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更新日: 2013年10月28日

ユニバーサル都市・福岡賞のトップページです。


ユニバーサル都市・福岡賞2013(平成25年度)の受賞者が決定しました。


みんながやさしい部門  平成25年度最優秀賞(1件)
特定非営利活動法人 FUKUOKAデザインリーグ
多様な市民にユニバーサルデザインを普及するための一連の活動

(取り組みの概要)
 福岡市内を中心とした様々なデザイナーにより構成された団体であり,ユニバーサルデザインの考え方を普及するため,多様な市民が参加できるワークショップやイベント,誰もが利用しやすい出版物の作成などを行っている。

(選考理由)
 様々なデザインの専門家が一体となって,社会的な課題解決のための提案や活動をデザインを通して継続的に行っている。いずれも積極的に参加したくなるような魅力的な企画であり,多くの人の参加が見込まれる。
FUKUOKAデザインリーグの活動の様子の写真です。(1) FUKUOKAデザインリーグの活動の様子の写真です。(2) FUKUOKAデザインリーグの活動の様子の写真です。(3)

みんながやさしい部門  平成25年度優秀賞(1件)
園芸福祉ふくおかネット
多様な市民が一緒に楽しめる園芸福祉活動

(取り組みの概要)
 地域に暮らす多様な人々が,同じ立場で園芸を通じた活動を一緒に楽しみ喜びを共有するための活動を行っており,特にアイランドシティ中央公園においては,開園当初より「五感の庭」を整備している。

(選考理由)
 様々なデザインの専門家が一体となって,社会的な課題解決のための提案や活動をデザインを通して継続的に行っている。いずれも積極的に参加したくなるような魅力的な企画であり,多くの人の参加が見込まれる。
園芸福祉ふくおかネットの活動の様子の写真です。

みんなにやさしい部門  平成25年度最優秀賞(2件)
こども×くすり×デザイン実行委員会
利用者と一緒に開発された子ども向けおくすり手帳

(製品開発の概要)
 子どもの健康管理を目的として,子ども向け「おくすり手帳」を開発している。開発に当たっては,利用者や薬剤師などからのヒアリング,ワークショップを通じて問題点や改良点を見つけ,それらを反映するなど利用者の視点を十分に取り入れている。

(選考理由)
 開発段階から利用者の意見を徹底して取り入れており,当事者性が高い。子供向けおくすり手帳はこれまでになく,福岡発の優れた製品である。デザイン性が高く,楽しみながら使用できる。
おくすり手帳の開発中の写真です。 おくすり手帳の表紙の拡大写真です。 5色そろったおくすり手帳の写真です。
有限会社 完装
反射材を使用した認識しやすい自転車サイン

(製品開発の概要)
 自転車通行空間において,そこが自転車通行空間であることとあわせて,進行方向も分かりやすい,自転車を上から見たサインを考案し,実用化したものである。材料に反射材を使っており,雨天時や夜間の視認性を向上させる工夫もある。

(選考理由)
 従来のサインがはらむ問題点の発見から商品開発した,ユニバーサルデザインの考え方に基づく製品である。反射材を使う斬新なアイデアと,それを普及させるための低コスト化の工夫がある。福岡発の優れた製品として実用化されている。
自転車サインの施行例です。(1) 自転車サインの施行例です。(2) 自転車サインの拡大写真です。

みんなにやさしい部門  平成25年度 優秀賞(3件)
株式会社 福岡銀行
ユニバーサルデザインに配慮された店舗整備等

(施設整備の概要)
 全ての人に使いやすく心地よい銀行となるように,全店舗をユニバーサルデザインの視点で整備している。また,全店舗にサービス介助士の資格を持つスタッフを配置する等,ソフト面のサービスも充実させている。

(選考理由)
 ハード面だけでなく,ソフト面の取組みも合わせて充実させており,ユニバーサル都市・福岡の考え方に合致する。部分的な対応でなく,全店舗を対応させるといった徹底した取り組みである。
福岡銀行が整備している案内サインの写真です。
日之出水道機器 株式会社
安全・快適に配慮された
歩道用ハンドホール・マンホール鉄蓋

(製品開発の概要)
 ハンドホール・マンホールの表層構造を,科学的評価をもとに,スリップやつまづきを防止するほか,車いすの通行時のタイヤのとられや不快な振動防止,転倒時のケガの軽減に配慮されたデザインを開発し,実用化している。

