より安全で安心な水道水を目指して みずだより ナンバー71 平成27年1月1日 編集 発行 福岡市水道局総務課 郵便番号 812 0011 福岡市博多区博多駅前1丁目28番15号 電話 483 3139 ファクス 482 1376 http://www.city.fukuoka.lg.jp/suidou/ 年3回発行 次号5月15日号 1面 福岡市の水道技術を世界へ ミャンマー連邦共和国、フィジー共和国への技術協力を実施しています 福岡市水道局では、「節水型都市づくり」を通じて培った水道技術を活用して、職員の海外派遣や海外からの研修生を受け入れなど、アジア諸国等への技術協力を行っています。 現在は、民主化の進展で今後の経済発展に世界中の注目が集まるミャンマー連邦共和国、国際的なリゾートである南海の島国フィジー共和国への技術協力を実施しています。 福岡市 世界トップレベルの漏水率の低さ(2.4パーセント{平成25年度}) ミャンマー 民主化を遂げた国ミャンマー 壊れた水道メーター 現地の課題 髙い漏水率(推定約50パーセント)水道施設の老朽化等 まちづくりに関する覚書の締結 ミャンマー・ヤンゴン市長と握手を交わす髙島市長 フィジー 世界中から観光客が集まる国フィジー 多くの漏水 現地の課題 高い漏水率(推定50パーセント以上) 水量、水圧不足 等 技術者の派遣 ミャンマー 職員1名を長期派遣(平成24年度~) 現地職員への技術指導、漏水対策など給水環境改善 現地での技術指導 フィジー 職員数名を年3回派遣(平成26年度~) 水道管修理や漏水探知など現地のニーズに合わせた活動 漏水探知指導 水道管修理指導 海外研修生等の受入 福岡市の水道技術を実体験できる研修プログラム 信頼性の高い地場企業の技術紹介 海外ビジネス展開を見据えた活動 フィジー上下水道公社幹部が福岡市で研修 福岡市水道技術研修所での水道技術の実践トレーニング ※これらの技術協力は、JICA(国際協力機構)の事業の一環で行っており、福岡市は技術面での協力を行っています。 海外への技術協力により 開発途上国の社会生活基盤の向上に貢献 現在の日本では経験できない課題の解決に取り組むことで 水道局職員の技術力向上 → 福岡市の水道技術の向上 お問い合わせ先は 経営企画課 電話 483 3107 ファクス 482 1376 メール k-kikaku.WB@city.fukuoka.lg.jp 水道局関係者をかたる悪質業者にご注意 水道局や(公財)福岡市水道サービス公社では、依頼があった場合や、事前にお知らせを行わない限り、個人の家を訪問して水道検査や修繕、物販、アンケート調査などをすることはありません。 水道局の職員をかたった事例 水道水の点検を口実に浄水器を販売 不要な水道設備メンテナンスの勧誘 水道料金の集金 撃退のポイント 職員証(写真付き)の提示を求め、確認できない場合は、絶対に部屋に入れない 近所にも連絡して情報を共有する 家庭構成など自分の情報を話さない 消費生活センターや警察に通報する 福岡市消費生活センター相談コーナー 電話 092 781 0999 ※電話番号のおかけ間違いにご注意ください。年末年始(12月29日から1月3日)はお休みします 郵便番号 810 0073 福岡市中央区舞鶴2丁目5番1号 あいれふ7階 電話相談 平日(祝日除く)9時から17時 第2、第4土曜日(祝日含む)10時から16時 来所相談 平日(祝日除く)9時から17時 インターネット消費生活相談 「福岡市消費生活」で検索 2面 平成25年度の主な取り組み(決算額) 水道局では、平成21年度から平成30年度までの水道事業の基本計画となる「福岡市水道長期ビジョン」を策定しています。8つの施策目標の実現に向け、平成25年度に取り組むべき事業は、ほぼ計画どおり実施しました。 1 水の安定供給 五ヶ山ダム建設事業<平成29年度完成予定> (28億7千万円) 五ヶ山ダム完成イメージ 浄水場や配水管の計画的な改良・更新(81億8千万円) 2 節水型都市づくり 配水調整システムの整備や漏水調査、鉛製給水管の早期解消による漏水防止など(8億7千万円) 3 安全で良質な水道水の供給 水源かん養林の整備や連続水質監視装置の設置、貯水槽水道の適正管理の啓発、直結給水の普及促進など(2億7千万円) 4 水源地域・流域との連携・協力 水源地域との交流イベントや水源林ボランティアとの共働事業など(4千万円) 5 お客さまサービスの向上 積極的な情報提供、水道料金等のクレジットカード継続払いなど(5千万円) 6 環境保全の推進 浄水場への小水力発電設備の導入、事業活動の継続的な省エネルギー対策など(1億7千万円) 7 災害・危機管理対策の推進 浄水場などの重要施設や配水管の耐震化など(12億4千万円) 8 安定経営の持続 営業所業務の民間委託拡大などによる経営効率化の推進など(6億7千万円) お問い合わせ先は 経営企画課 電話 483 3107 ファクス 482 1376 メール k-kikaku.WB@city.fukuoka.lg.jp 平成25年度「福岡市の水道に関するお客さまアンケート」の調査結果について 水に関する意識や市民ニーズ等を調査・分析するため、市内在住の20歳以上の男女3000人を対象とした「福岡市の水道に関するお客さまアンケート」を実施しました。