西花畑校区にある桧原桜は、道路拡幅工事で伐採されそうになりながらも、住民と行政との心のキャッチボールにより守られたエピソードで広く知られています。
そのエピソードから20年以上経った今でも、桧原桜は地域の人たちに愛されています。今回はその桧原桜のそばに新しくつくられた「桧原桜公園」を紹介します。
福岡市の事務局の方と地域住民でワークショップを数回開催しどんな公園にするかを話し合いました。
小中学生も参加し桧原桜について学んだり現地調査をしたりいろいろなアイデアを出しあいながら公園づくりが始まりました。
2月24日、「福岡さくらの会」より6本の桜の苗木をいただき、地域の方や小中学校の代表が参加して植樹式が行われました。
植樹式の様子
第1期工事の完成した桧原桜公園
3月、 第2期工事が始まり桧原桜と公園とをつなぐ橋が架けられ、新旧の公園がつながりました
架けられた橋を渡る子どもたち
桧原桜と桧原桜公園を結びます
平成20年の春、石碑の裏にはいつの間にかポストが取り付けられていました。どなたが設置したのかは分かりません。
石碑の裏に取り付けられたポスト
中には桧原桜に関する本が数冊入っており、ふたの裏には「一片がわが人生か花吹雪 霞葛」とあり、外側には「読書後はお戻し下さい」と書いてあります。
時々、本を読まれた方からのお礼の手紙が入っているようです。
咲き誇る桧原桜
桜につるされた短冊
今年も桧原桜並木を歩く人の姿がたくさんみられました。
このページに掲載している記事は「みなみ情報発信隊」隊員が取材し、作成したものです。