資料3 地域課題の整理・対応策の方向性 【事例番号1・2について】 現状 市内にはグループホームの空きが少ない。 常時見守りが必要な障がい者等重度の障がい者を受け入れ可能なグループホームがほとんどない。 夜間も含め手厚い介護を提供してくれるグループホームがほとんどない。 市内の短期入所の平均稼働率は50%程度だが、人手等の問題で常に受け入れができる訳ではない。 短期入所が利用できたとしても連泊は難しく、家族のレスパイトに繋がりにくい。 緊急な場合は、やむを得ず市外の入所施設や入院を調整せざるを得ない。 目指すところ 介護者の急病や事故など、緊急時の受け入れ先が確保されている。 夜間の支援体制の充実や、安全に暮らせる居住の場が整備されている。 重度の障がい者も地域で安心して生活することができる。 地域課題 常時見守りが必要な障がい者等、重度の障がい者の受け入れができる居住の場が市内にほとんどない。 障がい者を緊急時に受け入れできる場が市内にほとんどない。 課題解決に向けての方向性,相談支援センター等からの提示案 基幹相談支援センターが集約しているグループホームの情報の夜間支援体制の追加等、情報提供の充実を図る。 重度の障がい者を受け入れることのできる居住の場の整備について検討する。 重度の障がい者への支援にも対応できるよう、グループホームの支援員、世話人のスキルアップを図る。 障がい者行動支援センターか〜むを利用して行動障がいを軽減させ、利用できるサービスの幅を広げる。 緊急時に受け入れ・対応が可能な場の確保について検討する。 【事例番号3について】 現状 グループホームの体験型はあるが、体験利用は空床を前提としている。 グループホームの空き自体がほとんどないため,必要なときに体験利用ができない。 体験利用そのものが当該グループホームへの入居を前提としていることが多い。 精神科病院等で体験ホームを持っているところもあるが、地域生活からかけ離れている。 実際の地域生活に関するアセスメントができる場がない。 アセスメントができない為、グループホームへの入居や一人暮らしは難しいと、試みる前から結論付けられてしまう。 目指すところ 地域生活への移行に向けて,一定期間地域の中で生活アセスメントを受けることのできる体験の場が確保されている。 グループホームへの入居や一人暮らしを希望する障がい者の地域生活への移行が進む。 地域課題 グループホームの入居や一人暮らしに向けて、必要時に、一定期間地域の中で、生活の体験や生活アセスメントができる場がない。 課題解決に向けての方向性 ,相談支援センター等からの提示案 地域での生活に向けた、生活アセスメントができる場の確保について検討する。 市営住宅の空き部屋の活用などを検討する。 宿泊型自立訓練のような一定期間評価や訓練を受けられる場で生活課題を確認する。 グループホームから一定期間で単身生活に移行できるような支援に努める。 協議会としての意見