より安全で安心な水道水を目指して みずだよりナンバー76 平成28年8月1日 編集 発行 福岡市水道局総務課 郵便番号 812 0011 福岡市博多区博多駅1丁目28番15号 電話 483 3139 ファクス 482 1376 http://www.city.fukuoka.lg.jp/suidou/ 年3回発行 次回は1月1日号 1面 地震に備えを 応急給水活動の様子 避難所などに給水車で運んだ水を給水袋や持参されたペットボトルに入れて配布します。 応急復旧活動の様子 付近一帯の水道管が被害を受け、水が行き届かなくなっている地域では、道路の脇に仮設の水道管を設置することで、一刻も早く水を使うことができるようにしています。 漏水調査の様子 地面の下の水道管から漏水している箇所を、専用の機器で探して特定し、漏水部分の地面を掘って、中にある水道管を修理します。 派遣先での打合せの様子 他の水道事業体と協力し、熊本県内で復旧にあたりました。情報共有が重要です。 写真は現地で活動中の職員が、活動の間に撮影したものですが、一部画像が粗い点をご了承ください。 日頃から災害に備えましょう。 平成28年4月、福岡市から100km程しか離れていない熊本県熊本地方を震源に、大きな地震が発生しました。熊本県内や大分県内で大きな被害があり、現地では水道施設の損傷や、水源のにごりによって大規模な断水や給水の制限が起こり、市民生活に多大な影響がありました。 福岡市水道局及び公益財団法人福岡市水道サービス公社からは、震災の翌朝より給水車や職員を派遣し、応急給水活動を行ったり、壊れた水道施設の復旧、全国から応援に集まった水道事業体の調整にあたるなど、延べ1,000人を超える職員を派遣し、復旧への支援を行いました。 水は生命維持にも生活にも不可欠です。どんな時でも、皆さまにお届けするためには、災害時の被害をできるだけ少なく抑え、また迅速な復旧が必要です。 そのためには、日頃からの備えが重要であると、改めて感じております。家庭でも、飲料水の備蓄などご協力をお願いします。 2面 水道局の備え 1 応急給水、応急復旧 他の水道事業体の協力を受けながら、給水を確保し、迅速に機能を回復します。 応急給水 災害後、断水が生じた場合などは避難所や救急告示病院などへ応急給水を行います。 応急給水の水を確保する緊急時給水拠点を浄水場などに整備するとともに、給水タンクなどの応急資器材などを保全事務所などの給水基地に保管します。 また、福岡市だけでは難しい場合は、他の都市からの応援、協力を得て、給水を行う体制を整えています。 給水タンクの写真 応急給水栓から給水を受ける様子の写真 応急復旧 壊れてしまった水道管や、水道施設を修理し、機能を回復します。復旧に必要な資材や、管理図面などは、市内に分散して保有し、有効に活用できるようにしているほか、復旧要員や復旧資材の確保には、他の水道事業体や民間の水道事業関係者とも協力体制をとっています。 また、防災訓練などを通じて地域の防災強化につなげていきます。 防災訓練での水道管の復旧の様子の写真 壊れた水道管や施設を迅速に修理! 2 水道施設の耐震化 地震に強い施設で被害を抑制します。 地震による被害で、浄水場、配水池、配水管などが壊れてしまうと、水道水を作ったり、届けることができなくなってしまいます。 より強い水道施設となるよう、計画的に耐震化を進めています。 施設の耐震化(配水池の場合) より強い施設となるよう、既存の施設を補強したり、建て替えを行っています。 既存の施設の耐震化 耐震化前の配水池から耐震化後の配水池へ コンクリートの壁を設けて、耐震性を向上 施設の建て替え 立て替えた配水池の写真 配水池は、浄水場でつくった水道水をためておくところだよ。緊急時には、ここから給水車に給水したりもするんだ。 耐震化(配水管の場合) 新しく管を入れる時や、古くなった管を交換する時には、地震に強い管(耐震管)を使用します。また、避難所や救急告示病院など、非常時に特に水が必要な施設につながっている管を耐震管で優先的に整備しています。(耐震ネットワーク工事) 耐震管吊り上げ実験の様子の写真 耐震管は、管のつなぎ目が伸び縮みすることで、揺れに対応できます。 