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  • 2008年12月16日UP!

073 写真で見る福岡:春 室見川と春霞(川上信也さん)

 福岡市内を流れる室見川の近くに住む写真家の川上信也さん。毎年、早春になると博多湾から室見川をのぼってくるのがハゼ科の魚シロウオで、2~4月にかけてシロウオ漁が行われます。「室見川のシロウオ漁は、まさに福岡に春を告げる風物詩。室見川は家から近いこともあってよく撮影するのですが、春先から河口で潮干狩りも楽しめるし、堤防にずっと続く桜並木もとてもきれいです」。春の花といえば桜と菜の花ですが、この両方を一度に撮影できるのが能古島。「菜の花と桜、それに博多湾が一緒に撮れる絶好のスポットです」

 また、川上さんは春霞もよく撮影するとか。「少しかすんだ光景が好きなんです。街全体が淡いトーンになって、まるで蜃気楼のように街並が見えます」。よく撮影するのは西区の今津や愛宕山から、海とともに見える福岡の街並。「海越しに福岡タワーなどがかすんで見えるのは幻想的でもあります」

 川上さんの写真には海越しに見える福岡タワーがたびたび登場します。福岡の街を象徴するシンボル的なものが福岡タワーだと川上さんは言います。「那珂川の川面に映る中洲のネオンなど、福岡らしい光景というのはいくつかありますが、とりわけ福岡タワーはわかりやすいと思います。小さくても特徴的な形で、すぐに福岡の景色だとわかりますね」

案内人プロフィール

川上信也さん

写真家

1971年生まれ。97年から大分県くじゅうの山小屋に住んだのをきっかけに写真を始める。現在はフリーの写真家として主に九州各地の自然風景を撮影。著書に福岡の四季を写し取った『福岡の休日』ほかがある。

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