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各組織の取り組み

農林水産局:農林水産業の振興と生鮮食料品流通の円滑化

★農林水産局公式サイト

 本市の農林水産業は、新鮮な農林水産物を市民へ安定的に供給するとともに、その生産の場である農地、森林および海は、やすらぎやゆとりの空間として市民生活にうるおいを与えています。

 農業については市民と共に支える農業を目指し「うるおいある市民生活を支える活力に満ちた農業の展開」を目標に、林業については、「豊かな森林(もり)のある都市(まち)」を目指し「市民が支え、市民を支える森林(もり)づくり」を目標に諸施策を展開しています。

 また、水産業においては「市民の暮らしを支える水産業づくり」を基本理念に、「豊かな漁業環境づくり」と「発展する水産業づくり」を施策の二本柱として、水産業の発展に努めています。

 さらに、中央卸売市場では生鮮食料品の流通拠点として市民の台所へ安定した供給を続けるため、適正な取引の維持や施設の整備・改善に努めています。

この章の目次

1.農林業の振興

持続性のある農業の土台づくり

 農業の担い手を確保し、安定した農業経営を推進していくため、中核的な担い手である認定農業者をはじめ、兼業・小規模農家も含んだ多様な農業経営の育成・支援を推進しています。

 また、農産物の安定供給や農地・農業用施設等生産基盤の整備、環境への負荷軽減に取り組み、市民に身近で安定した産地づくりに努めています。

 さらに、生産の中核となる農村地域に対しては、各地域の農業者により描かれた地域農業の将来像(ビジョン)の達成への取り組みを支援し、活気あふれる農村づくりを推進しています。

農業による市民生活の充実

 本市の農業の現状や市内産農産物に関する情報を、市民へ積極的に発信するとともに、教育現場との連携による食育の推進や、市内産農産物の消費拡大に向けた取り組みを進め、食に関する知識の普及と農業への理解促進に努めています。

 また、市民農園など手軽に農業体験ができる場を拡充し市民の農業への参加や健康づくりを促進するとともに、ため池等農業用施設について、市民生活に調和し、生活環境の向上につながる整備を推進しています。

写真:自然共生型ため池

森林が有する豊かさの発揮

 森林の適切な管理や、残土捨て場等林地開発への規制・監視の強化、松くい虫の駆除などにより、森林の保全に努めるとともに、市民のやすらぎや自然とのふれあいの場としての活用を図っています。

持続可能な林業の土台づくり

 分収造林や荒廃森林再生事業による民有林の間伐の推進及び広域基幹林道等の計画的な整備や維持管理による森林及び生産基盤の整備に努めています。
 また、林業の担い手の確保に努めるとともに、森林組合を中心とする林業経営の向上を図っています。

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2.水産業の振興

市民の暮らしを支える水産業づくり

写真:人工魚礁に集まる魚の群れ

 水産資源が豊かな玄界灘や博多湾を前面に抱く福岡市の水産業は、多種多様で新鮮な魚介類を生産し市民に供給しています。また漁業は、海域や沿岸域の自然環境の維持・保全や、市民の憩いの場を提供するなど多面的な役割を果たしています。

 本市では、安全・安心な食生活の推進や、博多湾・玄界灘の自然環境の保全など、いろいろな面を通じて市民の豊かな暮らしを支えるため、下記の二本柱で水産業の振興に努めています。

豊かな漁業環境づくり

 漁業生産活動を支えるためには、博多湾・玄界灘の自然環境を維持・保全することが必要です。本市では、関係機関と連携しながら、底質の改善や藻場の造成などにより、水産生物の再生産機能の回復を図っています。また、人工魚礁の設置などの漁場造成や、クルマエビなどの種苗放流による「つくり育てる漁業」を推進しています。あわせて災害に強く、安全で使いやすい漁港や漁業施設の整備を計画的に進めるなど、漁業を支える基盤づくりを推進しています。

 漁業の中核を担う人づくりの面では、青壮年漁業者をはじめ様々な従事者が持ち味を発揮できるよう支援するとともに、新規就業者確保のための体験漁業や、今までになかったような新しい試みに取り組もうとしている団体等への支援を推進しています。
 さらに、森の栄養が海を育てることから、漁業者、市民、行政が一体となって植林活動を推進しています。

発展する水産業づくり

 水産業界の発展を図るため、漁業協同組合の経営基盤の強化や、漁家所得の向上のための朝市・夕市などによる販売力強化を支援するとともに、融資制度の充実、漁業生活環境の整備や省エネ型漁業を推進しています。

 また、中学校を主な対象としたお魚料理教室により、水産品の消費拡大や食育の推進に取り組むとともに、市民に憩いの場を提供している海づり公園の運営強化や、漁業と海洋性レクリエーションとの間で調和のある海域利用ができるような機会づくりにつとめています。

 さらに、春の風物詩として知られるシロウオの保護・育成を行うとともに、水産物を消費する過程で発生する魚の頭や内臓などの魚滓のリサイクルを推進しています。

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3.中央卸売市場

 中央卸売市場は、野菜、果実、水産物、食肉など、毎日の食生活に欠かすことのできない生鮮食料品を集荷し、卸売する生鮮食料品の流通拠点です。

 現在、福岡市内には青果物を取り扱う青果市場・西部市場・東部市場、また水産物を取り扱う鮮魚市場、並びに肉類を取り扱う食肉市場の5つの市場を設置し、市民の台所へ安定した供給を続けるため、適正な取引の維持や施設の整備・改善に努めています。

写真:青果部

 青果部では青果・西部・東部の3つの市場により野菜や果物を供給していますが、市場施設の老朽化や狭隘化が進むとともに、近年における流通環境の変化に対応する必要があるため、青果部3市場を統合し、アイランドシティにおいて新青果市場を整備します。新市場の整備にあたっては、物流機能や温度管理機能などを高度化するとともに、品質管理の徹底や衛生検査体制の充実など食品の安全・安心に配慮した市場づくりを進めます。

写真:長浜鮮魚市場市民感謝デー

 新鮮な魚介類を福岡市をはじめ全国各地に供給し、「魚のおいしい街、福岡」を支えてきた鮮魚市場では、流通環境の変化への対応や品質管理の強化のため、鮮度の維持や食品衛生に配慮した施設の改善等を行い、新鮮な魚介類の供給に努めています。場内には、見学者通路や「魚っちんぐプラザ」、「長浜・海のおみやげセンター鮮座(Senza)」などを設置しており、魚食の普及拡大を目指し、平成20年7月から毎月第2土曜日に「長浜鮮魚市場市民感謝デー」として市場の一部を市民へ開放するなど、市民に開かれた市場づくりに努めています。 また、平成21年11月に姉妹市場を締結した「釜山広域市国際水産物卸売市場」との交流を促進していきます。

写真:食肉市場

 食肉市場は、九州で唯一の中央卸売市場の食肉市場として価格形成の指標となるとともに、最新の衛生設備を備え、食肉市場としては初のISO認証を取得し、高度な品質管理手法であるHACCPシステムを取り入れることにより、安全・安心に対する消費者ニーズの高まりに的確に対応し、安全で衛生的な高品質の食肉の安定供給に努めています。また、クリーンエネルギーの利用などにより環境への負荷低減を図るとともに、施設内に見学者通路を設置するなど市民に開かれた市場づくりを行っています。

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