浄水場から配水池、配水本管、配水支管のイラスト 配水支管で、救急告示病院や避難所につながる管を耐震管で整備(耐震ネットワーク工事) 家庭でも備えを 地震によって、ご家庭の給水管の破損や、給水装置の故障が起こったり、集合住宅では停電による電動式送水ポンプの停止などでも、じゃ口から水は出なくなります。 日頃から、緊急時に生命維持のため必要な水の備蓄をお願いします。 水の備蓄は一人1日3リットル、3日分を目安に 未開封のペットボトル入りの水は、比較的長期保存が可能なものが多く、備蓄に向いています。また、中の水を使い切った後に、給水車などから応急給水を受ける際、持ち運びにも便利です。(ペットボトル水の保存期限は各製品の表示をご確認ください) 水道水を保存する場合は、清潔でフタのある容器に、口元いっぱいまで水を入れて、保存中に空気に触れないようにしてください。直射日光の当たらない涼しい場所で保存することで、3日程度は飲み水として使用できます。(浄水器をとおした水は、塩素による消毒効果がないため、毎日くみ替えてください)くみ替えた水は掃除や洗濯にご使用ください。 必要な備蓄量を計算してみよう 家族の人数×3リットル×3日=備蓄の目安 例えば4人家族なら、4人×3リットル×3日分=36リットル 飲み水だけでも思ったよりたくさん必要なんだなぁ。急に準備するのは大変だから、普段からの備えが大事なんだね。 3面 新たな水道長期ビジョンを策定します 将来にわたり、安全で良質な水道水を安定的にお届けできるよう、今後の水道事業運営の基本計画として、新たな「福岡市水道長期ビジョン」を策定します。 平成29年度からのスタートに向けて、現在、策定を進めています。 現在の水道長期ビジョン 平成21年策定 基本理念 みなさまから信頼される水道〜安全で良質な水の安定供給〜 主な取組  水の安定供給 渇水対策容量を持つ「五ケ山ダム」の建設促進(平成29年度完成予定)老朽化した配水管の計画的な更新 など 安全で良質な水道水の供給 徹底した水質管理 小規模貯水槽の適正管理の啓発 水源かん養林の整備 など 「施設の耐震化」や「お客さまサービスの向上」なども、ビジョンに基づき着実に推進しています。 環境の変化と課題 高度成長期に急速に整備を進めた配水管などの大量更新期が到来 料金収入が伸びない中で、施設の大量更新への対応が必要 災害に対し、より強い水道となるため、水道施設の耐震化のペースアップが必要 これらの課題に適切に対応していくため新たな基本計画が必要 新たな水道長期ビジョンの策定 将来にわたり安定給水・安定経営を持続 中長期的視点に立った今後の事業運営の基本計画として策定 計画期間 平成29〜40年度(12年間) 策定スケジュール(予定)〜9月原案作成 10月頃パブリックコメント実施 12月頃最終案 平成29年2月新ビジョン策定 平成28年9月〜平成29年2月 議会報告 水道ボーイフクちゃんの水道局突撃インタビュー 「水道長期ビジョン」ってなんだろう。どうやって作るのかな。きいてみたよ。 フク 「水道長期ビジョン」って何 職員 「水道長期ビジョン」は、安全で良質な水道水をこれからもずっとみんなに届けるため、さまざまな課題の解決に向けた取組みなど、今後の水道事業をすすめるうえで基本となる計画のことだよ。 フク そうなんだ。例えばどんな課題があるの。 職員 福岡市の発展にあわせて昭和40年代頃から急速に整備を進めた水道管が古くなってきて、これから大量に取り替えていく必要があるんだ。それに、大きな地震が起きても大丈夫なように、水をつくる浄水場を補強したり、水道管を地震のゆれに強い管にすることも必要なんだ。それには、たくさんのお金や時間がかかるから、しっかりとした計画が必要なんだ。 フク どうやって、新しいビジョンを作っているの。 職員 水道はみんなの生活に欠かせない大切なものだから、「お客さまアンケート」の結果のほか、水道に詳しい大学の先生や、水道を使っている市民の方々の意見をききながら作っているんだ。 フク 僕たちが意見を伝える方法もあるの。 職員 もちろんだよ。10月頃に「パブリックコメント」といって、誰でも新しいビジョンの案に意見を言うことができる機会をつくるよ。詳しくは水道局ホームページなどでお知らせするから確認してね。 みんなの意見で、新しいビジョンができていくんだね。 