Q5:ホタルの飼育法
(1)形態(カブトムシ、クワガタのように硬い羽を持っているので分類上、鞘翅目(ちょうしもく)(類)と
いいます。)
・小さいのが「ヘイケホタル」・・・強くて飼育しやすい
・大型「ゲンジホタル」・・・名前の由来は、源平合戦で源氏が勝ったことから、大きいほうをゲンジホタルとつけたようです。その後、小さいほうを比較してヘイケと呼んだようです。ヘイケホタルを地方によっては、「姫ほたる」と呼ぶ場合があることから。
(2)生態(完全変態:卵、幼虫、さなぎ、成虫)
・卵・・・水辺の草の根元やこけの間に生みつけます。すでに発光します。 2週間前後で孵化(ふか)します。ゲンジホタルのほうが数を多く生みます。
・幼虫・・・幼虫も発光します。最終幼虫の前後で越冬します。清流での生息が確認できるが、淡水性巻貝が多い水田等にも生息します。水温も高いところを好む場合があります。動物性タンパク質を好みます。アサリのむき身・ミミズでもOK、特にヘイケホタルは!
| ヘイケホタル | 脱皮、1回目は2週間後、2回目は20~30日後、3回目は1センチ程度になったころ。脱皮は4回、最終幼虫になります。 |
| ゲンジホタル | 6回脱皮・・・・・大きさが異なる理由は、これ! 脱皮の回数が多いからだよ! |
・蛹(土まゆ)・・・地中でまゆになります。ヘイケホタルが浅い(1~2センチ)場所。 ゲンジホタルは深い(3~4センチ)場所。
・羽化・・・5月下旬から6月下旬です。
・発光・・・日没後20分で発光し始め、30分で飛翔発光に入ります。一定時間とび、しばらく休み、再度飛ぶといった活動を繰り返します。夜半を過ぎると活動が弱まります。昼間は、草の根元などで休息しています(木の葉の裏、落ち葉の下)。発光理由は、(1)探雌(たんし)行動(メスを探す)と(2)外敵に対して発光する虫には毒がある(蛍はないが)ことを知らせています。
・寿命・・・1週間程度(7~10日)です。
(3)発光器
・ヘイケホタル・・・メス 下から3番目の腹部の節1つ オス 下から2(半分・中央付近)・3番目の腹部の節2つ
・ゲンジホタル・・・メス 同じ オス 下から2(全部)・3番目の腹部の節2つ
・発光の原理・・・ルシヘリンにルシヘラーゼ(酵素)とマグネシウムイオン、酸素、ATPが同時に作用したとき発光します。発生したエネルギーの98%が光になるので熱や二酸化炭素が発生しません。このことから冷光といいます。クリーンエネルギーの一種です。
(4)飼育について
・幼虫の飼育は、一般的な水槽・ろ過装置、エアレーションなどで準備OKです。金魚を飼う仕組みの水槽。水温が上がり過ぎないように、ライトはつけないほうがいいです。
・蛹(さなぎ)の場合は、蛹化(ようか)装置といいます。パットに砂をはり、蛹ができやすいようにします。植木ばちのかけらなどを入れるとその下に蛹をつくります。
・容器のサイズ47(たて)×28(よこ)×12(深さ)センチ
・水温は、15~20度がいいですよ。
(5)何を食べるか
・カワニナ、ヒメタニシ、モノアラガイ、シジミ、サカマキガイ。アサリのむき身、ミミズもOK。
(6)情報
- 上石釜付近(早良区)
6月1日から6月15日まで金・土・日に西鉄バスが臨時便を運行
(早良営業所 804-0425) - 早良中学校付近(早良区)
- 瑞梅寺川上流(西区)
注意事項
(1)付近には駐車できるところがほとんどありません。
違法駐車、迷惑駐車にならないようにしましょう。
(2)来年のホタルのためにごみは、持ち帰りましょう。
(3)付近には、住居もあります。迷惑にならないように静かに観察しましょう。
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