
導入の背景
近年、水道事業においては、地球温暖化対策や廃棄物の減量化、資源の有効利用など、環境保全対策を一層すすめ、環境にやさしい水道の構築を図っていくことが求められています。 このため、福岡市水道局では、環境保全に係るコストとその効果を数値で把握し、環境保全の取組による費用対効果等を明らかにすることができる「環境会計」を、平成13年度より導入しています。
| 環境会計とは
環境会計とは、事業活動における環境保全のためのコストと、その活動によって得られた効果を貨幣単位(経済効果)や物量単位(環境保全効果)によって定量的に把握し、分析する会計手法です。 |  |
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導入による効果
環境保全のための諸施策について、その投資効果や費用対効果を知ることができるため、効率的で効果的な環境投資を行い、より環境に配慮した事業展開を図っていくことができます。 |
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環境会計の概要
| 平成21年度決算版、平成22年度予算版
平成21年度の環境保全コスト(環境対策に係る費用)は約10億7,500万円でしたが、これに対する経済効果は、約14億8,800万円で、環境費用と経済効果との費用対効果は、約4億1,300万円の効果が得られました。 また、平成22年度においても、環境保全コストとして約11億3,300万円を計上し、これに対する経済効果は約14億1,300万円で、費用対効果は、約2億8,000万円と見込んでいます。 |
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環境保全活動
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定義
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主な取組の内容
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平成21年度決算版 |
平成22年度予算版 |
| 環境保全コスト |
環境保全対策に伴う経済効果
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環境保全コスト |
環境保全対策に伴う経済効果
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投資額
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費用額
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投資額
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費用額
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事業エリア内コスト
事業者が直接的に環境への影響を管理できる領域で発生する環境負荷を抑制する取組のためのコスト |
808 | 1,029 | 1,486 | 1,157 | 1,084 | 1,411 |
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温暖化防止、オゾン層保護その他の環境保全の取組のためのコスト | NAS電池、氷蓄熱空調設備、空気揚水筒設置、汚泥の天日乾燥など | 0 | 228 | 126 | 199 | 275 | 127 |
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資源の効率的利用、用水の効率化や健全な水循環、廃棄物の減量化等のためのコスト | 節水コマ、建設副産物の利用、配水管浅層埋設、アスファルト・コンクリート舗装の中間処理、配水調整システムなど | 771 | 436 | 757 | 886 | 444 | 674 |
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水源かん養林の貯水、土砂流出防止等の機能を高めるためのコスト | 水源かん養林の整備 | 37 | 365 | 603 | 72 | 365 | 610 |
| 漏水箇所の発見及び修復のためのコスト | 漏水防止事業 |
| 上・下流コスト |
事業活動に伴って上流・下流で生じる環境負荷を抑制するためのコスト | 低公害車の導入等 | 0 | 0 | 0.1 | 0 | 0.04 | 0.07 |
| 管理活動コスト |
事業活動に伴って発生する環境負荷の抑制に間接的にかかるコスト | 環境ISO認証取得・運用に係る経費 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0.9 | 2 |
| 研究開発コスト |
環境保全に関わる研究開発のためのコスト | | 0 | 0.03 | 0 | 0 | 0.05 | 0 |
| 社会活動コスト |
社会とのコミュニケーションを図る取組のためのコスト | 植樹祭交流事業、物産展、水道広報 | 0 | 45 | 0 | 0 | 48 | 0 |
| 合計 |
808 | 1,075 | 1,488 | 1,157 | 1,133 | 1,413 |
| 費用対効果(経済効果-費用額) |
413 | 280 |
| 環境保全対策の推移
福岡市水道局では、平成13年度より環境会計を導入し環境保全への取り組みを明らかにしてきました。 これまで、多様な環境保全への取り組みを実施してきましたが、費用対効果の指標値を見ましても、取り組みにより得られる経済効果が環境費用コストを上回っていることから、効率的な施策の実施を行えていることがわかります。 |
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| 環境保全への取り組み
(二酸化炭素CO2などの温室効果ガスの排出削減及び廃棄物の削減) |
近年、地球は人間活動の影響でだんだん暖かくなっています。海面上昇や異常気象を引き起こす地球温暖化は、二酸化炭素CO2などの温室効果ガスの濃度が高くなっていることが原因といわれています。 地球温暖化を防止するためには、温室効果ガスの排出を抑制することや、森林などの二酸化炭素の吸収源を保全、増進する必要があります。 福岡市水道局では、地球温暖化防止をはじめとする環境問題について様々な取り組みを行っています。 |
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| 水道局の取り組みによる環境保全の効果
平成21年度1年間で地球温暖化の原因となるCO2(二酸化炭素)排出量を8,500t削減、これは、庁用自動車が1年間に排出するCO2量に換算して約6,100台分に相当します。 また、産業廃棄物は209,000tの削減効果が得られました。 |
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8,500t-CO2 (水道局で使用している庁用自動車に換算すると約6,100台分) |
| 7,700-CO2 (水道局で使用している庁用自動車に換算すると約5,500台分) |