お問い合わせ先は 経営企画課 電話 483 3107 ファクス 482 1376 メール k-kikaku.WB@city.fukuoka.lg.jp 貯水槽式マンション等の集合住宅には、2種類の検針及び請求方法があります 検針方法 各戸検針と一括検針 検針及び料金の請求 各戸検針の場合 水道局が各戸ごとに検針し、各戸の使用水量に応じた料金を直接請求します。一括検針の場合 水道局が建物全体の使用水量を一括して検針し、管理会社などに料金を一括請求し、管理会社などが各戸に料金を請求します。 メーターの維持管理 各戸検針の場合 原則として水道局が維持管理 一括検針の場合 各戸のメーターは所有者が維持管理(各戸にメーターがない場合もあります。) 引っ越しなどの連絡 各戸検針の場合 お客さまセンター(電話番号092-531-1010)へ連絡してください。 お客さまセンターの受付時間は、月曜日から金曜日の8時45分から17時30分、土曜日の9時から17時 日曜日、祝日、年末年始は受け付けていません。水道局ホームページからもインターネット手続き可。http://www.city.fukuoka.lg.jp/suidou/ 一括検針の場合 管理会社などへ連絡してください。管理会社などのみなさまへ 入居戸数など変更があった場合は、お客さまセンターに連絡してください。入居戸数に変更があるお料金が変わります。 水道局では、ご入居者にとってわかりやすく、所有者の方にとっても簡便な各戸検針をお勧めしています。 各戸検針にするには、共同住宅の所有者からの申し込みが必要です。給水設備などが基準に適合することが必要です。設備の改造に要する費用は所有者の負担となります。 詳しくは、お住いの区の営業所にご相談ください。 東区は、東営業所 電話 641 4875 ファクス 632 3796 博多区は、博多営業所 電話 441 1491 ファクス 482 6917         中央区は、中央営業所 電話 521 6155 ファクス 522 9157 南区は、南営業所 電話 541 4131 ファクス 561 9809 城南区は、城南営業所 電話 831 1311 ファクス 845 7596 早良区は、早良営業所 電話 831 1221 ファクス 845 7587 西区は、西営業所 電話 882 1311 ファクス 891 6978 お問い合わせ先は 営業企画課 電話 483 3133 ファクス 482 6918 メール eigyo.WB@city.fukuoka.lg.jp 4面 水源地域での下草刈り交流事業に参加しませんか フクちゃんと学ぼう 福岡市は大きな河川がないなど、地理的に水資源に恵まれず、水源の多くを市域外に頼っています。その水を育んでいるのが森林です。今回は、森林を守る活動の一つである「下草刈り」について紹介します。 200海里の森づくりでの下草刈りの写真 職員 「下草刈り」は植林した苗木が、周りの雑草に養分を取られたり、日光を遮られたりしないように、苗木の周りの雑草を刈り取る作業だよ。 フク そんなこともしているんだね。 職員 森林を育てるには、手入れが重要なんだ。市民の皆さんと一緒に活動しているよ。 フク 植林だけでなく、その後の手入れをしっかりすることで、森林が育っていくんだね。 ひと山まるごとガーデニングでの下草刈りの写真 9月の下草刈り交流事業 事業名 200海里の森づくり 実施日時 平成28年9月3日 土曜日 7時20分集合、17時解散 実施場所 日田市中津江村 募集締め切り 平成28年8月14日 日曜日 事業名 ひと山まるごとガーデニング 実施時期 平成28年9月24日 土曜日 7時30分集合、17時解散 実施場所 日田市大山町 募集締め切り 平成28年8月28日 日曜日 募集対象 市内に住むか通勤、通学する小学5年生以上で、山中の傾斜地での下草刈りができ、体力に自信のある方。(中学生以下要保護者同伴) 定員 40名(応募者多数の場合、抽選) 参加費 各事業1,000円 集合解散場所 福岡市水道局 応募方法 参加したい事業名、参加者全員の住所、氏名、年齢、代表者の電話番号を記入し、はがき、ファクス、Eメールのいずれかで水道局流域連携課までお申込みください。 下草刈りの後は、地元の方を交えての楽しい交流会もあります。 