福岡市において,今年度29件ノロウイルスの集団感染が報告されていますが,そのうち31件が11月に入り報告がありました。(平成30年12月13日現在)
福岡市におけるノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生(報道発表)
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は,1年を通して発生していますが,特に冬に流行します。
特にこれからの季節は,感染を広げないために,予防対策を心がけましょう!
・ノロウイルスに汚染された二枚貝などを生あるいは不十分な加熱で食べることなどにより、感染する。
・ノロウイルスに感染した者のふん便や吐物の不適切な処理により、手指等を介して二次感染を引き起こす。
・下痢、吐き気、おう吐、腹痛、発熱(38℃以下)です。
※患者のふん便や吐ぶつには,大量のウイルスが排出されています。
・食事の前やトイレの後などには,必ず手を洗いましょう。
・手洗いの後、使用するタオル等は清潔なものを使用しましょう。
・調理をする時、トイレの後や食事の前にはよく手を洗いましょう。
・二枚貝などを調理する場合は、十分に加熱(食品の中心の温度が85℃~90℃で90秒以上)してから食べましょう。
湯通し程度の加熱ではウイルスは死にません。
・調理台や調理器具は、85℃以上で1分間の加熱または次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)による消毒が有効です。
ノロウイルスによる食中毒予防については,下記サイトをご覧ください。
■ノロウイルスによる食中毒に注意!!(福岡市保健福祉局生活衛生部 食品安全推進課)
■厚生労働省ホームページ
■国立感染症研究所ホームページ