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更新日: 2010年12月7日

2月9日市長定例会見

【発表案件】 

・「油山市民の森40周年記念植樹祭」の開催について(農林水産局農業政策課)



【記者配付資料】
・「油山市民の森40周年記念植樹祭」の開催について (112kbyte)pdf



【関連ページ】

 
油山市民の森ホームページ


【発言・質疑要旨】

 ○冒頭発言要旨

 
市長
 今日の案件は1件です。「油山市民の森」が40周年になりましたので,記念植樹祭を開催しますということです。「油山市民の森」は,明治100年を記念しまして,昭和44年に南区の桧原に市民みんなの手でつくりまして,今年で40周年を迎えております。2月28日にこれを記念して植樹祭を実施するということです。当時は,市民の森運動ということで本部まで設置して,みんなで山,森をつくろうということでやってきました。今回も市民の皆さんにも広くお声かけをして,地元企業であります九州電力の協力もいただきまして,28日に実施しようと思っています。油山の自然というのは皆さんよくご存じですので,市民にもいまとても愛され,親しまれているところです。ただ,40年経ちますので,そのころに植えた木などもだいぶ痛んでいる,老木化しているということで,このたび新しく植えようということにしています。大島桜とか山桜,つつじ600本など,合計で900本近い植樹をします。また去年の水害で,森とか山,そこから流れてくる水といった,一連の災害になるメカニズムで,やはり山であるとかそこに植わっている木がしっかり水を受け止めるという作用について,皆さんの関心も大変高くなっております。今度の植樹もそういう思いも込めまして,水源を涵養するといった観点も含めて,そういった森林機能の重要性を見直すということも含めて,植樹を行いたいと思っております。
 
○質疑・要旨
 
記者
 植樹の一般参加の方は,もう決まっているということですか。
 
事務局
 市民の方に公募をしまして,申し込みをいただいております。100名ほどのご参加をいただくようにしています。
 
記者
 募集中ですか。
 
事務局
 1月1日の市政だよりで募集をしまして,1月25日に締め切りとさせていただきました。
 
市長
 まだ空きはあるのでしょう。
 
事務局
 もうその100名で割り振りをしております。

記者
 これも,水源涵養の意識を高めるという意味合いが強いという話で,この間もトヨタカローラと共働して森をつくってもらうという話もありましたが,水源涵養のために森林を育てていくという長期的なビジョンとしてはどのようにお考えでしょうか。
 
市長
 このぐらいの量で水源がいきなり涵養できるわけではないのですが,意識として,森を育てていくというのは非常に大事だと思っております。これは筑後川流域でもそうですが,筑後川流域の皆さんには大変お世話になっているので,地元の自治体とも一緒になって,向こうで植樹をずっと続けてきておりますし,また今後もやっていこうと思っています。朝倉には構想だけですが,確か紅葉100万本計画でしたか,そういうことをおっしゃっていたと思います。
 
記者
 それは福岡市も関与していくのですか。
 
市長
 それはまだ構想なので,正確に言うと朝倉の市長さんがそういうことをしたいとおっしゃっていたのですが,そういうときに,福岡の市民も一緒になってそういう運動に加わっていただけたら,我々の筑後川流域に対する感謝の意味も込めて,それからいま言った森林水源の涵養ということもありますので,それはまだ具体化はしていませんが,そういうお話はあります。
 
記者
 それが具体化してきた際には,市としても前向きにやるということですか。
 
市長
 いままで向こうで植樹するときは,私も行きましたが,みんなでバスで一緒に行きました。そういったところの延長にはなるのかなと思っています。
 
記者
 副知事と町村会の汚職事件について,今回は町村会という組織やその他についてということで,市長から聞くことではないかもしれませんが,事件そのものをどう受け止めていらっしゃるかということを。
 
市長
 事件は今捜査中なので,事件の詳しいことについてはこれからの捜査を待つしかないと思っておりますが,今報道されている限りのことが事実であるとすれば,まず地方自治全般に対して,やはり大変影響は大きいと思います。特に,町村会の会長であった山本会長は,全国的にもそういう意味での地方自治を進めていく一つのシンボル的な方でありますから,やはり影響は非常に大きいと。報道によっても,中央の政府の方も,そういった意味での関心も高く示しているようにもありますし,事件全般が今言われているとおりであれば,大変遺憾なことだと思っております。町村会という団体そのものの果たす役割は大変大きいと思いますし,また都市部だけで現在構成されているわけではありませんので,町や村のいろいろな考え方をまとめて,それを進めていくという役割は非常に大きいと思っています。大きいだけに,今報道されているようなことが真実であれば,非常に残念なことだと思っているところです。
 