調査にご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。調査結果は、水道事業を進めていくうえでの基礎資料として活用します。 主な調査結果 水道水の安全性について 安心である30.3パーセント どちらかというと安心である51.7パーセント どちらかというと不安である12.6パーセント 不安である1.5パーセント 無回答3.9パーセント 安心である、どちらかというと安心であると回答した「安心派」82.0パーセント 安心派の割合 平成22年度(前回調査)77.2パーセント 平成25年度(今回調査)82.0パーセント 4.8ポイントの増加 節水意識について 常に節水に心がけている29.5パーセント どちらかといえば節水に心がけている62.3パーセント 節水にはあまり心がけていない5.2パーセント 節水には全く心がけていない0.5パーセント 無回答2.5パーセント 常に節水に心がけている、どちらかといえば節水に心がけていると回答した「節水派」91.8パーセント 節水派の割合 平成22年度(前回調査)87.9パーセント 平成25年度(今回調査)91.8パーセント 3.9ポイントの増加 このほかの結果や詳細につきましては、福岡市情報プラザ(市役所1階)や総合図書館等で閲覧できます。また、水道局ホームページにも掲載しています。 お問い合わせ先は 総務課 電話 483 3139 ファクス 482 1376 メール somu.WB@city.fukuoka.lg.jp 入賞おめでとうございます 第12回「水をたいせつに」絵画コンクール受賞作品 募集テーマ:水の大切さ、水道水の安全性やおいしさ たくさんのご応募ありがとうございました 小学校の部(応募総数360点) 最優秀賞 寺田 海斗さん(金山小6年) 優秀賞 井上 鈴巴さん(那珂南小6年)森 義賢さん(西新小4年) 優良賞 佐藤 由奈さん(金山小6年) 佐藤 伶さん(城南小5年) 中島 ほの香さん(照葉小6年) 前田 研一さん(住吉小6年) 吉田 桜さん(片江小6年)     入賞 荒津 綾香さん(香椎小6年) 稲垣 真花さん(柏原小6年) 稲田 克己さん(姪北小4年) 井上 凛さん (金山小6年) 内門 柚月さん(千早西小5年) 久原 颯爽さん(今宿小5年) 小島 林陸さん(飯原小4年) 髙木 藍理さん(花畑小5年) 寺田 大地さん(金山小5年) バラーシュ 怜央さん(福岡海星女子学院附属小4年)平坂 望恵さん(舞鶴小5年) 松本 空士さん (飯原小4年) 溝上 綾さん(原小5年) 宮地 真琴さん(高宮小4年) 渡邊 美侑さん(城南小6年) 中学校の部(応募総数732点) 最優秀賞 奥薗 日菜乃さん(百道中3年) 優秀賞 愛智 裕実子さん(東住吉中2年) 矢島 麻由さん(友泉中3年) 優良賞 佐保 琴音さん(百道中3年) 林田 祐季さん(百道中3年) 本田 琴子さん(百道中3年) 入賞 大野 佑莉さん(友泉中3年) 佐藤 未羽さん(筑紫女学園中2年) 白石 英里佳さん(百道中3年) 奈須 夢乃さん(多々良中1年) 西林 華霞さん(春吉中1年) ※受賞作品は水道局ホームページでご覧いただけます。 3面 水道局の台所事情 平成25年度の財政状況と主な事業実績 水道事業については、事業の運営や水道施設の整備、借金返済のため年間441億円を支出し、水道料金や新たな借金等の年間収入454億円で賄っています。(支出には、減価償却費などの“現金の支出を伴わない費用”99億円を除いています。) 財政状況 年間収入454億円 水道料金325億円 新たな借金58億円 負担金収入など37億円 一般会計からの繰出金23億円 国等からの補助金11億円  年間支出441億円 水道施設の整備や借金返済に係る費用 福岡地区水道企業団への出資金など7億円 諸施設の整備費6億円 浄水場の更新などの整備費22億円 配水管の更新などの整備費62億円 ダムの建設費30億円 借金の返済105億円 水道事業の運営に係る費用 水道施設の維持管理など運営のための人件費35億円 水道水をつくりお客さまにお届けするまでの経費79億円 福岡地区水道企業団から水を購入する費用(筑後川や海水淡水化センター等からの受水費用)60億円 国に納める消費税など6億円 借金残高に係る利息の支払29億円 注1 損益計算書や賃貸借対照表などの平成25年度決算書は水道局ホームページに記載しています。 