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更新日: 2013年12月5日

博多の豆知識 vol.82


本格派の教会で迎えるクリスマス

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 クリスマスはもともと宗教行事であり、家族でクリスマスを祝ったり、教会のミサへ行くのが本来の過ごし方です。教会というと、信者でないと入れないような印象がありますが、礼拝の時などは一般にも開放されています。宗教行事の場だということを忘れず、マナーをもって行動すれば見学も可能。クリスマスは本格的な教会やミサを体験するちょうどいい機会でもあります。
 福岡市内にも歴史ある教会がいろいろあります。例えば2006年に福岡市都市景観賞を受賞した福岡警固教会。ツタに覆われた建物が印象的で、1885年(明治18年)に創立された福岡で最も古いプロテスタントの教会です。現在の礼拝堂は1929年に建設されたもので、内部にはパイプオルガンも備えています。

 また1900年代の前半に日本で活躍したアメリカ人建築家W・M・ヴォーリスは、各地で教会建築を多く手がけました。福岡市内にも彼の設計した教会がいくつか残っています。日本福音ルーテル博多教会、福岡社家町教会、日本バプテスト福岡基督教会、日本バプテスト東福岡教会などです。ヴォーリスの後継事務所が建替えを担当した福岡中部教会もあり、いずれもどことなくレトロな雰囲気が魅力。

 キリスト教系の学校もチャペルを備え、礼拝が行われています。早良区の西南学院大学、南区の福岡女学院大学には、いずれも立派なパイプオルガンを備えたチャペルが建っています。変わり種ではホテル日航福岡のブライダル用チャペル。専属の音楽ディレクターがいて、海外の演奏家を招いて定期的なコンサートも行っています。クリスマスミサもコンサート形式で行われるので、楽しみながら気軽に参加したい人にはおすすめです。