


「ラーメン屋の倅(せがれ)なのでラーメンは大好き」というのが口癖の王監督。福岡に住んで14年になる王監督は、もちろん博多ラーメンが大好きだそうです。「ラーメン好きは、実家が中華料理店を営んでいたこともあり、幼い頃から一番なじみのある食べものだったからでしょう。お店の材料を使って、自分でラーメンを作って食べたこともありましたよ」と王監督。
そんな王監督だからこそ「博多に来たら必ず食べてほしい料理のひとつ」と言うのが博多ラーメン。博多ラーメンは豚骨をじっくり煮込んで作る乳白色のスープが特徴。旨味がぎっしり詰まったスープとストレートな細麺の相性はぴったりで、一度食べると病みつきになる人も多いようです。お店で麺の硬さを注文できるのも博多ならではの習慣で、地元の通は「バリ硬(かた)」などと言って、かなり硬めにゆでた麺を好みます。さらに「替え玉」も博多ラーメンの特色のひとつ。スープはそのままで麺だけをお代わりできるシステム、博多ラーメンは麺が細いため、一度に大量の麺を入れて伸びてしまわないための工夫とも言われています。
現在、福岡市内はもちろん、近郊にも、さらには関東や関西圏にも店を出す博多ラーメン専門店が多数あります。「博多ラーメンの良さは、味もさることながら、それぞれの店が競い合って、お客さんに喜んでいただける味を追求していること。そういったチャレンジ精神、向上心に裏付けられた食べものだということが素晴らしいと思います」と王監督の推薦の弁。


王 貞治さん
福岡ソフトバンクホークス監督
1940年生まれ。現役時代は通算本塁打数868本など数々の記録を打ち立てる。1995年より福岡を本拠地とするホークスの監督。これまでに、1999年、2003年とホークスを2度の日本一に導いている。