記者
 捜査中のことなのでおっしゃりにくいというのはもちろんだと思いますが,後期高齢者医療制度の問題では,市側が不利な扱いを受けることに結果的になったのではないかなという見方ができると思うのですが,そのことに対しては,何か感想なり,特に申すべきだということがおありでしょうか。
 
市長
 正確に私がどうかかわったかを少しお話ししますと,今ずっと報道されているのは,ちょうど私が就任してすぐお正月が明けてからの,要するに年度の終わりですね,ちょうど3年前のいまごろの話だろうと思うのです。その年度いっぱいでスタートしなければいけないということで,全国的にも,いろいろな県で既に体制が固まったとか,まだあと幾つか固まっていないとか,福岡県は実際いろいろまとまらないことがあって,年が明けてもまだいろいろと交渉というか議論をしていたわけです。「このまま行くと一番最後になってしまうよ」とか,そういう話もあったのがちょうど3年前のいまごろです。私が就任する前ですが,10月ごろに費用負担割合が一応決着して,市長会というか,都市部の方が少し負担割合が重いということではあるが,それは始めてみてからお互いまたいろいろ調整しようということで,一応折り合いがついていたと思うのです。有利・不利というよりも,いろいろと町村会側のおっしゃることもわかるというか,お互いの意見のちょうど折り合ったところでということで,負担割合は秋に決まっていたと。もう一つの議員定数の話は,私が就任した後,実際どうしようかと,何人にすればいいのかということは残っていて,私はそこから加わったわけです。我々としては,費用の負担割合は別にして,議員の定数というのは,これから先いろいろなことを決めていく際に,最終的には議員の数によっていろいろ今からの決め事が決まりますから,それは市長会の方としては,全体的な人口の割合と言えばいいか,根拠はいろいろな考え方があると思いますが,要するに市長会の主張もちゃんと通していただけるような議員の数を確保しようという立場で,町村会と議論になっていたということです。我々としては,町村会側の意見だけが通っていくような議員の割合にならないように,それは強く主張をしていっておりました。それが3年前のちょうどいまごろです。それまでは,北九州の末吉前市長さんが福岡県の市長会の会長であり,連合長的な立場であったのです。それで私が就任して,北九州市長もちょうど3年前のいまごろ変わるわけです。そこで久留米市長が市長会の会長になられて,連合長にもなられて,そこで,市長会の代表として,久留米市長が町村会側と,市長会としての主張もされるし,連合長というお立場もあるので,非常にご苦労されてまとめられて,年度内で何とかまとまったというのが正確な経緯です。
 
記者
 何かその課程で不自然さとかをお感じになったこととかはありましたか。
 
市長
 中島副知事から私の方に何かあったとかいうことは一切ありませんが,不自然というのではなくて,これは交渉事ですから,当然町村会側はこう主張していると,いや市長会としてはこうだ,というようなやり取りはずっとやっていたと思います。それも含めて年度内でのスタートは,ぎりぎりでしたが漕ぎつけたわけです。その交渉というか議論のやり取りの間では,それは当然ですが,事務局も含めていろいろお互いの主張を,多分たまには激しくぶつけたということもあったのだろうと思いますが,それは議論ですから。
 
記者
 その議員の定数の結果について,妥当なものだと思われますか。それともやはり町村会側に,と思われますか。
 
市長
 だいぶ押し戻した印象は持っていましたが,「お金は市側が余計出してください,議員の数は町村会側が余計出したいです,事務局は専門知識も含めて大きな市が持っているだろうから県や市の方でやっていただければ」という主張,簡単に言えばそういうことですが,それは市側が少し負担を大きくしてスタートしていくということなどは,財政力などを総合的に考えると,それからスタッフのこともある,そういうことで市側も折り合えるところは折り合ってスタートしたわけです。
 
記者
 重なる質問ではありますが,改めて,こういった事件として発覚しましたが,その折り合いがついたということで,歪められたという認識は持っていないということなのでしょうか。その議論のプロセスとその結果についてとは。
 
