
教育委員会では、本市の豊かな自然と歴史・伝統を大切にしながら、人が人として尊重される社会の実現を基調に、生き生きとしたふれあいのある地域づくりを目指し、教育行政を総合的に推進しています。
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学校、家庭、地域・企業等それぞれが教育の主体(担い手)としての責任を持ち、社会全体で子どもをはぐくむ「共育」を推進するとともに、本市がめざす子ども像「基本的生活習慣を身につけ、自ら学ぶ意欲と志を持ち、心豊かにたくましく生きる子ども」の実現に向け、教育計画の着実な推進を図ります。
子どもたちが社会を支える市民となるために、あいさつ、掃除に始まる基本的生活習慣や、基礎・基本の学力、コミュニケーション能力、規範意識、そして物事に元気に取り組むことができる意欲や体力を、発達段階に応じて着実に育むため、小・中・特別支援学校間での連携教育を積極的に進めるなど、さまざまな取組みを推進します。
「新しいふくおかの教育計画」に基づき、小・中学校9年間を「4年・3年・2年」の発達段階に応じた教育実践を推進していくこと等を踏まえ、小学校1~4年生においては、個に応じたきめ細かな指導ができる35人以下の少人数学級を、小学校5、6年生においては、児童の興味関心に応える学習の提供や学習上のつまずきの克服など確かな学力の向上に向けた一部教科担任制と小人数指導を、引き続き実施するとともに、義務教育9年間の教育活動を見通した小中連携教育を推進します。
また、小学校4、6年生及び中学1、3年生を対象に、本市独自で作成した問題による「生活習慣・学習等定着度調査」を実施し、学習内容の定着状況の把握や教育に関する継続的な検証改善サイクルの確立などを行うとともに、各学校が自校の学力課題を克服するため、3つの学力向上推進プランからいずれかに重点化したプランを策定し、学校、家庭、地域が一体となった実効性のある取組みを推進します。
さらに、児童、生徒に対する外国語教育の充実のために、小学校外国語活動支援事業及び中学校のネイティブスピーカー(外国語指導講師)委託事業の充実拡大を図り、生きた語学教育と国際理解教育を推進するとともに、小学校において理科支援員を配置するなど、理科教育の活性化と充実を図ります。
子どもたちの豊かな心の育成のため、学校司書の配置などにより読書環境の整備を推進します。
また、「ことばを大切にする教育」を推進し、国語の能力やコミュニケーション能力の育成を図るとともに、各種メディアと正しく向き合い、適切に活用するメディアリテラシーの育成を進めます。
さらに、児童生徒が相手をいたわり、思いやる心の素地を養うユニバーサル教育を推進するとともに、子どもたちの心身の健やかな発育・発達を促進するため、食育や体力向上の取組みを推進し、健康教育の充実を図ります。
福岡の自然や歴史、文化的・社会的資源を活用した教育を推進し、郷土を愛し、守り伝える心をはぐくみ、これからの社会を支え創造する人材を育成します。

生徒の進路希望を実現するとともに、生徒一人ひとりの勤労観・職業観の育成を図るため、大学受験に対応した授業力向上のための研修の実施や、キャリア教育を推進します。
また、各学校の特色ある教育などの広報に努めるとともに、市立高校改革を進め、魅力ある高校づくりを推進します。
複雑化、多様化する不登校の要因を的確に分析し、児童生徒一人ひとりへのきめ細かな対応を行うため、不登校対応に専任する教員の継続配置や中学校1年生における学校選択制による少人数学級の継続実施、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置など、不登校の解消と未然防止に向け、総合的な取組みを行います。
特別支援教育の充実を図るため、特別支援学級等の整備を推進するとともに、小中学校等に在籍する発達障がいなどのある児童生徒への支援体制を充実するため、特別支援教育支援員の配置を拡大します。
また、博多高等学園の平成25年4月移転開校に向け、新校舎建設に着手します。

学校、家庭、地域・企業等が連携し協力し合いながら子どもたちをはぐくんでいく取組みを進めます。
子どもたちの登下校時の安全確保を図るため、小学校1年生へ防犯ブザーを配付するとともに、スクールガード(学校安全ボランティア)による学校巡回や、学校と地域諸団体、関係機関との連携による通学路のパトロール強化及び危険箇所の点検など、地域ぐるみで学校の安全を守る取組みを進めます。
また、在校時における子どもたちの安全確保を図るため、学校に年次計画で防犯カメラを設置します。
家庭は教育の出発点であり、子どもたちが基本的な生活習慣や規範意識を身につける場として重要な役割を担うことから、家庭教育に関する学習情報の提供や相談体制の充実を図るとともに、学校と地域が連携を図り、地域全体で学校教育を支援する取組みを進めます。
それぞれの学校が主体性を持ち、充実した教育を行うことができるよう、人材育成やシステム構築に努めるなど、学校が行う教育活動の支援や家庭への啓発を進めるとともに、教育効果が十分発揮できるよう、教育環境の整備を推進します。

子どもたちの安全を確保するため、学校施設の耐震化を推進するとともに、老朽校舎等の大規模改造や小学校パソコン教室の空調整備など、教育環境の整備を進めます。
また、小規模校や過大規模校について、「福岡市立小・中学校の学校規模適正化に関する実施方針」に基づき、学校規模適正化の取組みを進めます。

さらに、市内4カ所の給食センターの再整備について、第1センター整備計画を踏まえ、用地取得準備や事業者選定手続き等を進めます。
子どもの状況の変化や保護者、地域からの要請の多様化、社会全体の価値観の多様化などにより、教員が子どもたちと向き合う時間を確保することが困難な状況の中で、校務の情報化による事務の効率化、教育支援機能の充実や、学校で発生する諸問題の早期解決に向けた支援など、教員が子どもたちに深く関わり、指導に専念できる環境づくりに取り組みます。
「福岡市教育委員会人権教育推進計画」に基づき、学校教育においては学校の教育活動全体を通じて人権教育の積極的な推進を図るとともに、社会教育においては基本的人権の尊重を基調とする総合的な視点に立った人権教育を推進します。
図書館では、市民の多様化、高度化する学習活動に必要な資料・情報を収集し提供します。
また、市民が優れた芸術文化に身近に触れる機会を提供するため、美術館、アジア美術館、博物館で特別企画展を開催するとともに、アジア美術館において、市民が参加体験する美術交流事業を実施します。
さらに、文化芸術の振興、集客交流施設等の役割を一層効果的に果たすため、3館の連携強化とPRの充実や、地域や地元企業・団体との連携促進など、総合的なミュージアム施策の推進を図ります。
郷土福岡の歴史・伝統・文化の保存と活用を図るとともに、発掘調査や遺跡の環境整備に引き続き取り組みます。特に貴重な歴史・文化遺産である鴻臚館跡や福岡城跡については、本市の歴史的シンボルとして位置づけ、市民の憩いや交流の場となるよう、保存・活用等を行い、さらに吉武高木遺跡の環境整備に向けた検討を引き続き行います。