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更新日: 2015年10月13日

PM2.5の成分分析調査について
~PM2.5の成分って何だろう?~


PM2.5は大気中に浮遊する大きさが2.5 マイクロメートル以下の粒子のことで,単一の化学物質ではなく,炭素成分,イオン成分,無機元素などを主な成分とする,様々な物質の混合物となっています。
福岡市では,大気汚染防止法の常時監視として位置付けられたことに加え,PM2.5対策や健康影響調査に役立てるため,PM2.5の成分分析調査を実施しています。平成26年度の調査結果を報告します。



●PM2.5の成分について

PM2.5は,その発生する原因によって,以下の3種類に分類されます。

①自然由来のもの(黄砂,火山噴煙など),
②人間の活動に由来するもの(工場,自動車からの排ガス),
③空気中の化学物質が反応して生成するもの(二次生成粒子)

①~③から発生するPM2.5の主な成分について,現在,下記のようなことがわかっています。


PM2.5の発生源の図

PM2.5発生源の図の画像

PM2.5の主な成分
発生源の分類 主な成分
①黄砂,火山噴煙など無機元素 等
②工場,自動車等から
直接排出される粒子
元素状炭素
有機炭素
無機元素 等
③二次生成粒子
(空気中の化学物質が
反応して生成するもの)
硫酸イオン
硝酸イオン
アンモニウムイオン
有機炭素 等


「無機元素」とは,ケイ素や鉄,アルミニウム等の金属と呼ばれる元素のことです。

「イオン成分」とは,PM2.5の中で水に溶ける成分のことで,中でも「硫酸イオン」は生成されるまでに時間がかかるため,遠方から運ばれてくる可能性が高いと言われています。

「元素状炭素」とは,ものが燃えた時にできるススのようなもので「ブラックカーボン」とも呼ばれます。

「有機炭素」とは,さまざまな有機物すべてのことで,PM2.5の中には数百種類以上含まれていると言われています。



●PM2.5の成分分析調査の結果


【調査時期】

春季・夏季・秋季・冬季の年4回 2週間/1回


【調査項目】

炭素成分(有機炭素等の3項目),イオン成分(硫酸イオン等の8項目),無機元素成分(鉄等の30項目)


【調査結果】

市役所局における平成26年度平均のPM2.5の成分割合(図1)と季節毎の成分濃度(図2)を示します。
PM2.5の成分を分析した結果,最も割合が多いのは硫酸イオンであり,季節毎に見ると春季が最も高く,夏季に低い傾向でした。



図1    PM2.5の成分割合(市役所局,平成26年度平均)

PM2.5の成分割合を表す円グラフの画像

図2    PM2.5の季節毎の成分濃度(市役所局)

PM2.5の季節毎の成分濃度を表す棒グラフの画像