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  • 2008年7月15日UP!

030 人々のエネルギーを感じる博多の屋台(イッセー尾形さん)

 福岡の風物詩として多くの人があげるのが、夜になると那珂川沿いやビルの谷間に出現する屋台。夕暮れ時、どこからともなくリヤカーを引いた人が現れ、手際よく屋台を組み立て、料理の準備を始めます。実はイッセー尾形さん、2006年にNHK福岡放送局が制作したドラマ「たった二人の人生ドラマ」に出演しましたが、これは中洲の屋台を舞台にしたもの。このドラマに台本はなく、毎回ゲスト1人を迎えてイッセーさんと即興芝居をくり広げるというユニークなものでした。ゲストの1人として福岡出身の俳優、小松政夫さんも参加。実際に中洲の一角に屋台のオープンセットが組まれて撮影されたそうです。

 イッセーさんが福岡に住んでいた頃は子どもだったため、屋台に行ったことはなかったそうです。実際に屋台を利用したのはずっと後になってから。けれども「フラットで気持ちがいい場所」とすっかりお気に入りのようです。「博多では屋台とサラリーマンがセットになってる感じ。博多のサラリーマンは全然疲れてなくて、アフター5でもエネルギーがある。だから屋台で食べて、飲んで、楽しく過ごす。その前向きなエネルギーがいいね」。屋台でどんなものを注文するか聞いてみたところ「食べものは何でも美味しいから、隣の人が頼んでるものを参考にして注文する」とか。「魚、特にイカとかサバが好きですね。あとは高菜、高菜チャーハンなんかいいですね」

  福岡では現在でも162軒(2008年4月1日現在)の屋台が営業していて、全国的にもこれだけの屋台が残っている都市は他にありません。仕事帰りのサラリーマンはもちろん、福岡では若い女性や家族連れで利用する人もめずらしくありません。メニューも豊富で、屋台によってラーメン、焼き鳥、天ぷら、おでん、餃子など自慢料理があります。中には中華やフレンチ、イタリアンといった変わり種の屋台も。屋台での人情味あふれるコミュニケーションも魅力のひとつで、福岡の夜を彩るには欠かせない存在となっています。

案内人プロフィール

イッセー尾形さん

俳優

1952年生まれ。福岡市出身。日常のユーモラスな風景を切り取った一人芝居で人気が高い。2006年にはNHK福岡放送局が制作した福岡・中洲の屋台を舞台にした即興芝居「たった二人の人生ドラマ」に出演。

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