現在位置:福岡市ホームの中のくらし・手続きの中の地域の活動・NPO・ボランティアの中のコミュニティ・地域の活動から地域課題解決プロジェクト NPO・企業の「ビジネスの力を地域へ!」第2弾を開催しました!
更新日: 2015年8月13日

地域課題解決プロジェクト創出セミナー
NPO・企業の「ビジネスの力を地域活動へ!」
第2弾を開催しました!

内容

オープニング

・地域における高齢者をめぐる状況について(福岡市保健福祉局高齢社会政策課)

人口構造の変化や人口の増減,校区別の高齢化率などについてグラフや地図を用いて,福岡市の高齢化の現状と将来について説明しました。

事例紹介

・株式会社ローソン ヘルスケア本部ライフケア推進部 部長 林 泰生氏
(今春,埼玉県川口市に1号店がOPENしたケアローソンの紹介)

従来より“健康分野”への取り組みに力を入れていた中,超高齢社会における高齢者やそのご家族など地域のニーズや社会変化に対応した店舗を構築すべく,埼玉県を中心に地域密着型の幅広い介護サービスを展開されている「株式会社ウイズネット」と業務提携,同社がフランチャイズオーナーとなり居宅介護支援事業所やサロンスペースなどを併設したケアローソンを開店(2015年4月)した。このケアローソンについて,開店までの経緯や現在の運営状況,将来の展望などのお話をしていただきました。
コンビニの標準的な商品に加えて,高齢者やそのご家族などのニーズに合った日配,生鮮,惣菜,菓子類などの他,介護関連商品・介護食などを品揃えされ,介護相談については年中無休で,土曜日・日曜日や買い物ついでにも気軽に相談できるなど,心理的な不安の解消にも役立っているとのことです。

その他ケアローソンの特徴として,

  • 「元気な地域コミュニティを応援する場」としてのサロンスペースについては,     
    • 地域住民の交流の場として活用頂いている。     
    • 開店時に無料の骨密度測定を実施,今後も定期的にヘルスケア関連のイベントを開催予定。     
    • 血圧計が設置されていて,買い物ついでに自由に測ることができる。     
    • ラックを設置して自治体や介護事業者をはじめサークル団体などの情報が配架されている。
  • 店舗内の通路は車いすが通れる広さを確保し,バリアフリートイレも設置。
  • 高齢者や車いす使用者が取りやすいように,前面扉のない飲料ケースを使用。

などの事例を紹介していただきました。
事例紹介終了後には,来場者から次々に質問があり,丁寧に答えていただきました。

高齢者×地域関連ビジネスピッチ(各3分程度のショートプレゼン)

・イデアパートナーズ(株) 代表取締役 井手 修身氏
(シニアマーケティングや地域づくりビジネスのパートナー)

還暦を迎えた方にセカンドキャリアをもっと生き生きに過ごしてもらうため,福岡市や様々な企業とともにアラカンフェスタ実行委員会を立ち上げ,今までに2回「アラカンフェスタ~60歳から輝くセカンドライフのために~」を開催している。第3回の開催のため,多くの企業やボランティア団体の情報提供やフェスタでのブースの参加を呼び掛けている。興味のある方は,電話やメールでアクセスしてほしい。
(アラカン=アラウンド還暦)

・(株)テノ.コーポレーション 営業企画部部長代理 島内 良介氏
(育児・家事・介護の家庭総合サービス)

社名の“テノ”は“手のひらの温もり,優しさ”にまでサービスしていきたいという熱い想いからつけた。会社の理念は“女性のライフステージを応援する”ということで,女性の方が育児や家事を行ったり,介護に携わったりすることになっても,仕事で輝き続けるためのフィールドを提供し,バックアップしたいというもの。
現在行っている主な内容としては,高齢者の病院への同行や家事サービス,介護事業施設への介護士派遣といったもので,介護事業としてはこれからさらに展開を図っていきたい。

・UR都市機構九州支社 住宅経営部長 中村 直寿氏
(UR賃貸住宅における大学と連携した「コミュニティ、健康・栄養、環境・エネルギー」等をキーワードとした取組み)

福岡市内の管理戸数は約3万戸あるが,課題は高齢化と単身化。契約者(世帯主)の平均年齢が約57歳で,高齢者だけの世帯が増えている。団地内コミュニティの希薄化や孤独死といった問題もある。そこで,課題や問題を解決するため,大学が持つ専門知識や大学生の活力を活かして大学とともに取り組んでいこうと,福岡女子大学,中村学園大学・短期大学,福岡大学と連携して,協定や企画を実施している。女性と比べて男性はあまり参加しない傾向にあることから,夫婦で参加しやすい取組などを考えており,少しずつ参加者が増えている。このような取組みを今後どのように継続していくかが課題。

・民間救急らかん/(有)羅漢 取締役 徳久 武洋氏
(地域住民の病院搬送や行事参加・旅行もサポートする糸島市消防署認定第1号・糸島市初の民間救急)

民間救急とは簡単にいうと,介護タクシー,福祉タクシーという位置づけ。その中でも重度(寝たきり)の方の転院や入退院,通院,一時帰宅など緊急性の低い患者を搬送するサービスを行っている。車両は救急車に似ているが,違うところは“有料”“サイレンを鳴らさない” “緊急走行できない”こと。
福岡市こども病院が香椎照葉に移転した際は,九州各地から民間救急の同業者が集まって搬送を行った。
我々がやりたいことは,要介護が必要になった方の外出支援という形で生きがいを支援していくこと。

