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各組織の取り組み

水道局:みなさまから信頼される水道をめざして~安全で良質な水の安定供給~

★水道局公式サイト

 福岡市の水源は、8つのダムと近郊河川そして福岡地区水道企業団からの受水でまかなっており、多くの水源を市域外に頼っています。

 福岡市は、市内及び近郊に一級河川がなく水資源に乏しいことなどから、昭和53年と平成6年の2度にわたり給水制限が300日に迫る大渇水を経験しました。このため、昭和53年以来「節水型都市づくり」と「水の安定供給」に努めてきました。

 「水の安定供給」の主な取り組みとして福岡地区水道企業団からの受水があげられ、主に筑後川や海水淡水化事業で生産した水を受水しています。昭和53年以降の取り組みの成果は下記に示すように着実に表れています。

この章の目次

1.取り組みの成果

 昭和53年以降の「水の安定供給」のためのさまざまな取り組みの結果、平成6年は、昭和53年を下回る降水量だったにもかかわらず、給水制限の延べ時間は約4割減少し給水車の出動もありませんでした。さらに、福岡管区気象台の観測史上3番目に少ない降水量であった平成17年においては、給水制限に至ることもありませんでした。

渇水時の状況比較表

※福岡地方の年間平均降水量(1971年から2000年)は、1,632.3mmです。

 しかし、近年の不安定な降雨状況などによって、安定的な取水が難しくなっています。このため現在進めている水資源開発のほか、環境保全にも積極的に取り組み、環境に配慮した水道事業の展開や、水源地域や流域のみなさんと市民との相互理解を一層すすめながら、水源地域の自然環境保全に取り組んでいきます。

 さらに、より安全で質の高い水道水へのニーズにこたえるため、厳しい水質管理に取り組んでいきます。

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2.福岡市が目指すこれからの水道

「福岡市水道長期ビジョン」と「福岡市水道中期経営計画」

 近年、料金収入の減少や水道施設の大量更新時代の到来など、水道事業を取り巻く環境が大きく変化しています。
 このため福岡市では、これまで以上に総合的かつ長期的視点に立った事業運営を行っていく必要があると考え、平成21年2月に、運営方針や目標等を明確化し、より効果的・効率的に施策を推進するとともに、お客さまとの相互理解による事業運営を進める10年間の基本計画として「福岡市水道長期ビジョン」を策定しました。

 また、平成21年3月には、その実施計画として4年間に取り組む事業計画及び財政収支計画を示した「福岡市水道中期経営計画」を策定しました。

 福岡市はビジョンに掲げる基本理念「みなさまから信頼される水道」の実現に向け、これらの計画に基づき各施策を着実に実施しています。

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3.水資源開発の推進

渇水対策容量を持つ五ヶ山ダム

 那珂川総合開発の一環として、福岡県が事業主体となって、那珂川の上流、南畑ダムと脊振ダムの間で建設が進められています。

 五ヶ山ダムは渇水対策容量を有しており、異常渇水時に緊急水の補給を行い渇水被害の軽減を図ります。

 また、福岡地区水道企業団が福岡都市圏の水道用水として1日最大10,000m3を開発し、福岡市はこのうち1日最大3,200m3を受水する予定です。

広域利水への取り組み 大山ダム

 筑後川総合開発の一環として、独立行政法人水資源機構が事業主体となって、大分県日田市大山町で建設が進められています。

 福岡地区水道企業団が福岡都市圏の水道用水として1日最大52,000m3を開発し、福岡市はこのうち1日最大13,200m3を受水する予定です。

 浄水場・配水場・取水場・ダム等を記した地図

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4.節水型都市づくりの推進

水の有効利用

 昭和53年の大渇水の経験をふまえ、「各浄水場間の流量調整(相互融通)」および「水圧調整による漏水量の抑制」を目的として、昭和56年に「水管理センター」を全国に先駆けて設立しました。「水管理センター」では、21のブロックに区分された市内全域の配水網を、市内一円の配水管に設置された83ヵ所の流量計、122ヵ所の水圧計によって24時間体制で監視し、伝送されてきた情報をもとに177ヵ所の電動弁を遠隔操作することで、常に変動している流量や水圧を制御しています。(平成23年4月現在)