注2 グラフ記載の数値は消費税を含んだ金額です。 フクちゃんの水道局突撃インタビュー 水道局の台所事情について 上の2つの円グラフは、平成25年度の財政状況を表しているよ。今回は、水道局の台所事情について聞いてみるよ。 フク たくさんのお金を使っているんだね。 職員 水道局は、水道料金などの収入によって、ダムを造る費用、浄水場で水をきれいにする費用、水を配るための管の整備費用など、みんなに水を届けるための費用をまかなっているんだ。様々な水源からの受水費用も必要だよ。 フク いちばん金額が大きいのは借金の返済だね。どうして借金をしているの。 職員 ダムや浄水場、水道管などの施設を整備するには、一度にたくさんのお金がかかるから、収入だけでは足りなくて、企業債という借金をしているんだ。 フク どれくらいの借金があるの。 職員 平成25年度末の企業債残高は1,374億円で、25年度の水道料金309億円(税抜)の4.4倍にもなっているんだ。他の政令市などの平均の2.1倍と比べてみても、とっても多いんだよ。 フク どうして他の政令市などよりも借金が多いの。 職員 福岡市が地理的に水源に恵まれていないことが理由の1つとしてあげられるよ。市内には大きな川がないから川の水だけでは足りなくて、ダムを造ったり、いろいろな水源から水を運ぶ施設を整備したりしたんだ。水の安定供給に向けた水源開発のために、多くのお金が必要なんだ。 フク そうなんだね。でも,こんなに借金が多いと心配だな。大丈夫なの。 職員 安定経営のために、効率化に取り組んでいるよ。使うお金を減らして、新たな借り入れを抑えることで、借金を減らしているんだ。借金残高が最も多かった平成12年度に比べて、300億円の借金を減らすことができているよ。(グラフ) フク そうなんだ!それじゃあ、このまま借金を減らせばもう安心だね。 職員 そうだね、でも簡単ではないよ。今はまだ人口が増えているけど、いずれは人口が減って、水道料金が減ってしまうんだ。また、造った施設が古くなれば、たくさんのお金をかけて更新が必要になるんだよ。 フク なんだか大変だな。これからの水道は大丈夫なの。 職員 もっと効率化できないか見直しをしたり、施設をできるだけ長く使えるように維持管理をしたり、なるべくお金をかけないようにしながらも、大事な更新はちゃんとできるように計画を立てているんだ。遠い未来も、安心して水道を使ってもらえるように、しっかり経営していくよ。 借金(企業債残高)の推移 平成12年度末1674億円 平成21年度末1504億円 平成22年度末1476億円 平成23年度末1450億円 平成24年度末1421億円 平成25年度末1374億円 お問い合わせ先は 経理課 電話 483 3115 ファクス 483 1163 メール keiri.WB@city.fukuoka.lg.jp 4面 平成27年4月1日より東営業所・博多営業所の業務を民間へ委託します 水道局では、経営の効率化を図るため、平成21年度から、従来「(公財)福岡市水道サービス公社」が行っていた市内の営業所業務について、段階的に民間委託を進めてきました。 これまでの5営業所の民間委託に加え、平成27年4月より、東営業所の業務と博多営業所の検針業務を民間事業者に委託します。 博多営業所については、検針以外の業務(料金の請求から収納まで)は、水道局職員が行います。これからも、経営の効率化を図るとともに、より一層のお客さまサービスの向上に努めてまいりますので、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。 平成27年4月1日からの委託について 東営業所(全部委託) 営業所業務を民間委託します 業務委託先:株式会社ジェネッツ 博多営業所(一部委託)水道局直営営業所となります 検針業務のみ民間に委託します 検針業務の委託先:株式会社ジェネッツ 営業所の業務内容、場所、電話番号、営業時間等は従来と変更ありません。 民間事業者の従業員が、検針等でお客さまのお宅を訪問する際には、水道局が発行する「水道料金等徴収業務委託従事者証」を携帯して業務を行います。 水道サービス公社の役割  「(公財)福岡市水道サービス公社」は、漏水事故への緊急対応をはじめ水道施設の維持管理業務などを水道局から受託し、水道局OB職員などの技術力を活用して円滑に業務を行い、福岡市の水道事業を補完しています。  また、給水装置の工事届出やご相談、漏水に関するお問い合わせなどは、水道サービス公社の各保全事務所で対応しております。 