水道法(昭和32年法律第177号)

皆さんが普段、何気なく使われている水道水。 同じ水道水でも、水道管(水道本管)から蛇口までの構造によっていくつかの種類に分けられており、それぞれに衛生管理の方法が異なります。 ここではそういった飲み水の衛生管理について見ていきましょう。
水道水の通り道
蛇口から出てくる水道水が、どこを通ってきているかご存知ですか? 水道管本管から蛇口までの給水方法には、大きく以下の2つにわけられます。
1.直結式(直結増圧式を含む)
途中に受水槽などを経由せず、水道管から直接蛇口までつないで給水する方式です。直接各戸に給水するため、特別な管理は必要としません。ただし配水管の断水時や、3階建て以上の建物などポンプを使って給水している場合(直結増圧式)は、停電時にも給水ができなくなってしまうデメリットもあります。
2.貯水槽式
受水槽に一時的に貯めて給水する方式です。この水をポンプで直接蛇口まで給水するか、さらに別の水槽(高置水槽もしくは高架水槽)を経由して給水します。貯水槽式の場合、水槽の定期的な清掃や保守・管理が必要となりますが、断水時や停電時にも受水槽に残っている分は給水が確保できるというメリットがあります。
貯水槽式の場合、管理が悪いと水質の悪化を招くことになります。 貯水槽の設置者(ビル・マンション等の管理者や所有者など)は1年に一回程度は清掃し、定期的に点検・水質検査を行うことをおすすめします。 なお、有効容量が10立方メートルを超えるものにつきましては、「簡易専用水道」に該当し、保健福祉センターへの届出および法で定められた検査・維持管理が必要になります。 また、特定建築物に該当する場合にも、維持管理や水質の検査などを行わなくてはなりません。
 |
手掘りの穴に石材やコンクリートで周りを補強した井戸です。
|
|
ケーシング(管)を地下水が豊富な層まで挿し込んで掘った井戸です。ストレーナーと呼ばれる先端部分の穴の開いたところからケーシング内に入ってきた水をくみ上げて利用します。
|
浅井戸と深井戸
地下の奥深く、水を通さない岩盤層を越えて掘り下げられた井戸を「深井戸」といい、それより浅いものを「浅井戸」といいます。 家庭で使用されている飲用井戸の多くはこの「浅井戸」になりますが、このタイプの井戸の水は周囲の環境の影響を非常に受けやすく、汚染されやすいという特徴を持っています。 安心してご利用いただくためには……
- 設置の際は下水溝やトイレ、畜舎など、汚染の原因となるものからなるべく遠く離す。
- 密閉式のフタや防虫網をつけた通気管を設け、雨水、ごみ、昆虫などが入らないようにする。
- ポンプなどの設備や井戸周りを定期的にチェックし、清潔にしておく。
- 使う前に水の観察をし、定期的に水質検査を行う(1年に一回程度)。
|
といった注意が必要です。 また、できるだけ雑用水として利用し、飲み水として使用される場合は、塩素などで消毒した上で使われることが望まれます。
水質検査は各区保健福祉センター(有料)のほか、民間の検査機関で行うことができます。詳しくは最寄の保健福祉センター衛生課までお気軽にお問い合わせください。
|
|
|
|
|
|