消費生活センターでは,悪質商法に限らず,暮らしに役立つさまざまなテーマのコラムを西日本新聞に掲載しています。
(原則,毎週月曜日の朝刊へ掲載)
【事例1】「会員制交流サイト(SNS)で『月収30万円』という副業が紹介されていたので、無料セミナーに参加した。指導を受ければ簡単に外国為替証拠金取引(FX)で稼げると勧められ,個別指導を受ける契約をし,40万円をカードローンで支払ったが、指導通りにしてもうまくいかない」
【事例2】「インターネットで副業を検索し,登録無料の副業サイトに登録した。すぐに『メールで悩み相談に乗ると毎月20万円の報酬を受け取れる』という紹介があった。しかし,メールで連絡を取ろうとしても,文字化けなどエラーが続き,そのたびにポイントを購入させられ,報酬は全く得られなかった」
インターネット上では副業を紹介する広告やブログ,SNSの投稿などがあふれていますが,簡単に高収入を得られることを強調するものは要注意です。また、借金をしてまで高額な契約を結ばせようとする事業者の勧誘は,きっぱりと断りましょう。
どちらの事例も簡単に副業収入を得ようとする気持ちに付け込んでいます。事例2のようにメールをやりとりするだけで高額な報酬がもらえるようなうまい話はありません。副業という言葉に惑わされず,冷静に判断しましょう。
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