水道サービス公社の主な業務 漏水した配水管の修理 漏水防止調査 給水管の取替・更新 メーターの取替 貯水槽水道の点検・調査 給水装置工事の受付 など お問い合わせ先は 営業課 電話 483 3134 ファクス 482 6918 メール eigyo.WB@city.fukuoka.lg.jp 水道管の凍結にご用心 寒くなると水道管の水が凍って出なくなったり、水道管が破裂する事故が起こることがありますので、凍結防止の方法を紹介します。 屋外の露出管 保温チューブや布切れを巻いてその上からビニールなどで防水してください。 メーターボックス 発泡スチロールや新聞紙を詰めて保温してください。 もしも凍結したらぬるま湯を水道管にタオルをかぶせその上からぬるま湯をゆっくりかけて溶かします。熱い湯を急にかけると水道管が破裂することがあります。ご注意ください。 もしも破損したら元栓を閉める メーターボックス内の元栓(バルブ)を閉め、指定給水装置工事事業者または福岡市管工事協同組合が運営する給排水メンテナンスセンター 電話 0120 1132 55 に修理を依頼してください(有料)。 お問い合わせ先は (公財)福岡市水道サービス公社各保全事務所 東区、博多区は、東部保全事務所  電話 641 1197 ファクス 641 1206 中央区、南区、城南区は、中部保全事務所  電話 521 4166 ファクス 521 4175 早良区、西区は、西部保全事務所  電話 882 5127 ファクス 882 5262 水道クイズ クイズの正解者の中から抽選で10名様に,水道局オリジナルマイボトルをプレゼント クイズ○の中に入る言葉は ミャンマーと○○○○へ技術協力を実施しています。ヒント 国際的なリゾート地です 答えは、みずだよりの中にあります。はがきまたはメールに、クイズの答え、郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を記入してご応募ください。 その他、紙面に関するご意見、ご感想、みずだよりで取り上げてほしいテーマなどもお待ちしています。 応募先 郵便番号 812 0011 福岡市博多区博多駅前1丁目28番15号 福岡市水道局総務課 メール mizudayori_anke-to@city.fukuoka.lg.jp  応募締切 平成27年1月15日木曜日 当日消印有効 当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。 ご記入いただいたご意見等は水道局のサービス向上のために活用させていただきます。 また、ご記入いただいた個人情報は、当選者への賞品を発送するためにのみ利用させていただきます。 水道の使用開始、中止、支払方法、入居戸数などの届出、問い合わせは、お客さまセンター 電話 532 1010 ファクス 533 7370へ 受付時間 月曜日から金曜日8時45分から17時30分、土曜日9時から17時 日曜日、祝日、年末年始は受け付けていません。 水道の使用開始や中止はホームページでも受け付けています(24時間対応しています) メーターの検針や水道料金などの問い合わせは、お住まいの区の営業所へ 東区は、東営業所 電話 641 4875 ファクス 632 3796 博多区は、博多営業所 電話 441 1491 ファクス 482 6917         中央区は、中央営業所 電話 521 6155 ファクス 522 9157 南区は、南営業所 電話 541 4131 ファクス 561 9809 城南区は、城南営業所 電話 831 1311 ファクス 845 7596 早良区は、早良営業所 電話 831 1221 ファクス 845 7587 西区は、西営業所 電話 882 1311 ファクス 891 6978 漏水の通報や断水、直結式給水の問合せは、お住まいの区の保全事務所へ 東区、博多区は、東部保全事務所  電話 641 1197 ファクス 641 1206 中央区、南区、城南区は、中部保全事務所  電話 521 4166 ファクス 521 4175 早良区、西区は、西部保全事務所  電話 882 5127 ファクス 882 5262 受付時間は、窓口 月曜から金曜の9時から17時。電話 月曜から金曜の8時45分から17時30分 土曜、日曜、祝日、年末年始は受け付けていません 営業所へのお電話はお客さまセンターで受け付けています  夜間、土、日、祝日、年末年始の漏水などの緊急を要するときは、営業時間外緊急電話受付センターへ フリーダイヤル 0120-290-432 受付時間は、月曜から金曜の17時30分から翌朝8時45分。土曜、日曜、祝日、年末年始は24時間受付