平成26年9月18日(木曜日)、当仁公民館で行われた「福岡やるばい観光!人とまちづくり協議会当仁分科会」
福岡クッキングクラスに大和中央区長が参加し、「区長もかたろう会」を開催しました。
同会は、外国人観光客に向けた日本料理教室ツアーにより日本文化の理解を高め、日本ファンを増やすことを目標に活動しています。
当日は、ツアーの事前練習会として、商店街での買い物・調理・試食・反省会を行い、料理教室スタートに向けたシミュレーションをしました。
区長が区民とひざを交え活動に参加し、区行政や地域課題について意見を交換し、話し合いを通してその内容を今後の区政への参考とすることを目的とする広聴事業です。
福岡県を訪れてみたい、暮らしてみたい、勤めてみたい、通学してみたい地域とするために、まちづくりや観光振興、地域活性化に取り組む団体として平成25年度に発足しました。
平成25年度・26年度ともに観光庁が行う「観光地ビジネス創出の総合支援事業」に選出されています。昨年度は志賀島や福岡城をめぐるモニターツアーを実施。今年度からは当仁分科会をはじめとした各地の分科会を立ち上げ、地域に根差した観光プログラムづくりを進めています。当仁分科会では、外国人観光客向けに日本料理教室ツアーを開催し、日本文化の外国人への周知により、理解を高め日本ファン創出を目指しています。
クッキングクラスの先生役となる方々に加えて、商店街・校区自治協議会関係者等も交えて練習会をスタート。商店街での買い物に外国人観光客を案内という設定で、唐人町商店街へ食材や調味料の買い出しに行きます。
商店街には八百屋・魚屋・肉屋・豆腐屋・お茶屋・ス―パーなど食卓を支えるお店がずらりと並びます。
料理教室では、地域の紹介も大切なポイントの一つ。地元・唐人町の紹介も行います。
また、福岡周辺で獲れる季節の魚の紹介や
博多港の漁獲高の金額は日本有数なことなど料理を通して福岡を紹介します。
公民館に戻ると調理の打ち合わせです。料理教室は家庭のキッチンなどを利用して行う予定のため、味付けや並べ方など相談しました。
料理のメニューは、料理教室で学んだ外国人が母国に帰った後も味を再現できるよう、どこでも比較的手に入りやすい食材を使用しています。
日本の家庭の味・だし巻き玉子もその一つです。
調理を終えると、みんなで試食です。メニューは
「おいしい!」「予定通りの時間でできた」「福岡の特徴があらわれる食材を入れていきたい」と今回のシミュレーションを振り返りながらの試食でした。
試食後は懇談会を実施しました。
外国人観光客向けにクッキングクラスを始めようと思った経緯や苦労していること、これからのことなどいろいろ語られました。
など、参加者の皆さんのいろいろな思いを伺いました。
大和区長は「地域の皆さんと一緒にこういった活動ができることに意義があると思います。活動を通して地域のみんなで一緒に盛り上がっていきたいという思いが伝わります」と話していました。
最後にみんなで記念撮影。これから、世界中から訪れる皆さんに日本の家庭の味を伝えていきます。