう為の方法の検討。 今後の展望 ・参加者の方が興味のあるテーマを取り上げる。 事例検討を通して地域課題を共有する。 毎年、「タイムリーな話題」をテーマとして『西サポネット』を開催してきた。しかし、「タイムリーな話題」をテーマとするだけでは、継続的なネットワークを保つには限界を感じていた。そこで、継続的なネットワークを構築するために、『西サポネット』の運営に、ネットワークを構築したい外部の方を巻き込んでいくこととした。また、既に外部の方を巻き込んだネットワーク構築を行っている<城南区部会>事務局に話を聞いた。 西区内にある福祉サービス事業所等、87ヶ所に対して『福岡市障がい者等地域生活協議会』および『西サポネット』の活動内容を周知した。また、『西区相談あつまろう会』(西区指定特定相談支援事業所のネットワーク会議)においても、ネットワーク構築に向けての参画を呼び掛け、『西サポネット』の活動内容を周知した。その結果、12事業所から応募があり、6事業所に参画を依頼した。 来年度からは、福祉サービスを提供する方々(通所系・訪問系・児童系・相談)の視点を取り入れたネットワーク構築を行う。