博多小知识　184

東光院曾是文化財產的寶庫

東光院是一座寺院，據傳於806年由最澄（傳教大師）建成。原來是最澄說教的天台宗寺院，曾有一段時期成為禪宗，成為博多車站前的承天寺的下屬寺院。而且1647年福岡第2代藩主黑田忠之改為真言宗，因而成為藥王密寺東光院。民眾的信仰篤實，該寺院作為「堅粕的藥王」而深受喜愛，甚至在市内留下了東光町這一地名。

東光院曾是文化財產的寶庫。除了正尊藥師如來的立像以外，還收藏了25尊被指定為國家重要文化財產的佛像。而且，還有15幅畫成為福岡縣的指定文化財產。作為宗教法人，東光院約40年前已經解散，但是這些文化財產和寺院圍地一起被捐贈給了福岡市。佛像和繪畫被收藏在福岡市美術館進行展出。

展出地點在福岡市美術館常設展室内的「東光院佛教美術室」。正尊佛像藥師如來左手拿著藥壺，可以治療所有的疾病。協助藥師如來的是協侍日光菩薩和月光菩薩。並且還有「十二神將」保護信仰藥師如來的人。為了守護寺院，在門旁安放了金剛力士像。全部佛像的保存狀態均為良好，可以充分展現當初製作出來時的姿態。

東光院的所在地被指定為福岡市的史蹟，並修建成漂亮的景點，向一般公眾開放。現在仍然留有正殿、聖天堂、仁王門、收藏庫等，可在寧靜的圍地内漫步巡遊。圍地内的銅像是東光院第19代，即最後的住持清藤泰順尼僧。為了將寶貴重要的文化財產留給後世，她決定全部捐贈給福岡市。

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文化財の宝庫だった東光院

東光院は806年に最澄（伝教大師）によって建立されたと伝わる寺院です。もともとは最澄が教えを説く天台宗の寺院でしたが、一時期は禅宗となって博多駅前にある承天寺の末寺となりました。さらに1647年に福岡２代藩主・黒田忠之が真言宗に改め、薬王密寺東光院となります。庶民の信仰も厚く、「堅粕の薬王さま」として親しまれ、市内には東光町という地名も残っています。

この東光院は文化財の宝庫でした。本尊である薬師如来立像のほか、国の重要文化財に指定された仏像を25体も所蔵していました。さらに、福岡県の指定文化財になっている絵画15点もありました。宗教法人としての東光院は約40年前に解散してしまったのですが、これらの文化財は境内地とともに福岡市に寄贈されました。仏像や絵画は福岡市美術館に収蔵・展示されています。

展示されているのは福岡市美術館の常設展示室内にある「東光院仏教美術室」。左手に持つ薬壺であらゆる病を治してくれるという本尊の薬師如来。その薬師如来を助ける役目をする脇侍の日光菩薩と月光菩薩。薬師如来を信じる人々を守る十二神将や、寺を守るために門に安置される金剛力士像もあります。仏像はいずれも保存状態が良く、作られた当初の姿をよく伝えています。

東光院があった場所は市の史跡に指定され、きれいに整備されて一般公開されています。現在でも本堂、聖天堂、仁王門、収蔵庫などが残っており、静かな境内を散策することができます。境内にあるブロンズ像は、東光院第19世で最後の住職となった清藤泰順（きよとうたいじゅん）尼です。貴重で大切な文化財を後世に残すため、すべてを福岡市に寄贈することを決断した人物です。