市長
 歪められたというか,これは交渉とか議論ですから,最終的にはそれで行きましょうということです。ただし,いろいろな附則が付いたり,「これで行くけれども途中で見直しましょうね」ということは,スタート時点から,もしくはその後,市側の意見も取り入れていくような形でのスタートになっていましたから,最初はそういうことで少し市側の負担が大きいですが,それはそれで何とかクリアしていきましょう,という形で全体的にはまとまったという印象です。歪められたというか,ほかの県などに比べるとやはり少し町村会側の方が負担が軽い形でのスタートになっていたという認識はありますが,それでスタートしましょうということでやったわけです。
 
記者
 裏で賄賂が動いていたと言われているわけですが,今後市長会として,その改善を求めていくとか,市長ご自身がそういう発言をされていくということはあるのですか。
 
市長
 そもそもお金が動いていったというのは事実だとしても,後期高齢者医療のことだけで動いていたのか,よくそこはわからないところはありますよね。町村会側からすれば,県に大きな役割を担っていただくと。大きな役割というのは多分,県としても市長会側に対して町村会側のいろいろな立場も伝えていただきたいという意味合いかなと思います。それは町村としては,やはり県との結びつきは非常に強いわけですから,そこを通して,自分たちの主張をしていくというのは一つの方法だろうと思いますから,そのこと自体がけしからんという話ではないとは思います。ただお金まで本当に使って何かやっているというのは,当然ですが遺憾な話です。今度,木曜日に市長会もありますので,その場でも多分お話が出ると思います。
 
記者
 そこで,市長会としては何を訴えていくかという話し合いが行われるわけですか。
 
市長
 今度の市長会は,久留米市長が交代されて,いまは宗像市長が県の市長会会長の代行をやっておられるのですが,新しいというか,代行ではなく,市長会会長を選ぼうということが一番大きい話です。当然,連合長をどうするかという話にはなるのでしょうが,その過程でいまご質問があっているような話が出る可能性はありますが,「町村会側とのかかわりについて」というものが議題に立っているわけではありません。しかし何らかの形で話にはなるとは思います。
 
記者
 市長は,その場で町村会の話が出た場合,出ると思うのですが,どのような意見を言われようとお思いですか。
 
市長
 後期高齢者医療の制度をまたもう一回変えようということを,政府も約束していますし,実際そういうことになると思うので,いまの事件は別にしても,やはり町村会側と市長会側とはきちんとお話をした上で,新しい制度をやっていかなければいけないので,これはきちんとやっていくようにしていこうと。いままでよりも,もっとフラットにお話ができるように,体制をお互いに整えて,そういう形にしていきましょうということは申し上げると思います。
 
記者
 フラットにというのは,公平にという意味ですか。
 
市長
 フラットというか,ではいままでは公平ではなかったかということになるのですが,何といえばいいのか,公明正大にという形ですか。今言われていることが全部本当なら,確かに公明正大ではない部分があるわけですから,そういったことがないように,町村としてはこうだ,というお互いの主張はあっていいわけですから,それはもっとオープンに論じられてもいいテーマだとは思いますので,そういうことは話の流れにもよりますが,言っていこうかなと思っています。
 
 記者
 確認ですが,最初の方でお話になった,地方自治全般に影響があると思うというのは,具体的にはどういった意味ですか。
 
市長
 やはり,山本会長は全国的にも非常に影響力のある有名な方でもありますし,地方6団体の1つの団体のトップですので,これはその方が実際にお金で自分たちの意思を通すために,副知事というか,県の組織に対して働きかけをしていたということであれば,地方自治は大丈夫なのかと,地方自治というのは本当はそういったレベルで行われているのか,ということを思われるのは,大変遺憾なことだし,影響は大きいと思います。
 
記者
 福岡市として,山本町長の存在というのはどういう存在だったのですか。煙たい存在だったのか,あるいは地方自治を担っているということですから,逆に頼もしい存在だったとか,その辺はいかがですか。
 
市長
 福岡市として,つまり一番大きな市として,町村会の存在をどう捉えているかということですか。
 
記者
 町村会というか,山本町長は力がありますので,よその県の町村会の会長とは少し違うのではないですか。
 
市長
 説明しにくいですが,私は別に何か山本さんに対して思いがあったわけではないのですが,実力があるというか,町村会は山本さんのもとで一つの結束があるなと思っています。一つにまとまっているなというのは,いろいろなところで交渉している途中でもそれはそう思いましたし,もう一つは,県との結びつきも非常に強いなというのは感じていましたが,それは当然と言えば当然ですよね。町村会というのは,町と村ですから,当然県の影響力は大きいわけですし,県にお願いすることも逆に大きい。例えば予算にしたって,県を通して国に予算をお願いすることが多いでしょうし,我々の場合は,政令市ですから,もちろん分野によっては県と一緒にやりますが,我々独自で政府にお願いをして,というようなこともありましたから,そういう意味では自ずと立場は違います。印象では,何というのか,タフなネゴシエーター(交渉人)だなということは事実ではないですか。
 
