

住宅都市局では、福岡市新・基本計画に即した形で都市の健全な発展と秩序ある整備を図るため、適切な土地利用の誘導や交通体系の確立、都市景観の形成、再開発や区画整理による市街地の整備、公園緑地の整備、快適に住み続けられる住まい・まちづくりを推進するとともに、地域と共働した魅力あるまちづくりを進めています。
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土地利用の基本的枠組みである市街化区域及び市街化調整区域の区域区分(線引き)や用途地域などを定め、適切な土地利用誘導を行っています。
都心部における民間建築物の更新期等を捉え、地域や民間の力を引き出しながら、九州・アジア、環境、魅力、安全安心、共働を基本視点とした計画的な機能更新を促進し、機能強化と魅力づくりを進めます。
また、都心部の各地区や通りの特性を活かした街並み形成を目指し、地域のまちづくり団体や地権者等と共働で景観形成のガイドラインづくりに取り組んでいます。

地域の魅力ある景観に配慮したまちづくりを進めるため、都市景観形成地区の指定を行っています。これまでに、シーサイドももち地区、御供所地区、天神(明治通り・渡辺通り)地区、香椎副都心(千早)地区、アイランドシティ香椎照葉地区、元岡地区を指定しています。
まちの景観を乱すはり紙、立看板等の違反広告物については、市はもとより市民ボランティアの協力を得て撤去を進めています。
都心部の天神、中洲、博多駅地区を中心に、風俗関係の違反広告物の撤去を行っています。

都心部を中心とした交通渋滞を緩和し、快適な市民生活と円滑な都市活動を支えるため、都市の骨格となる都市計画道路や鉄軌道系公共交通機関などの交通施設の検討・計画を進めるとともに、地下鉄箱崎線と西鉄貝塚線との直通運転化の検討や、博多駅前広場の再整備など、公共交通機関の利便性向上や交通結節点の機能強化などに取り組んでいます。
さらに、時差通勤による交通需要の平準化など交通マネジメント施策の推進や、人と環境に優しい公共交通の実現に向け、鉄道駅やバスのバリアフリー化などに取り組んでいます。
また、北部九州圏パーソントリップ調査等を踏まえ、少子化・高齢化の進展や、地球温暖化などの社会環境の変化等を考慮した検討を行い、都市交通施策の指針である福岡市都市交通基本計画(平成12年3月策定)の見直しを行っています。
市営住宅は、国と市が協力して、健康で文化的な生活を営むことのできる住宅を整備し、住宅に困っている一定収入以下の人に対し、低廉な家賃で供給する住宅です。
市営住宅の整備にあたっては、既存の住宅や用地を有効に活用し、居住水準の向上や構造・設備の老朽化への対応などを進めるとともに、周辺地域を含めた良好な住環境の形成やコミュニティの活性化に努めています。
なお、建替などによる新築や既存住宅を改善する際には、住戸内の段差解消やエレベーターの設置など、バリアフリー化に努めるとともに、高齢者や障がい者が安全に安心して暮らし続けることができる設備等を備えた専用住戸の整備に取り組んでいます。
また、平成18年度に策定した「市営住宅耐震改修計画」に基づき、耐震改修を行い、災害に強い安全・安心のまちづくりを推進します。

バリアフリーや緊急通報体制の整った優良な民間賃貸住宅に対し、建設費と家賃の一部補助を行い、「高齢者向け優良賃貸住宅」を供給します。
また、高齢者に対する住まいや生活支援サービスに関する情報提供窓口を設置し、高齢者の賃貸住宅への入居及び居住継続を支援します。
「特定優良賃貸住宅」の入居者に対して家賃の補助を行い、中堅ファミリー世帯向けの優良な賃貸住宅への居住を支援します。
子育て支援及び都心部のコミュニティの活性化を図るため、都心部の市住宅供給公社借上特定優良賃貸住宅を活用し、新規に入居する新婚・子育て世帯を対象とした家賃助成による居住支援を推進します。
快適な住まいづくりを支援するため、住宅相談コーナーを設置しています。建築士による一般住宅相談のほか、専門家による特別相談(すべて予約が必要です。)として建築士による住宅設計相談、ファイナンシャルプランナーによる資金計画相談、弁護士による法律相談、宅地建物取引主任者による不動産相談、マンション管理士によるマンション管理相談を行っています。
さらに、分譲マンションの適切な維持管理と管理組合の円滑な運営を支援するため、マンション管理士を派遣し、相談に応じています。
また、「住まいづくりの手引き」、「マンション管理の手引き」、「公的賃貸住宅ガイド」等の住まいに関する情報誌の配布やマンション管理等に関するセミナーを開催しています。
快適な居住環境の創出、密集市街地の整備改善を促進するため、住宅市街地の再生・整備を総合的に行う住宅市街地総合整備事業などを活用した住環境整備を行っています。
本市東部の副都心である香椎・千早地区や、新たな都市空間づくりを目指すアイランドシティなどを含む香椎・臨海東地区では、計画的な市街地整備にあわせ、良好な市街地住宅等の供給や美しい市街地景観の形成などの促進を図り、高質な居住環境の創出に取り組んでいます。