200海里の森づくり交流会の写真 お問い合わせ先は 流域連携課課 電話 483 3194 ファクス 483 3252 メール ryuiki.WB@city.fukuoka.lg.jp 水道メーターの検針にご協力ください メーターボックスの中は、きれいにしておくようにご協力ください。 メーターボックスの上に物を置かないでください。 家の増改築などでメーターが床下や屋内になる場合は、検針しやすい場所に移してください。 犬は放し飼いにせず、出入口やメーターから離れた場所につないでおいてください。 お問い合わせ先は 営業企画課 電話 483 3133 ファクス 482 6918 メール eigyo.WB@city.fukuoka.lg.jp 水道局をかたる不審者にご注意ください  水道局関係者をかたってお客さまのお宅を訪問し、水質検査や浄水器の販売を行う不審者がいます。 水道局や(公財)福岡市水道サービス公社では、お客さまからのご依頼があった場合や、事前にお知らせを行わない限り、個人宅を訪問し水質検査等を行うことはありません。 また、浄水器の斡旋などは行いません。不審な訪問には十分ご注意ください。 水道クイズ  クイズの正解者から抽選で10名様に、水道局オリジナルマイボトルをプレゼント クイズ 次の○の中に入る文字は 植林した苗木のまわりの雑草を刈る活動は、○○刈り 応えは、みずだよりの中にあります。はがきまたはメールに、クイズの答え、郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を記入してご応募ください。 その他、紙面に関するご意見、ご感想、みずだよりで取り上げてほしいテーマなどもお待ちしています。 応募先 郵便番号812-0011 福岡市博多区博多駅前1丁目28番15号 福岡市水道局総務課 メール mizudayori_anke-to@city.fukuoka.lg.jp 応募締切 平成28年8月15日 月曜日 当日消印有効 当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。ご記入いただいたご意見等は水道局のサービス向上のために活用させていただきます。 また、ご記入いただいた個人情報は、当選者へ賞品を発送するためにのみ利用させていただきます。 お引越しなどに伴う水道の使用開始・中止、支払方法や入居戸数などの届出・問い合わせは、お客さまセンター 電話 532 1010 ファックス 533 7370へ 受付時間 月曜日から金曜日8時45分から17時30分、土曜日9時から17時  日曜日、祝日、年末年始は受け付けていません。 水道の使用開始や中止はホームページでも受け付けています(24時間対応しています) メーターの検針や水道料金などの問い合わせは、お住まいの区の営業所へ 東区は、東営業所 電話 641 4875 ファクス 632 3796 博多区は、博多営業所 電話 441 1491 ファクス 482 6917         中央区は、中央営業所 電話 521 6155 ファクス 522 9157 南区は、南営業所 電話 541 4131 ファクス 561 9809 城南区は、城南営業所 電話 831 1311 ファクス 845 7596 早良区は、早良営業所 電話 831 1221 ファクス 845 7587 西区は、西営業所 電話 882 1311 ファクス 891 6978 漏水の通報や断水の問合せは、お住まいの区の保全事務所へ 東区、博多区は、東部保全事務所  電話 641 1197 ファクス 641 1206 中央区、南区、城南区は、中部保全事務所  電話 521 4166 ファクス 521 4175 早良区、西区は、西部保全事務所  電話 882 5127 ファクス 882 5262 受付時間は、窓口は月曜日から金曜日の9時から17時 電話は月曜日から金曜日の8時45分から17時30分 土曜日、日曜日、祝日、年末年始は受け付けていません 営業所へのお電話は「お客さまセンター」で受け付けています  夜間、土曜日、日曜日、祝日、年末年始の漏水などの緊急を要するときは、営業時間外緊急電話受付センターへ フリーダイヤル 0120 290 432 受付時間は、月曜日から金曜日の17時30分から翌朝8時45分 土曜日、日曜日、祝日、年末年始は24時間受付