Q4:「流星」とはどんなものですか。
(1)流星とは?
宇宙空間には、無数の小さなチリがただよっています。そのチリ(「流星物質」という。)が地球の大気圏に突入する際、その摩擦(まさつ)により、発光する現象が流星です。一般には「流れ星」と呼ばれています。(正確にはチリの一部と空気がプラズマ化して発光。) 「流星物質」の大きさは、大きいもので数cm、普通は数mm程度、重さは重いものでも10g、普通は1gよりもっと小さくて軽いものです。 このように非常に小さい物体ですが、大気圏に突入する速度が秒速数十kmという猛スピードなため、地上からも観測できるぐらい明るく発光するわけです。 なお、発光する位置は地上から数十km~100kmぐらいの高度だといわれています。
(2)流星群とは?
流星群とは、この流星がある時期に大量に出現するものです。このような流星群は、ふつう次の2つの特長があります。
1.特定の周期をもって出現する。 2.天空の特定の一点を中心点(これを「輻射点(ふくしゃてん)」といいます。)として、 放射状に出現する。
流星群は「しし座」以外にも「ペルセウス座」、「ふたご座」等たくさんあります。 流星が著しく大量に出現した場合、それを「流星雨(りゅうせいう)」、さらに多い場合を「流星嵐(りゅうせいあらし)」ということもあります。 なお、流星群に対して、散発的に出現する流星を「散在(さんざい)流星」といいます。
(3)流星群発生のメカニズムは?
実はこの謎を説くカギは「彗星(すいせい)」にあります。 彗星は、小惑星などと同様、太陽を巡る天体のひとつです。楕円軌道を描いて一定の周期でくりかえし太陽に近づく周期彗星や、一度きりで二度ともどってこない非周期彗星などがあります。 「ほうき星」とも呼ばれるように長い尾をたなびかせていますが、その本体(頭の部分)は、氷、ドライアイス、砂粒のようなものが混ざったものと考えられています。(よく「汚れた雪だるま」等と表現されます。) この彗星が太陽に近づいたときに、太陽の熱によって氷等が少しづつ溶けてたくさんの砂粒のようなチリが放出されます。やがてこのチリは彗星の軌道上を少しづつ彗星からはなれていき次第に彗星の軌道上に広がっていきます。 この彗星の軌道上にあるチリこそ流星群の素「流星物質」になるものです。 そして、地球が公転運動により、このチリの帯に突入するときに流星群が出現します。また、同時にこのことが、流星を一定の周期をもって出現させている原因となっているものです。 以上のことから、彗星は流星の母といえるものなのです。実際に、ある流星群のチリの元となる彗星をその流星群の「母彗星」と呼びます。
(4)「しし座流星群」とは?
毎年11月に、しし座の特定の位置を輻射点としてあらわれる流星群のことです。 「しし座流星群」の母彗星は、太陽の回りを33年周期でまわっている「テンペル=タットル彗星」。33年ごとにこの彗星が地球の公転軌道を通過するたびに、「しし座流星群」が大出現をおこす可能性があります。 直近では、1998年に地球の公転軌道上を通過。2001年に見られた大出現はたいへんな話題になりました。
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