・NPO法人 なごみの家  運営・管理者補佐 宮川 伸吾氏
(高齢化する団地の課題を解決するコミュニティカフェと小規模多機能施設)

早良区にある四箇田団地は1977年に建築されて築38年。少子高齢化,人口減少,商店街組織の消滅,治安の低下,高齢者の引きこもり,孤独死,コミュニティの希薄化といった課題を解決しようと,空き店舗を活用しての“小規模多機能型居宅介護”と“コミュニティカフェ”を検討している。
介護や相談相手がいないといった不安がある一方,ここで住み続けたいと思っている高齢者が多く,住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるように活動していきたい。

・わらあい 城戸 詠香氏
(高齢者に楽しい買い物体験を届ける生産者直売×移動販売事業)

事業を始めたきっかけは,自分が結婚して別々に暮らすことになった実父が,誰にも看取られずに亡くなった体験から,「孤独死をなくしたい」「孤立している高齢者の力になりたい」という想いから。この事業を通じて,高齢者など買い物要支援者へ生産者の顔が見えて安心して食べられる野菜や加工品を届けるとともに,定期的に訪問して庭先に出てもらい,近所の方にも集まってもらうなどして,楽しく笑いあえるきっかけをつくり,小さなコミュニティのような存在になりたい。野菜は「NPO法人循環生活研究所」で生産されたものを提供している。

・柳瀬町商店街 事務局長 赤間 幸栄氏((株)ダイキョープラザ総務部長)
(高齢化が進展する公営団地住民への買い物支援「買援隊」)

商店街のある当該地域は南区で2番目に高齢化が進んでおり,食品小売店や飲食店も減少している。郊外にある大型商業施設などへの移動が困難な買い物支援への宅配事業を実施。
「買援隊」を永く継続するため,「宅配のランニングコストを互いに負担する」「配達エリアを半径約1キロの狭い範囲に絞る」「対象を『高齢者』だけでなく『買物困難者』とし,身体が不自由な方や産後の主婦,老健施設入居者等広くカバーする」という仕組みを構築。御用聞き電話による安否確認と見守り,入会申込書による見守りランク設定と緊急連絡網の確立,地域自治会・民生委員・南区役所・南警察署との連携、情報交換などを行っている。

・リスタートアップ福岡 見野 由美子氏
(人と空き家のリスタート 新たな地域コミュニティ・場づくり事業)

美和台校区は昭和44年ごろから宅地開発され一戸建て中心の住宅地。高齢化率も高く,空き家も増えてきている。この事業を行うにあたり,「既存の地域活動には参加しにくい」「これまでやったことがない“特別なこと”がやりたい」「小さなことでもいから起業したい」などと思っている定年退職後やシニア世代の男性を主な対象に資金調達を実施し、自分たちで地域の空き家を地域拠点などにリノベーションすることで、地域マイクロビジネスインキュベート事業の拠点を作り、他地域に広げていくことを目的としている。プロジェクトチームを立ち上げ,企業やNPOとも共働しながら進めている。

・NPO法人地域福祉を支える会そよかぜ 地域支援部長 長澤 慎一氏
(「地域で支え合い,暮らしやすいまちづくり」)

居宅サービスを中心とした介護保険事業と,地域支援助け合い活動の2つを活動の柱としている。
地域支援助け会活動では,ユーザーの生活ニーズに対してサポートする有償ボランティアをマッチングさせる「そよかぜサポート」や,要介護・要支援認定を受けた高齢者などに対して低料金での「送迎サービス」を行っている。また,地域交流拠点施設として,博多区銀天町アーケード内に「そよかぜ倶楽部」「人の駅ざっしょのくま」を設置し,倶楽部活動やイベント,人が集うプログラムなどを展開している。

・あい企画有限会社会長 赤尾 宣幸氏
(安心して元気に楽しく長生き「あげたなの取り組み」)

平成27年度の介護報酬改定により,小規模デイサービスだけでは経営が成り立たなくなった小規模デイを,介護タクシーと高齢者も住みやすいアパートの3点セットで経営。利用者が安心して・元気に・楽しく・長生きしてもらうことで,経営の安定化を図りながら,福祉・医療・社会保障コスト削減に取り組んでいる。デイサービスは多店舗化し1店舗当たりの後方作業の負担減を図ったり,10人乗り介護タクシー「おでかけたい」を使った小旅行の会「おでかけたい」や,防犯・防火の工夫や転倒への備えを施した高齢者向きアパートなどで,長期利用の優良顧客が増え,経営が安定してきた。この事業に興味がある方はミラサポの専門家派遣で無料でサポートしています。

情報提供

地域課題に取り組み新たなプロジェクトなどの照会

交流会

トークセッション終了後の交流会は,登壇していただいた方をはじめ多くの方が参加されました。第1回目以上に盛り上がり,思い思いに名刺交換やお互いの活動の情報交換をされていました。
交流会時間終了後も話が尽きず,会場のあちらこちらには,話し足りない方々のグループの姿がいくつもありました。今後,具体的な連携に進展するといいですね。

 
福岡市高齢社会政策課
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交流会