このページは、中央区の区民ボランティア「ちゅうおうPRサポーター(平成24年3月末をもって事業終了)」が取材を行い作成した記事をもとに掲載しています。
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福岡の中心・天神に鎮座する警固神社。この警固神社の境内を清掃するボランティア団体の一つ、「リスク法務実務研究会」を紹介します。
リスク法務実務研究会は、弁護士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、税理士、ファイナンシャル・プランナーなどで構成する任意研究団体です。その名称のとおり、生活の中に潜むさまざまなリスクについて広く学習することを目的としていますが、同時に社会貢献も目的としています。その社会貢献の一つとして、警固神社清掃奉仕活動を行っています。
警固神社清掃奉仕活動は、2カ月に1回、奇数月の第2水曜日午前7時30分から40分間程行われます(雨天順延)。この活動には同研究会の会員に限らず、誰でも参加することができ、最近は参加者約20~25人のうち、ほぼ半数が一般参加者とのことです。
落ち葉の多い季節は大変です
この奉仕活動をした後はとても気持ちがよく、すがすがしい気分になります。そのためか、一度参加したら継続して参加し続ける人が多いようです。
このすがすがしさの理由は、「古事記」に由来があるように思います。警固神社の御祭神は、「警固大神」と総称される、八十禍津日神(やそまがつひのかみ)、神直日神(かむなおびのかみ)、大直日神(おおなおびのかみ)の三神です。
警固大神は、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が「筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」で禊祓(みそぎはらえ)されたときに生まれた神様で、罪や穢(けが)れを祓い、良い状態になることを意味する神様です。現代社会におきかえると、「混沌とした俗世間から心を離して自分を見つめ直し、良い方向を見いだす」という意味で考えて良いでしょう。
この清掃活動が、気持ちがよくすがすがしいのは、警固大神に見守られながら行うからかもしれません。
すがすがしい気持ちで参拝します