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更新日:2024年7月1日

 家庭用品を安全に使うには

有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律(昭和48年法律第112号)


 衣類や洗剤、防水スプレーなどの身近な製品(家庭用品)が原因で、健康被害や事故が起こることがあります。
関連項目(「シックハウス」)

洗剤や防水スプレーなどの身近な製品のイラスト


衣類によるかぶれ

◇原因

 衣類には、縮み防止などを目的としてホルムアルデヒド(ホルマリン)が使用されています。肌が敏感な人はこれが原因で、衣類が肌に触れた部分に発疹やかぶれができることがあります。


◇対策

 ホルムアルデヒドは洗濯することでほとんどの量を取り除くことができます。
 気になる方や肌が敏感な方は、新しい衣類を購入したときは1~2回洗濯したうえで着用するようにしましょう。


!赤ちゃんは特に注意!

 赤ちゃんの肌は大人よりも敏感なため、ほんのわずかの量のホルムアルデヒドでも影響を受けてしまうことがあります。このため、赤ちゃん用のおむつやよだれかけなどは製品からホルムアルデヒドが検出されないことが法令で定められています。

 お店で販売する際も、大人用の衣類や周囲の家具、建材から発散されるホルムアルデヒドが移ってしまうおそれがあるため、赤ちゃん用の衣類はポリ袋で包装されています。

 家庭で赤ちゃん用の衣類を保管するときも、家具や衣類(特に大人用の新品のもの)から発散されるホルムアルデヒドが移らないよう、袋に入れてしまいましょう。

赤ちゃんのイラスト

!ドライクリーニングから戻ってきた衣類も注意!

 ドライクリーニングから戻ってきた衣類を着たら、衣類に触れた部分の皮ふが炎症を起こしたという事例があります。これは、衣類に残っていたドライクリーニングの溶剤が皮ふの細胞を侵して皮ふ炎を起こしたものです。このような被害を防ぐため、次のような対策を取りましょう。
 また、特に皮革製品や厚手の衣類、厚地部分や肩パットは溶剤が残りやすいので注意しましょう。

衣類のイラスト
  • ドライクリーニング後すぐの着用を控える。
  • ドライクリーニングから戻ってきた衣類は、かかっている袋やカバーを外して収納する。
  • 石油や溶剤のにおいがするうちは着ない。
  • 石油や薬剤のにおいがある場合は、風通しのよい屋外でにおいが無くなるまで陰干しする


(トイレ用洗剤,漂白剤,カビ取り剤などを使うときは)洗剤は混ぜないで 

 塩素系洗剤(次亜塩素酸ナトリウムを含む洗濯・台所用漂白剤やカビ取り剤)と、酸性洗剤(塩酸などを含むトイレ洗浄剤など)を混ぜて使うと、有害な塩素ガスが発生し、これを吸い込むことで健康被害が起こります。
 家庭用洗剤が原因となった事例では、咳や目・のど・鼻などの痛み、嘔吐、頭痛といった症状が出ています。


◇対策

 「混ぜるな危険」という表示がある洗剤は、ほかの洗剤と一緒に使用してはいけません。洗剤を使用している際にからだの異常を感じ、その原因が塩素ガスであると思われる場合は、速やかに空気がきれいな場所に移動し、医療機関を受診しましょう。
(塩素ガスが大量に発生したおそれがある場合は、消防署にも連絡しましょう。)
 そのほか、以下のことに注意して使用しましょう。

  • 製品のラベル表示を見て、どのタイプの洗浄剤(塩素系、酸性、中性など)かを確認しましょう。
  • 使用するときは、必ず換気しましょう。
  • 洗剤に直接触れると肌が荒れることがあります。素手ではなく、ゴム手袋を付けて使用しましょう。
  • 使用するときは、洗剤が目に入らないようにしましょう。
  • 誤飲や誤使用、いたずらを防ぐため、子どもの手に届かない場所に保管しましょう。
  • 誤飲を防ぐため、食品と間違えない場所に保管しましょう。


このほかにも、様々な家庭用品が原因となって健康被害や事故が発生するおそれがあります。

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