12月20日(日曜日)に食生活改善推進員協議会主催の「親子料理教室」が大楠公民館で開催されました。校区のボランティア「大楠校区ヘルスメイト」の皆さん13人が調理を指導。参加した親子21人と一緒に調理を楽しみました。
「親子料理教室」は、大楠公民館、衛生連合会、食生活改善推進員協議会の協力で平成18年から開催。町内でウオーキングをしていた住民たちが体力の衰えを実感し、「食生活の改善は子どものころから」という思いで、料理教室は始められました。
今回のメニューはお正月に欠かせないお雑煮。子どもたちに地域の伝統を伝えようと「博多雑煮」作りに挑戦しました。
まず、ヘルスメイトの行友(ゆくとも)講師から「博多雑煮」について説明がありました。お雑煮は地域や家庭によって、さまざまな味があり、「博多雑煮」の特徴は、焼きあごの出汁(だし)とかつお菜です。ヘルスメイトの皆さんが2日前から準備していた出汁(だし)が用意されていましたが、子どもたちは見本の焼きあごに興味津々の様子。また、雑煮を食べる箸(はし)、「くりはいばし(クリの木の皮付きのはし)」の由来についての説明の後、調理が開始されました。
博多雑煮。子どもたちに地域の伝統を伝えようと企画されました
調理前に博多雑煮の特徴や由来を講義
焼きあごの出汁(だし)とかつお菜が博多雑煮の特徴です
かつお菜は地域の方が畑で育てたもの。虫食いで穴があるのも有機栽培ならでは
小学校低学年の子どもたちには講師が手を添えて指導しました。にんじんを花形に切るなど、お雑煮は見た目も重要。盛り付けも子どもたちが担当しました。
「博多雑煮」のほかにも、紅白なます、きのこのホイル蒸し、りんご入りシナモンドーナツも作りました。子どもたちが生地を作り、お母さんたちが油で揚げて・・・・と親子とヘルスメイトが協力して、約2時間で料理は完成しました。
ヘルスメイトの皆さんが調理を指導
低学年の子どもには手を添えて、包丁の使い方を指導
にんじんの花形切りも子どもたちの仕事。形はそろっていませんが、頑張りました
親子で仲良く調理します
親子、ヘルスメイトが一緒に調理中
切りそろえられた雑煮の材料。これにブリを加えます
料理が出来上がって、みんなでワイワイ楽しく食べました。会話の中心はもちろん自分たちが作った料理のこと。ヘルスメイトから出世魚であるブリの話を聞くことができて、大変ためになる料理教室でした。
今後も毎月1回、「調理実習を通して、正しい生活リズムやバランスのとれた食生活の大切さを学ぼう!」をテーマに毎月メニューを変えて、公民館で開催されます。
きのこのホイル蒸しを準備中
最後はみんなで会食です