
中野正剛の銅像 | 鳥飼八幡宮の境内の一角に、大正から昭和にかけての政治家・中野正剛(せいごう)の銅像が、演説姿で威風堂々と立っています。
中野正剛は明治19年、現在の荒戸1丁目に生まれます。早稲田大学を卒業後、ジャーナリストや衆議院議員として活躍しましたが、第二次世界大戦中に当時の首相であった東條英機と反目。倒閣工作に関わったとして昭和18年に検挙・拘留された末に、突然の自殺を遂げました。
正剛の演説は名演説で、どこでも超満員だったようです。後の竹下登首相も、学生時代に正剛の演説を聞いて感動し、政治家の道を志したというエピソードも残っています。
銅像の裏には、儒学者・孟子の「豪傑之士雖無文王猶興」という言葉を彫った碑が埋め込まれています。
「才知や徳のある豪傑は、文王(中国古代の天子)の教えがなくても、自発的に立ち上って善を行うことができる」という意味で、「猶興(ゆうこう)」は正剛が好きな言葉でもありました。 |