(選考理由)
 製品開発において,ユニバーサルデザインの理念に基づき,スリップやつまづき防止だけでなく,不快な振動防止,タイヤのとられ防止などすべての人にやさしい配慮がなされた製品である。福岡発の製品として実用化されている。
マンホールの拡大写真です。
浅草 研二(個人)
ユニバーサルデザインに配慮された
製品や施設などの情報発信

(情報発信の概要)
 電子マガジンにて,ユニバーサルデザインの視点から優れた商品等を紹介する「思いやりデザイン講座」の連載や,公共施設など多様な人が訪れる施設のユニバーサルデザインの整備をレポートしたブログ,書籍の執筆を行っている。

(選考理由)
 障がい者や高齢者など多様な人々にとって有益な情報提供ができるほか,全ての人に対してユニバーサルデザインに配慮された製品や施設を身近に感じてもらい,その考え方を分かりやすく知ることができる取り組みである。
執筆した書籍の写真です。
ユニバーサル都市・福岡賞とは?

 福岡市では,”みんながやさしい,みんなにやさしい「ユニバーサル都市・福岡”の実現に向けて,様々な取り組みを進めています。
 この「ユニバーサル都市・福岡」の考え方をもっと分かりやすく身近に感じることができるように,福岡市内でユニバーサルデザインの考え方に基づく優れた活動やサービス,誰もが使いやすい製品,分かりやすい情報発信などを行っている個人・団体・企業などを表彰する「ユニバーサル都市・福岡賞」を,平成25年度に創設しています。


 ユニバーサル都市・福岡賞には2つの部門があります。
みんなやさしい部門

 みんながやさしい部門は,福岡市内におけるユニバーサルデザインの考え方に基づく優れた取り組みで,継続性があるものです。

 たとえば,「社員みんながサービス介助士の資格を取得して行う,きめ細やかなサービス」などがあります。

 ほかにも,
 ・全ての人が自立や社会参加できるようにするための活動
 ・誰もが自分の能力を生かして働けるための職場環境づくり
 ・様々な人が一緒に地域の課題の解決策を考える取組
 ・子ども連れから高齢者まで楽しめるコンサートやスポーツ大会
 ・誰もが快適に外出や移動ができるサービス
 ・様々な人が同じように旅行などを楽しむための
  サポートサービス
 などがあります。
社員みんながサービス介助士の資格を取得して行うきめ細やかなサービスのイメージ図です。
みんなやさしい部門

 みんなにやさしい部門は,福岡市内におけるユニバーサルデザインの考え方に基づく優れた製品開発,施設整備,情報発信で,概ね5年以内に行われたものです。

 例えば,「通路やエリアにテーマカラーを設けて,初めて訪れた人でも現在地や目的地が分かりやすい施設」などがあります。

 ほかにも,
 ・小さい力でも開けやすい包装・パッケージの開発
 ・様々な利用者の意見を取り入れて開発された製品
 ・誰でも安全で快適にくつろげる空間や設備のある施設
 ・誰もが一人で自由に移動できる施設
 ・誰にでも分かりやすいガイドブック
 ・タブレットなどを使い,様々な利用者に合わせて使える
  情報ツール
 などがあります。
通路やエリアにテーマカラーを設けて,初めて訪れた人でも現在地や目的地が分かりやすい施設のイメージ図です。
表彰の対象者

 表彰の対象となる方は,以下の通りです。

 ・個人
  福岡市内に居住,通勤,通学している方,又は福岡市内を活動の本拠している方

 ・団体・事業者(企業)等
  福岡市内に拠点があり,又は活動や事業を実施している団体・事業者(企業)等

 ・学校等
  福岡市内の幼稚園,保育園,小学校,中学校,高等学校,特別支援学校,
  大学(短期大学含む),専修学校

ユニバーサル都市・福岡賞」選考委員会 委員一覧
  (平成25年度,敬称略)

選考委員長
 栃原 裕(放送大学特任教授 福岡学習センター所長/九州大学名誉教授)

選考委員(五十音順)
 関根 千佳(株式会社ユーディット会長/同志社大学 教授)
 中芝 督人(福岡商工会議所 事務局長)
 中原 義隆(NPO法人福岡市障害者者関係団体協議会 理事長)
 松浦 恭子(弁護士法人女性協同法律事務所 弁護士)