本市都心部の博多部に位置する密集市街地の大浜地区では、コミュニティの再生を柱とした「都心居住・博多部振興プラン」に基づき、老朽住宅の建替えにあわせた共同化の促進、住宅地区改良事業を活用した不良住宅の除却や従前居住者用住宅の建設などにより、居住環境の整備改善に取り組んでいます。
また、密集市街地の春吉二丁目地区では、天神地区と博多駅地区との連携強化を図る都市計画道路の整備にあわせ、周辺住環境の改善を一体的に行うため、細街路の拡幅整備などを推進しています。

地震による人命被害や経済的被害の軽減を図るためには、建築物の耐震化の促進が不可欠であることから、出前講座を通じて、耐震化の重要性について普及・啓発に努め、市民意識の向上を図ります。
また、共同住宅の耐震診断費助成をはじめとし、住宅の耐震改修工事費を助成するなど、市民の耐震化への取り組みへ支援を行うとともに、揺れやすさマップの公表及び条例化による警固断層に着目した建築物の耐震対策を実施するなど、災害に強い安全・安心のまちづくりを推進します。
市民生活の基盤である住宅などの安全を確保するため、建築基準法改正により新たに設置された構造計算適合性判定機関との連携を図りながら二重のチェックを行うとともに、構造計算プログラムによる再計算や民間実務経験者の活用により、建築確認審査の適正実施に努めていきます。
また、建築物の工事監理及び中間・完了検査の徹底を図るとともに、違反建築物の防止・是正や廃屋対策に努め、安全で安心なまちづくりを推進します。
幅員4m未満の狭あい道路は、消防・緊急活動及び日常の交通や日照・通風など種々の障害となっています。
このような狭あい道路を建物の建替等の時期を捉え、市民の協力を得て広げていくことで、安全で快適なまちづくりを推進します。
民間建築物に吹き付けられたアスベストの分析調査の費用及び多数の人が利用する建築物に露出して吹き付けられたアスベストの除去工事等に要する費用の一部を助成することにより、アスベストの飛散による健康被害を予防し、良好な生活環境の保全を促進します。

