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更新日: 2016年10月1日

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【福岡黒田藩傳柳生新影流兵法 柳心会】


脈々と継承される心と技


日々、身体を鍛え精神を錬磨しますの画像1




日々、身体を鍛え精神を錬磨しますの画像2

日々、身体を鍛え、精神を錬磨します


 福岡武道館(福岡市中央区大濠)では様々な武道の稽古が行われています。その中の一つ、古武道「福岡黒田藩傳柳生新影流兵法」を紹介します。

 兵法者(あい)()()(こう)(さい)は、鵜戸神宮(現宮崎県日南市)の岩屋で神の教えを受け、「影流」という兵法を創始しました。上泉(かみいずみ)伊勢守(いせのかみ)秀綱(ひでつな)(初代)は、この「影流」と「鹿島神流」を学び、創意くふうして「新影流」を編み出し、永禄8(1565)年、柳生但馬守(たじまのかみ)宗厳(むねよし)(2代)に伝授しました。宗厳はこれに新たなくふうを加えて柳生の剣とし、「柳生新影流」と称しました。

 宗厳の高弟であった柳生松右衛門(しょうえもん)家信(3代)によって柳生新影流兵法は福岡に伝えられました。その後の継承者は、代々福岡藩剣術指南役を務めました。場所は現在の福岡市中央区です。そして明治時代以降も脈々と継承され、現在に至ります。

 平成9(1997)年、長岡源十郎鎮廣(しげひろ)(14代)が系統を継ぎ、高校生から80歳までの男女がその心と技を学びながら身体を鍛え、精神を錬磨しています。稽古は毎週金曜日午後7時から、福岡城(舞鶴城)のお膝元である福岡武道館で行われており、原則月1回は斬試会を行っています。

 地元福岡に伝わる古武道ですが、一般武道と比較すると接する機会は多いとはいえません。それだけに稽古や演武の見学には価値があります。伝承されている多彩な技は、福岡城さくらまつりやその他地域の行事、祭事などにおいても披露されています。

 ちなみに、一般に武道は「初段、二段…」のような段級認定をしますが、柳心会は今も「初目録…奥入…奥傳…免許皆傳」という昔ながらの名称で認定しています。

 平成の時代にあって「免許皆傳」を目指す。古武道ならではの面白さです。