区長が東区で活動する団体の活動に参加し懇談することで、区政への積極的参加及び理解や協力を得るとともに、地域活動の実情を把握し区政への参考としています。
1月29日、ゲストハウス「HARE to KE(ハレとケ)」を見学後、箱崎商店街「玉手筥プロジェクト」の報告会に参加し、「商店街の活性化」をテーマに意見交換を行いました。
玉手筥プロジェクトリーダーの斉藤氏から説明を受けました。箱崎では、九州大学移転などに伴い閉店する店もある中、まちを盛り上げようと、平成3年に、「NPO法人筥崎まちづくり放談会」が組織(法人化は平成14年)され、筥崎宮放生会に合わせたイベント「ハコフェス」や路地にお店が集まって行うマルシェ「縁市ハコぽっぽ」などを箱崎商店街と連携して開催しています。そんな中、より箱崎のまちの活性化を図ろうと市や九州電力などの協力を得て、「玉手筥プロジェクト」を立ち上げ、地域の皆さんが参加するワークショップや、商店街で活躍している人をポスターにした写真展を開催しました。
ワークショップででたアイディアは、旅行者を対象とした箱崎体験ツアーを開催するとともに、誰もが集えるゲストハウス「HARE to KE」(※)をオープンさせるなど徐々に実現しています。
斉藤氏は、「これからも、ハレ(非日常・旅人)とケ(日常・箱崎の人たち)が出会い・つながることで、まちがいきいきする仕組みを作っていきたい」と熱く話しました。
斉藤氏がスライドでプロジェクトの報告
平成30年6月にJR箱崎駅前にオープンした宿泊施設。九州大学の職員や学生、地域住民に長年親しまれてきた集会所「三畏閣」の建具などを利用しています。
「HARE to KE」入り口
畳を生かした温かみのある空間
ギャラリースペースもあります
などの意見がありました。
さまざまな立場の人から意見を聞くことができました
玉手筥プロジェクトの皆さんには、地域の振興にご尽力をいただきありがとうございます。商店街の振興は、商売をされている皆さんの意欲とそれを支える地域のサポートがあって進んでいくことだと思います。これからもぜひ地域が一体となって、新しい取り組みをどんどん打ち出していただければ幸いです。私も、前職で少しだけこのプロジェクトの話を聞いておりました。縁あって東区長を務めることになりましたので、商店街の振興部署や観光部署とは異なる視点で商店街の振興に携わっていきたいと思っています。今後も皆さんと連携して地域の発展に力を尽くしていきますので、引き続きご協力をお願いいたします。
全員で記念撮影