福岡市に住んでいる人なら誰しもが実感するのが、福岡はアジアに近い都市だということ。東京に行く時間と中国・上海に行く時間がほとんど同じ、韓国・ソウルなら大阪と同じですし、姉妹都市である韓国・釜山とは毎日高速船が行き来しています。朝鮮半島、中国大陸に近いという地の利に恵まれた福岡市は、古くからアジア文化の受け入れ窓口としての役割を果たしてきました。そのような土壌をもつ福岡市は、市制100周年を記念し平成元年(1989)「アジア太平洋博覧会」(通称・よかトピア)をシーサイドももちで開催、アジア各国と市民レベルでの交流が生まれました。アジアとのつながりを一過性のもので終わらせたくないという思いから生まれたのが、翌1990年から開催されている「アジアマンス」です。食文化や音楽、伝統芸能を紹介する「アジア太平洋フェスティバル」や、学術・研究・芸術・文化の分野で業績をあげた個人や団体を表彰する「福岡アジア文化賞」も始まりました。また1991年からは「アジアフォーカス福岡映画祭」(現在は「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」)もスタートし、映画を通じてアジア文化を紹介し、アジアの映画人が交流する場となりました。福岡アジア美術館も3年に一度「福岡アジア美術トリエンナーレ」を開催。毎年9月はアジアの文化が満喫できます。