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更新日: 2019年3月14日

PM2.5の成分分析調査について~PM2.5の成分って何だろう?~


PM2.5は大気中に浮遊する大きさが2.5 マイクロメートル以下の粒子のことで,単一の化学物質ではなく,炭素成分,イオン成分,無機元素などを主な成分とする,様々な物質の混合物となっています。
福岡市では,大気汚染防止法の常時監視として位置付けられたことに加え,PM2.5対策や健康影響調査に役立てるため,PM2.5の成分分析調査を実施しています。平成29年度の調査結果を報告します。



●PM2.5の成分について

PM2.5は,その発生する原因によって,以下の3種類に分類されます。

  1. 自然由来のもの(黄砂,火山噴煙など)
  2. 人間の活動に由来するもの(工場,自動車からの排ガス)
  3. 空気中の化学物質が反応して生成するもの(二次生成粒子)

1~3から発生するPM2.5の主な成分について,現在,下記のようなことがわかっています。


PM2.5の発生源の図

PM2.5hasseigennnozu


PM2.5の主な成分
発生源の分類 主な成分
1 黄砂,火山噴煙など無機元素 等
2 工場,自動車等から直接排出される粒子元素状炭素
有機炭素
無機元素 等
3 二次生成粒子
(空気中の化学物質が反応して生成するもの)
硫酸イオン
硝酸イオン
アンモニウムイオン
有機炭素 等


「無機元素」とは,ケイ素や鉄,アルミニウム等の金属と呼ばれる元素のことです。

「イオン成分」とは,PM2.5の中で水に溶ける成分のことで,中でも「硫酸イオン」は生成されるまでに時間がかかるため,遠方から運ばれてくる可能性が高いと言われています。

「元素状炭素」とは,ものが燃えた時にできるススのようなもので「ブラックカーボン」とも呼ばれます。

「有機炭素」とは,さまざまな有機物すべてのことで,PM2.5の中には数百種類以上含まれていると言われています。



●PM2.5の成分分析調査の結果


【調査時期】

春季・夏季・秋季・冬季の年4回 2週間/1回


【調査箇所】

市役所局,西新局,元岡局


【調査項目】

炭素成分(有機炭素等の2項目),イオン成分(硫酸イオン等の8項目),無機元素成分(鉄等の30項目)


【調査結果】

平成29年度の市内3局平均のPM2.5の成分割合(図1)と平成25年度から平成29年度までの季節毎の成分濃度(図2)を示します。
平成29年度のPM2.5の成分を分析した結果,硫酸イオンの割合が最も高い結果となりましたが(図1),経年的にみると春季および秋季の硫酸イオン濃度は減少傾向でした(図2)。



図1    PM2.5の成分割合(平成29年度,市内3局平均)

平成29年度PM2.5成分分析グラフ


図2    PM2.5の季節毎の成分濃度(平成25~29年度,市内3局平均)

H25からH29年度PM2.5成分分析グラフ