 また、大切な水を無駄にしないため、水道管の取り替えなどの配水管整備、昼夜間の漏水調査などを計画的に行い、水の有効利用を図っています。

写真:水管理センターと漏水調査

水を大切に使う節水PR

節水シンボルマーク

 福岡市では、大渇水の経験を風化させないため昭和54年に6月1日を「節水の日」と定め、「節水シンボルマーク」を制定しました。

 毎年6月1日から8月31日まで「水をたいせつにキャンペーン」を展開するほか、全世帯配布の「みずだより」や小学校中学年用の社会科副読本「水とわたしたち」の発行、水道施設見学会の実施など年間を通して限りある水を大切に使うPRを行っています。また、節水型じゃ口や節水型便器などの普及を図るとともに、雑用水道の普及促進に努めています。

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5.安全で良質な水道水の供給

水質管理

 ダムや河川から取水した水を5つの浄水場で浄水処理し、各家庭にお届けしています。安全で良質な水道水をお届けするため、各浄水場と水道水質センターにおいて、ダムや河川の水源からじゃ口に至るまで厳しい水質検査を行っています。

 また、水道水質センターでは、水道水の水質検査についての信頼性を保証する水道GLPの認定を取得しており、より一層の検査技術の向上と水質管理の充実に努めています。

じゃ口(給水栓)の水質保持(直結式給水の促進など)

 共同住宅などにお住まいのみなさまへ、貯水槽を経由することなく、安全でフレッシュな水道水を配水管からじゃ口に直接お届けできる直結式給水の普及を促進します。
 また貯水槽設置者の管理が不十分な場合、水質の劣化など衛生上の問題が発生することがあるため、適正に管理していただくよう啓発活動などに取り組みます。

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6.環境保全の取り組み

ISO14001の取得や環境会計の導入

 環境にやさしい節水型都市づくりの推進を目指して、平成14年10月に国際規格であるISO14001の認証を取得し、水道事業の継続的な改善に取り組んでいます。

 また、環境保全のためのさまざまな施策について、その投資効果や費用対効果を明らかにすることができる環境会計を平成13年度から導入しています。

水源かん養機能の向上と水源地域等との連携・協力

 福岡市には一級河川がなく地理的に水資源に恵まれず、その多くを筑後川など市外に依存しています。安全で良質な水道水を安定して届けるため、水源や河川の環境をよりよい状態に保つ必要があります。このため、水源かん養機能の向上と水源地域等との連携・協力を行っています。

 ◎ダム集水区域内にある森林の水源かん養機能の向上や水質汚染防止のため、市内のダム周辺の森林を取得するとともに、「福岡市水道水源かん養事業基金」を活用し、「福岡市水道水源かん養林整備計画」に基づき、間伐や造林等の水源かん養林の整備を行っています。さらに、市民のみなさまに水の大切さや水源地域に対する認識をさらに深めていただくため、市民との共働による水源かん養林の保全活動に取り組んでいます。

    市民との共働による水源かん養林保全の取り組み

  • 福岡市水源林ボランティアとの共働事業
  • 福岡市水源林ボランティアと共働して、水源地域の水源かん養林の保全活動や水源地域住民との交流活動に取り組んでいます。

  • 福岡市水源の森づくり共働事業
  • 市民参加の森づくりの一環で平成21年度より「福岡市水源の森づくり共働事業」を行っています。 水源かん養機能の向上を図るとともに、水と水を育む森林の大切さを広く市民に理解してもらうことを目的として、企業・団体との共働による水源かん養林の育成に取り組んでいます。

  • 市民団体活動助成金
  • 市民団体が、福岡市関連の水源地域において実施する水源かん養林の保全活動や交流事業に対し、必要な経費の一部を助成しています。

 ◎福岡市の重要な水源地域である朝倉市や日田市において、水源地域の人々との相互理解・連携を深めていくため、市民のみなさまと一緒に植樹・下草刈り活動や交流事業を実施しています。

 参加募集など詳しくは、市政だよりやみずだよりなどでお知らせします。

写真:筑後川上流域での育林活動「200海里の森づくり下草刈り」/「福岡市水源林ボランティアの会」による間伐作業

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