記者
 勉強不足で申しわけありませんが,市長会は,谷井市長が代行をとられる形で進んでいくということでよろしいですか。それとも,市長が何らかの動きをされることになるのですか。
 
市長
 市長会をやってみないとわからないかもしれないですが,谷井さんはいま代行なので,谷井さんが代行のままでいいのか,新しい市長会会長さんを選ぶのかということになるのでは。
 
記者
 ご自身で立たれるということは。
 
市長
 私はありません。
 
記者
 なぜですか。
 
市長
 私よりも政治経験の長い市長さんもたくさんいらっしゃいますし,いまはまだしっかり勉強している途中ですから。
 
記者
 どなたかを推されるということにはなるのですか。
 
市長
 その日に取材に来られたら,もめることなく新しい市長会会長が決まると思います。
 
記者
 一般論になるかもしれないのですが,県の幹部が贈収賄で立件されるという事態になって,そういうことをやっている方はいないと思いますが,大きな自治体として,ご自分の身も引き締めなければいけないという思いがあると思いますが,何か福岡市としての綱紀粛正の強化策みたいなものを打ち出されるとか,何かあらためて倫理規定を強化するとか,そういうのはありますか。
 
市長
 これは,コンプライアンスにしてもずっとやってきていますから。
 
記者
 特に今回のことでというのは。
 
市長
 特に今回のことに関しては,私が言わなくても,みんな職員一人ひとり,本当に公務員としての自覚をしっかり持っていかなければいけないということは,身を正すという意味で,皆非常に痛切に感じていると思います。
 
 記者
 最近の民主党の動きですが,小沢幹事長とは随分接点もあったと思うのですが,最近の動きについて,どういう感想をお持ちですか。
 
市長
 小沢さんについてですか。
 
記者
 特に小沢さん体制について。
 
市長
 小沢さんの説明が足りているかどうかということが一つのポイントだと思うのですが,どのような場面でかは分かりませんが,国会なのか,もう一回何かどこかできちんとやられるのか。また多分説明があるのではないですか。こういうところがまだ納得できませんというのはだいぶ整理されているでしょうから,どこかでそういう説明をもう一度きちんとお話になる場面があるのではないかなとは思っています。
 
記者
 いま市長のお立場としては,特に党派色もないので,市民のためにということではあるのですが,選挙では民主党の推薦で出られているという事実もあるわけで,そういうお立場からして,いまの小沢さんとか執行部の対応で十分だというふうにはお考えですか。
 
市長
 私は,こういうところがまだよく分かりません,というのが整理された段階で,きちんとお話になった方がいいと思います。それが,いわゆる国会の予算委員会だとか,証人喚問だとか,参考人だとか,そういう場であるべきかどうかは国会の運営の話なのでよく分かりませんが,とにかく,幾つか疑問はあるということについては,もう一回説明をきちんとどこかでされた方がいいなと思います。それは,ご自身とか党の判断も加わっていくのでしょうから,そうなるかどうかというのは分かりません。これだけ,まだ納得できない,という方も多い中ではですね。ただ,どこまで何を言えば納得できるかというのは,それぞれの受け止め方でだいぶ違う人はいるのでしょうが,現時点ではやはり,まだあれとあれは分からない,という人が多いわけですから,そこはちゃんと説明された方がいいかなと思います。
 
記者
 劇団四季が,「コーラスライン」で福岡公演を休止するという発表がされましたが,もちろん4月以降3作品の公演を見て,今後の福岡の体勢をどうするかというのを考えているとおっしゃっていますが,その結果次第では,福岡の演劇文化というもの,福岡の魅力という分では大きなマイナスになる可能性もあると思うのですが,今回の劇団四季の発表について,市長ご自身はどのように受け止められているのか,お伺いします。
  