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水源かん養林の整備
| 概要
水源のかん養機能を高め、水質保全を図る目的で、ダム周辺の森林を購入し整備しています。 |
| 環境保全効果
かん養林の光合成によって大気中のCO2を吸収します。かん養林は緑のダムといわれ、その貯水能力による水源かん養効果や、土砂流出防止効果があります。 |
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空気揚水筒ダム設置
| 概要
ダムの貯留水をコンプレッサーでかくはんし、異臭の原因となる藻類の発生を抑制します。
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| 環境保全効果
水道原水の水質向上により薬品の使用量が削減されるので、薬品製造時に発生するCO2等の温室効果ガスの排出を削減できます。 |
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植樹祭等による植林
| 概要
水源地域や流域の人々との相互理解を深めるため、水源地域で開催される植樹祭等の行事に参加しています。
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| 環境保全効果
植樹祭等で植栽された樹木の光合成によりCO2を吸収します。 |
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| 浄水 CO2の削減量:2,550t 産業廃棄物の削減量:約2,500t | マップに戻る |
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NAS電池(夜間電力貯蔵電池)
| 概要
夜間電力を電池に蓄え、昼間にそれを利用します。
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| 環境保全効果
夜間電力は、火力発電比率が低いため昼間電力に比べCO2等の排出が約2割少なくなっています。 |
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浄水汚泥の天日乾燥
| 概要
浄水処理の際に発生した汚泥を池に貯留し、動力を使わず天日乾燥を行っています。
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| 環境保全効果
天日乾燥により電気使用量が削減できるので、発電時に発生するCO2を削減します。 |
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低公害車の導入
| 概要
車の排出ガスに含まれるCO2等の排出量が従来の車に比べて非常に少ない車を購入しています。
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| 環境保全効果
低公害車の導入により排出するCO2を削減します。 |
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氷蓄熱空調設備
| 概要
夜間電力により氷を製造し、昼間に氷の気化熱を利用して空調を行います。
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| 環境保全効果
NAS電池と同じです。 |
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ISO認証取得、運用
| 概要
平成14年10月にISO14001の認証を取得し、環境保全への取り組みを行っています。
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| 環境保全効果
その取り組みの一つとして、事務所の電気使用量を削減しています。 |
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| 工事 CO2の削減量:265t , 産業廃棄物の削減量:約206,500t | マップに戻る |
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建設副産物の利用
| 概要
配水管の埋設工事等に使用する砂・砕石等の建設資材に再生材を使用しています。
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| 環境保全効果
再生材の使用により産業廃棄物を削減しています。 |
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配水管の浅層埋設
| 概要
水道管(直径300ミリ以下)の埋設深さは従来1.2mでしたが、0.6mでの施工が認められたことに伴い、水道管の浅層埋設を実施しています。 |
| 環境保全効果
浅層埋設に伴い建設機械の稼働時間が減少します。これによりガソリンと軽油の燃料消費を減らし、温室効果ガスの排出を削減します。 |
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アスファルト・コンクリートの中間処理
| 概要
配水管の埋設工事等で発生するアスファルト・コンクリートの産業廃棄物をリサイクルできるよう中間処理しています。
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| 環境保全効果
リサイクルすることで産業廃棄物を削減しています。 |
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節水コマの使用
| 概要
流量を抑制する節水コマを各家庭などのじゃ口に取り付けます。
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| 環境保全効果
節水効果により、結果的につくる水の量が減少しますのでその過程で排出される温室効果ガスを削減できます。 |
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配水調整システム
| 概要
配水管に取り付けた流量計・水圧計を監視しながら電動弁を遠隔制御するシステムです。常に変動している流量や水圧を調整することで給水区域全体にバランスよく給水し漏水量を抑制しています。
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| 環境保全効果
漏水量の抑制により、余分に水をつくらなくて済みます。それに伴い、水をつくる経費やCO2等を削減できます。 |
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漏水防止事業
| 概要
道路下に埋設された配水管は古くなると破損し、見えないところで水漏れをおこしています。そこで、漏水調査を計画的に行い、漏水箇所の早期発見及び修理に努めています。
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| 環境保全効果
配水調整システムと同じです。 |
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