大規模な建築物は環境への影響も大きいことから、建築時に建築物総合環境性能評価システム(CASBEE(キャスビー)福岡)を活用し建築物の環境性能を評価することで建築主や設計者の皆さんに環境に配慮した自主的な取り組みを促し、環境に優しい快適で住みやすい都市の形成を目指します。
また、水の有効活用に寄与する雑用水道(中水道)の設置や、エネルギーの効率的利用を促す省エネ計画の作成の指導を行い、建築物の節水や省エネを推進します。
良好な居住環境を形成するため、建築紛争(中高層建築物等の建築に伴う日照、プライバシー等のトラブル)の予防・調整に努めるとともに、地域で独自に定める建築物に関するルールである建築協定制度等の周知・啓発を積極的に行い、市民と共働したまちなみのルールづくりを推進します。
建築物や市街地環境の一定の水準を確保するため、建築基準法、都市計画法やバリアフリー法などの法令に基づく建築及び開発の規制・誘導に努め、建築物の安全・安心・ユニバーサルデザイン・災害防止に積極的に取り組むなど、住み良いまちづくりを推進します。
また、建設工事における特定建設資材の分別解体等及び再資源化等を推進します。
長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた住宅(長期優良住宅)の普及を促進することで、環境負荷の低減を図りつつ、良質な住宅ストックを将来世代に継承し、より豊かでやさしい暮らしへの転換を推進します。
なお、認定を受けた住宅については、住宅ローン減税制度における優遇措置、登録免許税、不動産取得税及び固定資産税の減税措置等について税制の特例の対象となります。
本市では、計画的に健全な市街地形成を図るため、道路等都市基盤施設と宅地との一体的かつ、総合的な整備による土地区画整理事業を積極的に活用してまちづくりを行っています。
福岡市西部の新たな拠点地域である伊都地区では、交通結節点及び良好な住宅地として、また、九州大学の玄関口として計画的な市街地整備を進めていきます。
東部の副都心である香椎・千早地区では、香椎駅周辺地区と千早駅周辺地区の2つの核による「あれい構造」の副都心形成を目指し、西鉄貝塚線(旧:宮地岳線)やJR鹿児島本線(千早駅周辺地区)の鉄道高架化(平成18年度完了)と幹線道路等との一体的整備による総合的なまちづくりを進めていきます。
また、地元地権者で設立される組合施行等の土地区画整理事業への支援を行います。
市街地再開発事業は、都市再開発法に基づき、市街地の土地の有効利用等を図ることを目的に、建築物や公共施設などの整備を行う事業です。
本市の事例では、住吉1丁目地区(キャナルシティ博多)、天神地区(エルガーラ)、下川端地区及び下川端東地区(博多リバレイン)、薬院大通り西地区(薬院大通センタービル)などがあります。
また、住民の発意による任意の再開発として、民間の活力を生かしながら市街地環境や住居環境の向上を図る優良建築物等整備事業を進めています。唐人町商店街東地区などで事業が完了しています。

九州大学統合移転事業の円滑な推進に向け協力支援を行うとともに、九州大学学術研究都市推進機構と連携しながら、産学連携交流センターを拠点として研究開発機能の立地誘導を図るなど、学術研究都市づくりを進めます。
また、移転先の西部地域や箱崎・六本松の移転跡地のまちづくりなどに、計画的・広域的な視点から取り組みます。
【関連サイトへのリンク】

良好な都市環境の形成を図るため、 「福岡市 新・緑の基本計画」に基づき、緑を保全するとともに、公共施設や民有地の緑化を推進し、市民との共働による花と緑のまちづくりを目指します。
良好な景観と風格ある緑豊かな環境共生都市の形成を推進するため、都市の緑の骨格である都市公園の整備と市民との共働による公園の管理運営を進めます。
老朽化等により利用が少なくなった身近な公園については、ワークショップの実施などによる住民の意向を反映した再生を図るとともに、「西南杜の湖畔公園」などの大規模な公園についても、市民の休息、観賞、散歩、遊戯、運動等の総合的な利用のための整備を進めます。また、「かなたけの里公園」などの豊かな自然を活かした特色ある公園づくりを進めます。
管理運営については、地域住民で組織する「公園愛護会」による維持管理・運営活動を活性化させるなど、質の高いきめ細やかな管理運営に努めます。

動植物園は、都心に近い「緑のオアシス」として親しまれ、年間約75万人の利用者が訪れています。
動物園では、ゴリラやアラビアオリックスなどの希少種を展示するとともに、絶滅危惧種のツシマヤマネコの飼育下繁殖を行うなど、種の保存事業に取り組んでいます。また、ZOOスポットガイド(毎週日曜日に実施)や飼育体験を通して、環境教育も実施しています。動物科学館では、骨格標本や剥製を展示するとともに、相談員が電話、来訪による動物相談を受けています。
なお、現在オランウータンの空中散歩やシロテテナガザルの綱渡り等が楽しめる「アジア熱帯の渓谷エリア」の整備に取り組んでいます。

植物園では、植物の収集・保存・展示を通して、花と緑による憩いの場を提供するとともに、植物、園芸等に関する相談や園芸講座、各種植物展示会の開催など都市緑化の普及啓発のための様々な事業を行っており、楽しみながら花や緑に関することが学べる都市緑化植物園です。
また、生物多様性を守るために全国の植物園と連携し、絶滅危惧植物の保護活動等も行っています。