市長
 演劇といえども商業演劇ですから,ビジネスとしてちゃんと成り立っているかどうかというのは,当然その劇団にとっては大切なお話だと思っています。今回は,専用劇場としてこのままやっていくという形ではないものを選ぶと。つまり専用劇場だと,ずっと人気があれば自分たちの意思だけでいつまででも延長したり,逆にあまり人気がなかったらいつでもやめられる,という大きい自由度はありますが,逆に全責任を自分で負っていかなければいけないという制約もありますので,そういうところから外れようというお考えに変わったと思うのです。改修についても,あそこは劇団四季がミュージカルをやるための専用の劇場になっていますので,ほかの劇団とか演目をやる場合にはそれだけでは装備が足りないので,ほかの方も使っていただくために,劇場としては必要な整備をしていくということだと思うのです。それは劇場を持っていらっしゃる運営する会社と劇団四季との間のお話だったと思います。お客さんの入りとかをいろいろ考えると,そういう形を四季が選んだということだと思います。ほかにも大きな都市には劇団四季の専用劇場がありますから,できれば専用劇場で,同じような形で続いていければ一番いいなとは思います。
 
記者
 いま大阪とか名古屋とかでは十分お客さんが入るけれど,福岡ではどうしても足りなかったような形で,マーケットの部分についても言及されましたが,例えばいま博多座さんもだいぶ苦労をなさっておられますが,市長ご自身,福岡市の演劇のマーケットというのはどのように。
 
市長
 劇場の数と客席とかとの関係を今すぐ詳しく分析はできていませんが,全体的には劇場文化,それから演劇文化も非常に豊かだと思います。例えば,去年の文楽は3日間やりましたが3日間とも満杯で,すぐに売り切れたと聞いていますし,そういった,非常に幅広いジャンルで劇場・演劇文化を楽しむという土壌は福岡にはあると思います。それに対してオーバーキャパというか,劇場は多すぎるのかとか,市民が使う劇場という意味ではなくて,商業演劇としての客席数とかが,需要よりもさらに大きいのかどうかというのは,もう少ししっかり分析しなければいけないと思いますが。
 
記者
 市の観光という意味では,これから海外からもアジアの方がご来場なさって,ある意味四季というブランドの劇場があったら,観光客にも「福岡だったら四季も観れるよ」という一つの武器にはなったと思うのですが,これからアジア観光客の誘致に向けて,四季が撤退するとなると,そういった面ではダメージだとは。
 
市長
 専用劇場でなくなるということは,ミュージカルがいつでもそこでやっていますよ,しかも,劇団四季というビッグネームですよという非常にすっきりした形での運営というか,位置付けが薄れますので,それは残念なことだと思います。劇団四季も,劇場が再開したらまたやってきます,ということはおっしゃっていますので,実際には劇団四季のミュージカルが福岡で観られなくなるということではないのですが,おっしゃるように,そのまま少し頑張っていただけたらよかったかなとは思います。代表がおっしゃっているように,福岡で流行る流行らないというのが,ほかの地域と違うのかどうか,要するに,本当に福岡の人が飽きっぽいのか,九州全体がそうなのか,よく分かりませんが,多分一つ一つ分析されているとは思います。「マンマ・ミーア」は東京で流行ったのに,なぜ福岡では流行らなかったのかとか,実際は分かりませんが,一つ一つのものについては当然ですが分析されていると思います。「ライオンキング」などは私も何回も行きましたが,あの中で動物というか,登場人物たちのセリフの中で,博多弁を使ったり,そういったことの工夫はしていただいていたので,地元の人にも喜んでもらえる形でいろいろな工夫は劇団としてはこれまでもされてこられたと思います。全体のミュージカルを観る人口との割合がどうか,とかいうことだろうと思うのです。
 
記者
 四季を専用劇場に残すために,市長が何かドーンとやられるようなことは。
 
市長
 専用というのがですね。一方でホールが少し足りないという現状もありますから,そういった全体的なバランスで言うと,シティ劇場が逆に他の方が使えるということは,全く悪い話かというとそうではないかもしれませんし,その辺は全体のバランスもあると思います。
 
記者
 アビスパの場合ですと,みんなで応援しに行こう,とかいうのは多分声を大にして言えると思うのですが,劇団四季みたいな一つの商業演劇の場合は,そこまで応援することは難しいということですか。
 
市長
 アビスパは,1つしかない男子のプロサッカー球団ですね。しかも地元の球団だということで,おっしゃるように,みんなで行こうと応援しやすいということはあると思います。そのままの形でずっとやっていただくのが一番なのですが,いまの質問でいただいているように,たくさんある商業演劇の中で,劇団四季1つだけをというのはなかなか難しいですよね。応援したい気持ちはたっぷりありますが。
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